2008/03/02

ぞくぞく

今朝はものすごい寒気に襲われたのだ(>_<)
どうも体調を崩しているみたい。
寒くなったり、あたたかくなったり気温の変動が激しいからかな?
ボクはもう年だから、そういう急激な嚥下に弱いんだよね(笑)

こういう寒気のことを悪寒と言うのだけど、悪寒はまさに背中がぞくぞくする不快な感覚指すんだよね。
本当に寒いときや恐怖や戦慄でおののいているときもぞくぞくするけど、発熱する前にも悪寒が走るので、ぞくぞくしたらカゼの初期症状の可能性が高いんだよね。
あたたかくしてゆっくり休んだ方がよいのだ。
これは脳の中の発熱中枢がカゼなどの原因のウイルスに対する抵抗力を高めようと体温を上げる指令を体に出すんだけど(免疫反応は平熱よりも40度近い方が強力になるのだ。)、その指令が出ると寒気を感じるわけ。
実際に寒いと感じているわけじゃないんだけど、発熱しろ、という指令が来るからそういう風に感じてしまうのだ。

悪寒がひどいと鳥肌が立つけど、鳥肌も寒さだけでなく、強い恐怖感などを感じたときに出るのだ。
これは立毛筋という筋に肉が収縮することで毛穴が強く閉じられ、まるで羽をむしった鳥の皮のようにぶつぶつになるのでそう言われるのだ。
関西では「さぶいぼ」とも言うよね。
立毛筋が収縮すると発刊が抑制され、さらに体表面の毛細血管が圧迫されて血流量が減り、体温の低下を防ぐのだ。
立毛筋を動かすことで発熱もするんだよね。
なので、体温を上げようとする反射反応なのだ。

恐怖感や強いストレスを感じたときも鳥肌が立つけど、これはおそらく交感神経が興奮するからなんだよね。
強いストレスを感じるとアドレナリンが多く分泌されて、交感神経が興奮するんだけど、それによって体はいわゆる「臨戦態勢」に入るのだ。
心臓の心拍数や血圧が上がったり、消化管の運動が抑えられたり、体表面の血管が収縮したりするんだ。
むかしの人は寒くもないのに背中がぞくぞくするのに対して、「ぶるぶる」という妖怪を考えたりしたけど、不思議な感覚ではあるよね。

悪寒と似た言葉に悪心というのがあるのだ。
これは別によこしまな心(evil heart)という意味じゃなくて、吐き気などの気持ち悪い状態を指すんだよね。
保健体育ではじめて習ったときはなんのことかと思ったものなのだ。
最近はわかりやすいように「軽い吐き気」なんて書いてあるけど、むかしは薬の説明の副作用のところには「悪心」とだけ書いてあったりしたものなのだ。

2008/02/29

ゴム飴

ボクの好きなお菓子のひとつにグミがあるんだよね。
まだお子様だったころにコーラアップやコズミック21が登場して、そのときからの「おつきあい」なのだ。
当時は新感覚のお菓子だったんだよね。
アメでもなく、ガムでもなく、ソフトキャンディーでもない、その不思議な食感に一気に虜になったものだよ。
その後、明治製菓が果汁グミを発売して一気にメジャーなお菓子になるんだよね。

グミはもともと1920年にドイツで生まれたお菓子で、ドイツ語でゴムを意味するGummiが語源だって。
なんと、そのころのドイツでは子どもたちがかたいものを食べることがなくなっていて、あまりかまなくなったために歯の病気が増えて問題になっていたらしいのだ。
そこでよくかんで食べないといけないかたいお菓子を作ろうと、果汁をゼラチンでがっちりかためたお菓子が作られたのだ。
これがグミの始まりで、作ったのはハンス・リーゲルさん。
ハリボー社を設立して販売を開始したのだ。
というわけで、ドイツのハリボーのゴールドベアは知る人ぞ知るグミの老舗なわけだけど、まさにグミの第一号だったというわけなのだ。

これが欧米で広まっていったわけだけど、もともとよくかむようにとかたいお菓子を目指して作っているので、ゼラチン含有量が30~40%とかたいのだ。
日本でもハリボーのグミや米国のグミを売っているお店があるけど、確かに海外のグミはかたいよね。
ボクはその食感も好きだったのでときどき買っていたけど。
これに対し、日本は別にかたいお菓子を目指していたわけではないので(笑)、食感がよくて食べやすいように、とゼラチン含有量は20~30%と低めなのだ。
その分独特のぷよん、くにゅんとした食感になっているんだよ。
海外のグミだとがちっとかたいし、特に冬なんてかちかちになるのだ。

