2011/08/27

もちもちとしこしこ

暑い日にはつるつるっと食べられる麺類がありがたいよねぇ。
朝夜ともにお世話になっているのだm(_ _)m
朝は主に乾麺のそうめんやそばが多いんだけど、夜は讃岐うどん♪
しこしこもちもちのコシのある太麺が最高だよね!
ボクはもっぱら釜揚げがもっちりしていて好きなのだ。

で、このうどんのコシ、タンパク質のグルテンによるものなんだけど、小麦粉を使った麺類では共通なんだよね。
もともと小麦粉の中にはグリアジングルテニンというタンパク質が含まれていて、これがグルテンに変化すると麺類のコシが出てくるのだ。
うどんなどの麺類の生地をこねるときには必ず水と一緒に塩を入れるんだけど、これがポイント。
もともとグリアジンもグルテニンも比較的低分子のタンパク質で、これが塩の存在下で見ずと一緒に練ると、システインのチオール基(-SH)の間でジスルフィド結合(-S-S-)ができることで、三次元的な網目構造ができるのだ。
それがデンプンと水を抱え込んだのが「麺」だよ。

グリアジンもグルテニンも水溶性タンパク質で、小麦粉を水にさらすだけだと表面の親水基のまわりに水の分子が水素結合で水和して分散するのだ。
小麦粉を水で溶くとさらさらだよね。
でも、そこに塩を入れると、タンパク質のまわりに水和していた水分子がナトリウムイオン(Na+)や塩化物イオン(Cl-)に取られるので、タンパク質同士がお互いに密着するようになるのだ。
そこに「練る」という作業で外から力を加えてあげると、グリアジンとグルテニンの表面に出ているシステインのチオール基の間で化学反応が起こって、ジスルフィド結合でつながるわけ。
そうして重合してできた大きな網目状のタンパク質がグルテンなのだ。
塩がなくてもある程度練ることはできるけど、グルテンの網目構造が大きくならないのだ(>o<)
ちなみに、タンパク質が多すぎると麺が固くなるので、うどん粉は主に中力粉だよね。

うどんなんかは練った後に寝かせたりするけど、それはグルテンをより大きくするためなんだよね。
グルテンの重合度が高ければ高いほど強いコシになるのだ!
ゆっくりと重合反応が起きるのを待つわけ。
このグルテンは液性がアルカリに傾くとよりできやすくなるので、中華麺だとかん水を入れるんだよね。
すると、よりコシが出てくるし、麺の色も黄色くなるのだ。
ちなみに、このグルテンだけを取りだして乾燥させたのがお麩だよ。
練った小麦粉を水にさらしてデンプンを洗い流すのだ。
お麩の網目状構造がまさにグルテンの三次元ネットワークということだね。

麺は打っただけではだめで、必ずゆでるよね。
これはデンプンを糊化(α化)するため。
もともとデンプンはブドウ糖が重合した高分子で、長い螺旋状にブドウ糖がつながった直鎖に分枝として短いブドウ糖の直鎖が出ている構造を取っているんだ。
安定的な結晶構造だと、この枝分かれした部分は水素結合によってきれいにたたまれている状態なんだけど、熱を加えてやるとその水素結合が切れて枝が広がるのだ。
まさに使い古したほうきのようになるわけ。
で、この広がった枝の間に水が入り込んで膨潤すると、ゲル状になるんだよね。
小麦粉を溶いた水に熱を加えるととろみが出るのはこのためだよ。

で、麺の状態でも同じで、グルテンに抱え込まれたデンプンに熱が加わると糊化してゲル状になるのだ。
この状態が麺がゆであがった状態。
あんまりゆですぎると水を吸いすぎてコシがなくなるけど、適度に水を吸った状態では、グルテンの編み目がとろみを帯びたデンプンを抱え込んでいい感じになるんだ。
この状態ですぐ食べるのがいわゆる「釜揚げ」の状態。
この状態ではグルテンの網目構造は比較的ゆるく、デンプンのとろみが目立つので、もちもちした食感になるんだ。

