日曜日のデザート?
むかしからマクドナルドのメニューで気になっているのがサンデー。
最初はデザートであることすらわからなかったのだけど、あれってアイスクリームにフルーツソースとかがかけてあるんだよね。
「日曜日」と何か関係あるのかな?、とか、すっごく気になっていた時期があったのだ。
で、実際に食べてみると、アイスの下にコーンフレークなどのシリアルがあったりするデザートなんだよね。
そこでふと疑問に思うのが似たようなデザートのパフェとの違い。
確かにパフェの方が果物があったり、ウェハースが刺さっていたりとちょっと豪華なイメージで、サンデーはその簡素版という感じだけど、実際はどうなんだろう?、と思って少し調べてみたよ。
時代的に先行しているのはパフェのようで、仏語ではパルフェ(parfait)で、「完全な、完璧な」という意味なのだ。
これは「完全なデザート」というところから来ているらしくて、アイスとかチョコとか果物とかが盛りだくさんでのっているところから来ているみたい。
本場のパルフェは、クリームのうえに型にはめて固まらせたアイスクリームをのせ、そこにソースをかけたり、果物をトッピングしたもので、ちょっと豪華なアイスという感じみたい。
これが日本に来て、独自の進化を遂げて今のパフェになったようなのだ。
日本だと、さらにプリンがのっていたり、スポンジケーキの角切りが入っていたりともっとボリュームがあるよね。
それに、アイス主体というよりは、クリームと果物が主体で、そこにアイスもあるという印象なのだ。
ボクなんかはバナナチョコレートパフェが好み。
一方、サンデーもアイスクリームを主体としたデザートで、19世紀の終わりに米国で発明されたみたい。
諸説あるようだけど、日曜日の安息日にも手軽に提供できるデザートして、アイスクリームにチョコやフルーツソースなどを簡単にトッピングするものとして考案されたんだとか。
最初は日曜日のデザートでそのまま「Sunday」としていたんだけど、キリスト教徒から不敬だというクレームが付いたとかでつづりを変えて「sundae」になったと言われているそうな。
最初は日曜日の昼間に路上で提供されていたんだけど、当時の冷凍技術では夜にはアイスがとけてしまうので、そこからサンデーは昼間のデザートと言われるようになったみたいだよ。
今でも、パフェは夜に食べるもの、サンデーは昼間に食べるもの、という区分をする節があるのはそこから来ているみたい。
また、一説には、日曜日の安息日にも休日出勤している職員にご褒美としてトッピングしたアイスを提供したことに始まるというのもあるみたい。
いずれにしても、「日曜日」というのが関係しているようなのだ。
なので、ボクの第一印象もあながち的はずれではないというわけなのだ(えっへん)。
一般には、パフェはかなりごてごて盛りつけるけど、サンデーはあくまでもアイスにトッピングする、という仕切りなので、パフェは細長いグラスに入れ、サンデーは丸いグラスに入れるなんて区分けもあるんだよね。
でも、これは本末転倒で、結果としてそうなっているだけだと思うんだけど。
実際には明確な区分はなくて、なんとなく傾向としてそう分かれている、というのが真実みたい。
別にごてごてのサンデーがあってもいいし、アイスを主体としたあまり飾り気のないパフェがあってもよいのだ。
それと、やっぱりパフェの方がいろいろとのせるのでバリエーションが豊富で、アイスクリームのトッピングの範囲内でしかないサンデーよりも種類が多いし、変わり種も多いのだ。
サンデーだとせいぜいフローズン・ヨーグルトがあるくらいで、後は何味のアイスにどういうソースをかけるか、くらいしかないわけだよね。
そこいくと、パフェの場合は抹茶小豆にしたり、ティラミスをのっけてみたり、といろいろできて、アイスの付いた崩れたケーキ的なことができるわけだよね。
そういう意味でも、無限の可能性があるからパフェの方が「完全」なデザートなのかも(笑)
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