日本のグミでも最低で20%ものゼラチンが含まれているわけだけど、このためにグミには多くのコラーゲンが含まれているのだ。
ゼラチンはもともとウシやブタのすじや腱、骨、皮などからコラーゲンを煮出したものだけど、まさにそのコラーゲンでかためているのがグミなのだ。
煮魚の煮こごりなんかもまさに同じようにコラーゲンが煮汁に抽出されてかたまったものなのだ。
ちなみにハリボーのコラーゲンはブタ由来のものだって。
で、コラーゲンをとるには皮や豚足、ブタの耳(ミミガー)、ウシのすじ肉、エイヒレ、フカヒレなんかがいいんだけど、圧倒的にグミが食べやすいよね(笑)
甘みが強いのもあるけど、砂糖控えめなものを選べば、高いコラーゲンのサプリを飲まなくてもすむのだ。

ボクがまだお子様で、グミというお菓子が存在していなかったときは、グミといえば木の実だったのだ。
さすがにボクの時代には山でグミの実をとってきて食べるということはなくて、もっぱら小鳥が食べるものと思っていたけど。
食べても渋くて、すっぱくて、少ししか甘くないから、あんまりおいしいものでもないんだけど。
こっちのグミは大和言葉で、「グイミ」が縮まってグミになったようなのだ。
「グイ」はとげのことで、「ミ」はそのまま実、とげのあるツルになるから「グイミ」と呼んでいたみたい。
むかしの子どもは山でグミの実を食べ、今の子はコンビニでグミを買って食べるっていうのはなかなかおもしろいのだ。

2008/02/28

はりついてなんぼ

今日は記念品のワッペンをもらったのだ。
ワッペンなんて手にするのは何年ぶりだろう?
小さいときはアニメとかのキャラクターのワッペンをつけてもらったりしたけどね。
こういうのを記念品で配っているということは、大人でもつける人がいるのかな?
まだピンバッジだったらつけるけど、ワッペンははずせないからそう簡単にもいかないよね。

で、このワッペンというのはドイツ語で、もともとは紋章(emblem)のことなんだとか。
なので、「盾」の形をした紋章系のデザインが多いのはそのためみたい。
紋章をより簡便に衣服や防止に津kる方法として税所に考案されたのかもしれないね。
いちいち衣服に刺繍するんじゃ大変だから。
それがきっと別の服飾目的でも使われるようになったと考えると納得がいくのだ。

ワッペンというと、糸で縫いつける場合もあるけど、たいていはアイロンで接着させるよね。
当て布をして、ゆっくりしっかりプレスしてくっつけるのだ。
そういうアイロン接着型のワッペンの場合は、裏地に「のり」がついていて、アイロンの熱を加えることでその樹脂ののりがとけ、それが再度かたまるので接着剤になるのだ。
はがそうとするとはがれないものだけど、はがしたくなくても洗濯を続けていたりするとはがれてくるんだよね(笑)
もともとそういう接着剤なので、タオルのような起毛した素材やガーゼのような織り目の粗い布は接着面が平らでなく、均一でもないので、うまくくっつけることができないみたい。

似たようなイメージなのがアップリケ。
こっちはフランス語で、ワッペンは紋章のようなデザインされたかざりをくっつけるものなんだけど、アップリケは小さな布端などを縫いつけたり、貼り付けたりして草食する手芸の手法のことなんだって。
切り貼りの芸術はコラージュと呼ばれるけど、ようは手芸の世界でそれをやっているようなものなのだ。
できたものを貼り付けるんじゃなくて、貼り付けてかざりを作るというところが違うみたい。

でもでも、市販のアップリケって、多くは穴が開いたところに貼り付けて隠すようなものだったり、ワンポイントのかざりだったりして、すでに当初の意味は見失われているような気がするんだよね。
のりが裏面についているところもワッペンと同じだし。
なんだかそう考えると違いがあいまいなのだ(>_<)

