2025/07/19

下から注意

 うちの職場の近くは、アスファルトの舗装が少し白っぽいんだよね。
そのせいか、ちょっとまぶしい感じがするのだ。
目が痛い。
砂浜とかと同じ感じ。
でも、この時期に気をつけなといけないのは、むしろ「見えない」方の光。
そう、紫外線。
地面は紫外線も反射しているのだ!


スキー場での「雪焼け」は地表の雪が空からの紫外線を乱反射するから。
冬で日差し自体は強くなくても、紫外線強度は上がっているのだ。
なので、雪焼けで顔面を日焼けするし、ちゃんとゴーグルをつけていないと目が痛くなる、「雪目」になるのだ。
見えないからこそ、ダメージが出てからその存在が分かるんだよね。
気象庁のページによると、紫外線の反射率は地表面の状況で大きく変わるとされていて、新設の場合は驚異の80%!
次に高いのは砂浜で10~25%。
通常のアスファルトは10%程度、水面だと10~20%、草・土だと10%以下、だって。
で、ボクがまぶしく感じている白っぽいアスファルトの場合は、通常の黒っぽいアスファルトより少し高いんじゃないかなぁ。

最近は機構へのづの影響が東京でも気温が爆上がりするし、日差しもかなり強烈になったから、男子日傘なんてのも出てきたよね。
っていうか、真昼間の陰のないところを庁直にどうするなら、ないと死ぬ・・・。
で、日傘はカサなので、当然のことながら情報からの光を防ぐのだ。
可視光や赤外線を防げば熱いのが少し和らぐし、紫外線を防げば日焼けしなくなる、はずなんだけど・・・。
ここで重要なのは照り返し。
アスファルトくらいの反射率ならあまり気にしなくてもよいのかもだけど、地面がもう少し紫外線を反射しそうな状態の場合、地表面で反射された紫外線のことを考えておく必要があるのだ。
特に紫外線い弱い人はね。

雨上がりの地表面だと水にぬれているのでおそらくいつも以上に紫外線を反射しているし、神社の玉砂利のような白い砂利は恐らく砂浜程度には反射していると思われるのだ。
とはいえ、上からくる方が圧倒的に多いわけだから、カサで防ぎつつ、日焼け止めを塗って、紫外線を通さない布地で覆う(基本的には紫外線は透過力が低いので何か布で覆われていればOK)、というのがよいのかな。
完全防備の女性は時々見かけるよね。
暑いのに御苦労様です。

じゃあ逆に、紫外線は鏡のようなもので反射できるのか?
通常の鏡ではダメなんだよね。
古代の鏡は青銅を磨いた銅鏡で、その後は加工の容易さから水銀が使われるようになったのだ。
で、現代の鏡は純銀を使っているんだ。
理由は、可視光のほぼ100%を反射できるから。
つまり、可視光領域においては波長で反射率がほぼ一定なので、正確な色味で鏡像を映し出せるのだ。
ちなみに、赤外線もほぼほぼ反射するよ。
だけど、だけど、紫外線はあんまり反射しないんだよね。

蛍光灯なんかは電気的に紫外線を出して、それを蛍光管内部に塗布された蛍光物質に当てて光っているわけだけど、こういうときに紫外線光源というのはけっこうあるよね。
パリピ御用達のブラックライトなんかもそうだし。
そういうので紫外線が反射できないと困るわけだけど、実は、高純度のアルミだと紫外線を反射するので、それが用いられているのだ。
人間が見る限りは多少光沢の差があるとはいえどちらも銀色だけど、反射する光の波長には大きな違いがあるんだね。
世の中を紫外線で見ている昆虫の場合は、人間が使っている鏡はただの黒い壁にしか見えないけど、磨かれたアルミ板だと自分の姿が映っている姿見になるのだ。

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