2025/05/24

虫愛づる万博

 いよいよ開幕した大阪・関西万博。
さっそく入場者数のことが話題になっていたけど、現在の話題の中心は「虫」。
どうも虫が大量発生していて、すごいことになっているらしいのだ。
これが「いのち輝く未来社会のデザイン」かと皮肉られてもいるよね・・・。
体調の蒸しとともに生きるのが未来社会ではないはずなんだけど。

現在大発生しているのはユスリカ。
そう、川や池の近くの水辺で「蚊柱」を作っている小さい羽虫。
広義には蚊の仲間ではあるけど、成虫は口は退化していて生殖活動をするだけの存在なので、人を刺したりするわけではないのだ。
そう、ただ単に「邪魔」、「気持ち悪い」と嫌悪感を向けらるだけで、それ以上の実害はないんだよね。
いわゆる「不快害虫」というやつ。
だったらこの繁殖期間はがまんするか、というのもあるんだけど、報道で見る限りはそのレベルは超えていそうだね。
とにかく、虫、虫、虫・・・、という感じだから。

それと、もろい虫なので、手で払ったりするだけですぐ死んじゃうんだけど、そうなると、虫の体液などがつくわけで。
服についた虫を払おうものなら死骸が服にこびりつく、体液がしみる・・・。
何かされる和じゃないから我慢しろと言われても、目の前がむしだらけだからなぁ。
こういうのは一番込めるよね。
万博協会はアース製薬なんかに協力を求めているらしいけど。

このユスリカの幼虫は「赤虫」と呼ばれるもの。
釣餌に使われたり、ペットの魚の餌にしたりするやうだよね。
あの赤いうねうねしたやつが水辺にいて、それが羽化するんだけど、一匹の雌の周りに大量の雄がぐるぐる回って蚊柱を形成するのだ。
川辺とかで出くわしても気持ちの良いものではないけど、その規模がすごいことになっているみたいだからなぁ。
たまったもんじゃないね。
幼虫の住む水域が富栄養化すると大量発生するようだから、今回の万博の開催に当たって周りの水辺でそういうことがあったんだろうね。

見た目が気持ち悪いとして忌避される虫はけっこういて、便所コオロギことカマドウマとか、本当はゴキブリを食べてくれる益虫なのに見た目が怖いと言われるアシダカグモだとか。
花壇とかにいるダンゴムシも、子供の時は平気で触れたはずなのに、大人になるとちょっと気持ち悪いとか思ってしまうよね。
住宅の密閉度が上がり、住環境化都市化していくと蒸しと触れる機会が少なくなるから余計にそうなるのだ。
でも、せっそk動物ってどうしても哺乳類とは全く異なる慶太をしているから、どうしても意思の疎通ができなさそう、と感じてしまい、それが忌避間につながるんだよね。
逆に、犬や猫はなんか話していることが伝わりそうなのでそうはならないのだ。
好きでカブトムシなんかを飼っている人は心の中で会話しているかもだけど。

万博に戻るけど、今は「不快害虫」のユスリカだからまだいいとして、このまま放っておくとボウフラから蚊が湧いてくる可能性も高いよね。
そうなると実害が出るのだ。
夏になっていけば食べ残しなんかにハエがわくこともあるだろうし、万博の虫対策は今後も大変だろうなぁ。
ああいう埋立地って虫が大量発生しやすい環境なんだから、もう少し事前に対策を打てたんじゃないかとも思うけど、どうなんだろう?
跡地利用のIR(統合型リゾート)のことを考えても、虫対策は大きな課題だよね。
ここで日本の虫対策の技術力を見せるのもありだ。

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