2008/02/27

これが本当の道路事情

ボクの趣味は言わずと知れたお散歩だけど、歩いていると感じることがあるのだ。
それは日本と米国の道路の違い。
同じアスファルト舗装だけど、なんだか感じが違うんだよね。
これは米国の舗装がデコボコでいいかげん、というだけではないような気がするんだよね。
そこで、そもそもアスファルト舗装とはどういうものなのかまでさかのぼって調べてみたのだ。

アスファルトは原油中に含まれるどろどろの液体で、ほとんど流動性がないものなのだ。
原油の中でももっとも重質のもので、石油精製ではどろどろの重油のさらにその後まで残るものだよ。
まさに石油臭いドロのようなものなのだ。
今は石油精製で最後に残ったものをアスファルトとして使っているけど、天然のアスファルトも産出する地域がけっこうあって、かなりむかしから接着剤などに使われていたようなのだ。
旧約聖書に出てくる「バベルの塔」にも接着剤としてアスファルトが使われていたそうだよ。

でも、アスファルトが一般的になるのは、原油の利用が広まってきた18世紀以降。
石油の精製で必ず最後に残るので、きっとその使い道を考えたのだ。
その粘着性の高さから主に接着剤として使われるんだけど、そんな使い道の中でももっとも身近なのが道路の舗装。
ちなみに、アスファルトは英語ではasphaltだけど、これはギリシア語「アスファルトス(ασφαλτοσ=asphaltos)をそのまま外来語として取り入れたもので、「a」は「しない」、「sphalt」は「落とす」という意味なので、「落とさない・落ちない」というような意味なのだ。
これも接着剤的な性質と関係あるのかな?

実は、日本でも天然のアスファルトが北海道から新潟にかけての日本海側で産出して、それは土器の修復などに接着剤として使われていたんだって。
関東で出土する土器にも使われた形跡があるそうで、流通もしていたようなのだ。
越後の国(新潟)では燃える水の「臭水(くそうず)」がわき出ることが知られていたんだけど、これは天然の原油なんだよね。
なので、日本海側で天然のアスファルトがあっても不思議ではないのだ。
日本で最初のアスファルト舗装が施されたのは長崎のグラバー園内の歩道らしいんだけど、そのときには秋田産の天然アスファルトを使ったんだそうだよ。

で、このアスファルト舗装は、アスファルトを接着剤(結合材)として、砂や砂利の骨材と充填剤のフィラーを混ぜて「アスファルト・コンクリート」というものを作って、道に流してならしたものなのだ。
熱いうちは多少流動性があるから、冷めないうちに流しこんで、それを上からプレスして平らにしてかためるんだよ。
道路工事でバタバタうるさいのがまさにアスファルトをならしている作業なのだ(今あるアスファルトを掘削するドリルのガタガタいう音もうるさいけどね。)。
水道工事をした後なんかはそこだけアスファルト舗装をし直すけど、新しいところだけ少しやわらかかったりするよね。
それが冷めてかたまるとしっかりとして道路になるのだ。
はじめのうちは黒くて、雨が降ると油が浮いてきたりもするんだけど、しばらくするとまわりのアスファルトと同様にねずみ色になるんだよね。
で、ボクの気になっている米国と日本の道路舗装の違いは、きっと砂利とか砂とかのアスファルト以外の材料の違いなんだろうね。

アスファルトで舗装する利点はいくつかあるんだけど、ひとつは表面はぬれるけど基本的には水をはじくので「ぬかるまない」ということなのだ。
土の道路だとどうしても雨が降るとぬかるんで自動車のタイヤが沈んでしまったりするけど、そういうことがなくなるんだよ。
でも、その代わり道に水がしみこまなくなるので、雨が降った後にいつまでも水が残ってしまう可能性があるのだ。
だからきちんと排水溝なんかを整備しないといけないんだよね。
さらに、地下水としてしてしみ込むものもなくなるので、あんまりアスファルトでかためすぎると地盤沈下の原因にもなるのだ。
なので、最近ではわざとアスファルトの舗装に溝や穴を開けて、そこから水が地面にしみこむようにしたりもしているんだよ。

もうひとつのメリットは道路がかたくしっかりすること。
土の道路だとどしても思いものが上を通るとそこだけ凹んでしまったりするけど、アスファルト舗装の道路は土よりはかなり頑丈なのだ。
よっぽど重いものが上に載ると沈み込んでしまうけどね。
でも、トラックなんかがひっきりなしに上をとっても、そこに目に見えるような轍は残らず、走りやすい道を維持することができるのだ。
とは言え、多少は沈み込むし、表面も削られてしまって長期間で見ると轍はできるので、定期的に補修が必要なんだよね。
理由はそれだけじゃないかもしれないけど、あちこちで道路工事をやっているのはそのためなのだ。

ちなみに、アスファルトに似た化石燃料由来の黒い液体にはコールタールというのもあるよね。
これは石炭をコークスにするときに乾留すると得られる副産物なんだけど、ナフタレン、ベンゼン、フェノールなどの芳香族化合物の混合物なのだ。
見た目こそよく似ているけど、アスファルトとは性質や用途はまるで違うものなんだって。
接着剤ではなくて、木の電柱や線路の枕木の防腐剤として塗られたり、トタン屋根の塗料に使われたりしていたらしいのだ。
今では化学物質を取り出すのが主な使い道だろうけど(それでも石油からの方が簡単にとれるのでマイナーになってきているみたいだけど。)。
で、このコールタールには発がん性があることが知られていて、世界ではじめて発がん性があることが証明されたものでもあるんだよ。
日本の山極勝三郎博士が3年間ウサギの耳にコールタールを塗るという実験を続けて、コールタールが発がん性があることを証明したのだ。
そういうのもあってあんまり見かけなくなったんだよね。
そこら中にあるアスファルトとはそういうところでも違うのだ。

2008/02/26

なんで他の原料が入っているのに100%?

米国人はとにかくオレンジ・ジュースが大好き。
シンポジウムなんかでも、コーヒーとともに必ずオレンジ・ジュースとミネラル・ウォーターが用意されているくらいなのだ。
日本では加糖した甘いジュースが多いけど、米国の場合は多くの場合果汁100%ジュースだよ。
それでも米国のオレンジはもともと甘いので、そんなにすっぱくなく、自然な甘さでおいしいのだ。

でも、前から不思議なのは、原材料のところを見ると香料やビタミンC、保存料なんかが添加されているにもかかわらず「果汁100%」であるということ。
果汁100%グミなんてお菓子もあるけど、グミってゼラチンでかためたものだし、日本のグミの場合はおおよそ20~30%の濃度のゼラチンでかためてあるので、しぼったままのジュースをゼラチンでかためたのでは「果汁100%」にならないはずなのだ!
で、この謎を解く鍵が「濃縮還元」なんだよね。

濃縮還元というのは、果実をしぼったジュース(ストレートジュース)から水分を飛ばして濃縮したもので、飲むときに水で薄めるのだ。
液量を半量まで減らせば200%の状態になっているから、他の香料やビタミンCを加えた上で元の液量になるまで水を加えると、果汁100%のジュースになるというわけ。
しぼったままの生果汁は果物のままよりは保存性も高いし、運搬も容易なんだけど、濃縮果汁にするともっと保存性がよくなるし、何より水分が飛んでいるので軽くなるのだ。
それで流通しやすくなるというわけ。

かつては加熱して水分を飛ばすのが主流で、それによって殺菌も兼ねていたみたい。
濃縮すると浸透圧も高くなるので雑菌も繁殖しづらくなって、さらに保存性が高くなるんだよ。
でも、加熱して水分を飛ばす場合、一緒に風味なんかも飛んでしまうのだ。
特に柑橘系の風味は揮発性の物質のいわゆる精油(エッセンシャル・オイル)で、リモネンのようなテルペン類や高級アルコール(炭素数の多いアルコール)と低級脂肪酸(炭素数の少ない脂肪酸)のエステル類などで、これは加熱すると蒸発してしまうのだ。
なので、後から香料を足さないといけなくなるんだよね。
最近ではそれを避けるためにフリーズドライの要領で果汁を凍結させて氷になった水分を除去して水分量を減らす方法も出てきているのだ。
この場合は風味も飛びにくいんだ。
缶チューハイだけど、キリンの「氷結果汁」の果汁はこの方法で濃縮還元した果汁を使っているんだよ。

濃縮還元の果汁は100%ジュースに使われるだけじゃなくて、様々な果汁入りの飲料に使われるのだ。
でも、日本農林規格(JAS)では濃縮還元も含めた果汁100%のもの以外は「ジュース」として販売してはいけないことになっていて(はちみつや糖の添加は認められているのだ。)、果汁が50%以上のものは「果汁入り飲料」、50%未満のものは「清涼飲料水」になるそうだよ。
なので、むかし日本でよく飲まれていたオレンジジュースの多くは清涼飲料水か果汁入り飲料なのだ。
ボクが子どもの頃のオレンジジュースなんかはだいたい果汁30%くらいだったと思ったよ。
それになれていたからはじめて果汁100%のポンジュースを飲んだときは衝撃だったけどね。

ちなみに、野菜ジュースについては特別の定義があるので、果汁100%でも「ジュース」と名乗っていいのだ。
トマトジュースとニンジンジュースに規定があって(どちらも塩などの添加は認められるけど基本的には野菜汁100%)、たいていの商品はトマトジュースに他の野菜の汁を混ぜたトマトミックスジュースか、ニンジンジュースに他の野菜の汁を混ぜたニンジンミックスジュースなんだって。
果汁が50%以上で野菜汁意外に混ぜものがないものだけが果実・野菜ミックスジュースと名乗れるそうだよ。

ジュースというと日本語では甘めのソフトドリンクの一般名称のように思っていたけど、JASではきっちり規格が決まっていてかなり幻覚に管理されているようなのだ。
これってちょっとおどろきだよね。
いわゆる「アイス」が規格上は、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓に分かれるのと同じようなものなんだろうね。

2008/02/25

部屋と私

日本で働いているときは毎日背広にネクタイだったけど、米国に留学に来てからは毎日ラフな服装なのだ。
すっかりそれになれてしまったので、たまにシンポジウムなんかに出席するために背広を着ると変な感じだよ。
日本にいたときはそれが普通だったんだけどね。

で、背広と言えばワイシャツ。
ボクの職場では入って1年目はできるだけ白のワイシャツという暗黙のルールがあったんだよね。
とは言え、すでに廃れてきていて、ボクの同期でもはじめからカラーのワイシャツを着ているのがいたのだ。
ボクは白いのが好きだったからしばらく白のみで過ごしたんだけどね。
でもでも、よくよく考えると、「ワイシャツ」は「ホワイトシャツ」から着ているから、カラーのワイシャツとうのはちょっとおかしいのだ(笑)

頭脳労働と肉体労働を俗に「ホワイトカラー」と「ブルーカラー」と言うけど、これは仕事着の色合いから着ているんだよね。
「カラー」は「color」じゃなくて「collar」で「襟」のことなんだけどね。
一般に頭脳労働者はワイシャツ=白い服を着ていて、現業系や技術系の肉体労働者は支給される制服や作業着が青系の色が多いのでそう言われるようになったみたい。
カラーのワイシャツを着ていたらこんな言葉も生まれなかったわけだよね。

ワイシャツのすそは両脇が短くて、前と後が垂れたような形になっているのが特徴なんだよね。
ワイシャツ以外はたいていは下は平坦なのだ。
でも、これには意味があるんだよ。
むかしは20世紀の初め頃、欧州ではまだトランクスやブリーフといった男性用下着がなかったので、ワイシャツで股を覆って下着の代わりにしていたのだ。
その名残で今もその形になっているわけだけど、なぜか女性用のワイシャツもそうなっているんだよね。
中に入れないで外に出すようなものは丸くかわいらしい曲線になったりしているけど、もともとは下着の代わりなので必ず中に入れるものだったんだよね。
時代は変わったものなのだ。

ワイシャツは英語ではdress shirt、フランス語ではchemisという見たいけど、このフランス語のchemisは日本語の女性用肌着のシミーズの語源なのだ。
フランスではシャツのことなんだけど、なぜか日本では女性用肌着になってしまうんだよね。
最近はシミーズとかズロースなんて言葉はほとんど使わないけど・・・。
ちなみに、日本ではドレス・シャツというと礼装用のシャツと思われていることが多いけど、dress shirtは普通のシャツで、礼装のシャツはboiled shirtと言うそうだよ。

ワイシャツは和製英語だけど、Tシャツは英語でもやっぱりT shirtで、きちんと通じるのだ。
米国では何かイベントや集まりがあるとすぐに記念のマグカップとTシャツを作るんだよね。
Tというのは袖を拡げた形が「T」字型に見えるからなのだ。
もともとは肌着だったんだけど、「欲望という名の電車」という映画でマーロン・ブランドさんが着こなしているのがとてもかっこよくて、一気に流行したようなのだ。
プリント・シャツも出てきて、一気に肌着から外出着にかわったみたいだよ。
日本でも70年代までは肌着扱いでTシャツだけで外に出るのは恥ずかしいこととされていたっみたいだけど、逆に反体制的な若年層に受けて、若者の間で広まっていったんだって。
今ではTシャツは普通に外出着になっているよね。
やっぱり時代は変わるのだ。
そのうちTシャツがワイシャツのように正装になったりして(笑)

2008/02/24

千葉名産の

米国の人たちは本当にピーナッツバターが好きで、スーパーではフレーバーがついたものまで売っていたりするのだ。
ピーナッツバタークリームサンドなんかのお菓子も定番中の定番だよ。
チョコレートの次にピーナッツクリームが多いような気がするよ。
でも、実は米国のピーナッツバターはそんなに甘くないのだ。
日本のものは水飴を加えて甘くしてあるものが多いけど、米国で普通に売っているピーナッツバターはそんなに甘くなくて、濃厚なクリームという感じ。
お菓子に使うときに砂糖をたっぷり加えてこれでもか、というくらい甘くするんだけどね。

ピーナッツは落花生油が搾り取れるほど多くの油分を含んでいるわけだけど、この油のおかげでピーナッツバターができるのだ。
作り方は単純で、あらかじめよく乾燥させておいたピーナッツをさらに丁寧に炒って水分を飛ばした後、薄皮と胚芽を除いて荒く砕き、それをさらにミルですりつぶすのだ。
荒く砕いた段階だとただのクラッシュしたナッツで、とろみも何もないんだけど、これをさらにミルで細かくすりつぶし、練っていくと、大量に含まれる油分のおかげでペースト状になってくるのだ。
風味を増すために食塩や砂糖、油脂を少し加えるとピーナッツバターのできあがり。
基本的にはピーナッツをすりつぶしただけなんだよね。
油分がそんなに多くない他の豆ではできないのだ。
名前のとおり、ナッツのような油脂を大量に含んでいるという性質をあわせ持っているからこそなんだよ。

米国ではピーナッツをすりつぶしてピーナッツバターにするわけだけど、沖縄では同じようにすりつぶしたピーナッツをくず粉などのデンプンでかためてジーマミー豆腐というものを作るのだ。
これは胡麻豆腐の胡麻をピーナッツに変えたようなもので、食感も似ているんだけど、風味がピーナッツなんだよね。
琉球語でピーナッツのことをジーマミーと言うので、名前の漬け方も胡麻豆腐とまったく同じなのだ(笑)
ジーマミーというのは落花生=南京豆の別名の地豆(じまめ)から来ているそうだよ。
胡麻も同じく油がとれるけど、かためて豆腐状にするところも同じというのはおもしろいよね。

ピーナッツバターで注意しないといけないのは、大量の油を含んでいるものなのでカロリーがかなり高いということ。
さらに加糖してあるものはめちゃめちゃカロリーが高いのだ。
ボクはピーナッツバターのような食品を好むことが米国で肥満傾向が横行しているひとつの原因だと思うんだよね。
でも、それ以上に気をつけたいのは、ピーナッツ油にはアレルギー症状を起こすことがあるということなのだ。
そんなにメジャーなアレルギーではないけど、けっこうピーナッツがだめな人はいるんだよね。
ピーナッツバターやナッツであれば避けやすいけど、ピーナッツ油は植物油としていろんなものに使われているので、そこまで気をつけるとなるとよくよく注意しないといけないのだ。
それと、南米産のピーナッツの場合は、カビ毒のアフラトキシンが微量含まれていることがあるんだよ。
日本ではきちんと基準が決まっていて、それを超える含有量のものは認められないけど、南米産ピーナッツの食べ過ぎにはそういう面からも気をつけた方がいいんだよね。

でも、ピーナッツ油の中にはビタミンEも豊富で、必須脂肪酸のオレイン酸やリノール酸も多いんだって。
なので、食べ過ぎないように気をつける分には優れた食品なのだ。
ピーナツをばりぼり食べてもいいけど、ピーナッツバターはすりつぶしただけのものだから、パンに少しぬって手軽に食べられるのだ。
どんな食べ物でもそうだけど、食べ方に気をつけてメリットを引き出せるようにすれば、健康によいのだ♪