これを冷水でしめると、グルテンの網目構造がかしっときつくなって、麺表面のとろっとしたデンプンは再び結晶化して固い構造になるので、しこしことした食感が生まれるのだ。
これがざるうどんなどで食べる状態。
温うどんにするときはもう一度麺の表面を温めるのが本来のゆで方だよ。
温うどんは二度ゆでるのだ。
ただし、冷え切ってしまうと、グルテンに抱え込まれたデンプンのとろみが失われ、固くぼろぼろ、ぼそぼそになるんだよね。
これが古いゆで麺が「のびた」状態。

一般にゆで麺で売られているのがこの状態で、再び湯がくことでデンプンの糊化が復活し、うどんの食感になるのだ。
焼きうどんにする場合でも、一度湯がいてから使うのはこのためだよ。
ゆで麺をそのまま炒めてもぼそぼそしておいしくないのだ(ToT)
一方、冷凍麺は実は釜揚げの状態で急速冷凍しているんだよね。
ただし、冷凍すると水分が凍結するときに体積が増えて、せっかくのデンプンの高次構造が破壊されて弾力が弱くなることがあるのだ。
そこで、破壊されにくいタピオカなどのデンプンが混ぜられているんだって。

というわけで、うどんなどの麺類のもちもち感としこしこ感はタンパク質とデンプンの重合・変性によるものだったのだ。
現在おいしい既製品うどんがあるのも、こうやって化学的にうどんが解明されたおかげなんだよね。
でも、先人はそれを経験の積み重ねで改良してきたんだから、もっとすごいよね。
よく讃岐うどんなんてものが生まれたと思うよ。

2011/08/20

しりこーん

最近CMで「ノンシリコンシャンプー」というのをよく聞くのだ。
なんだかよくわからなかったんだけど、これって、シャンプーの成分にシリコン系高分子が入っていないってことなんだって。
で、そんなことを知っても、けっきょくなんだかわからないんだけど(笑)
というわけで、ちょっとシリコン系高分子について調べてみたよ。

シリコンと聞くと美容整形のジェル状のものを思い浮かべたり、半導体の材料を思い浮かべたりするよね。
前者のジェル状のやつがシリコン系高分子なのだ。
炭素は水素と一緒に炭化水素系の高分子を作るけど、その炭素の代わりにケイ素が入ったのが有機ケイ素系化合物。
その中でも、ケイ素と酸素が強く結合したシロキサン結合を介して重合した高分子がシリコン(又はシリコーン)だよ。
重合の度合いや置換基によってオイル状立ったり、ゴム状だったりするのだ。

ケイ素と酸素の結合は、炭素と酸素の結合よりもはるかに強いので、シリコン系高分子はいわゆる炭素骨格の高分子より化学的・物理的に安定なんだ。
耐熱性や耐酸化性、絶縁性にすぐれ、紫外線や放射線にも強いんだって。
さらに、炭素・酸素結合を介した高分子が二次元的なジグザグ構造を取るのに対し、ケイ素・酸素結合を介した高分子はそこにひねりが加わって三次元的ならせん構造をとるので、その構造からも独特の性質がでるんだとか。
それは主に水素結合がしづらいということによる分子間力の低下で、表面張力が小さかったり、温度による粘度変化が小さかったり、水をはじく性質(撥水性)が出たりするんだ。

これらの性質がシリコン系高分子の使われ方にも影響するんだよね。
例えば、水素結合を作りづらいという性質は、摩擦が少なく、さらさらしているということなのだ。
これを利用したのが潤滑油で使われるシリコンオイルやグリース。
油の潤滑油は紫外線などで酸化して劣化していくし、酸やアルカリに弱いけど、シリコンオイルだと比較的丈夫なのだ。
また、化粧品なんかにも伸びがよくなってべたつかなくなるとので使われるんだって。
高級な油だと肌にしみこむのでべたつかないけど、その分伸びが弱かったりするよね。
それを補えるのだ。

シャンプーやリンスの成分としてに使われるのもまさにこの理由。
髪を洗うとキューティクルが開き、そこに界面活性剤のシャンプーが来るとキューティクルがはがれるとともに必要な油脂分まで奪っていくのだ。
その油脂分を補うのがリンスやコンディショナーだけど、その上からシリコン系高分子でコーティングすると、「さらさら」した感触になるというわけ。
ただし、キューティクルは傷んだまま「くさいものにふた」方式でごまかしていることになるので、髪質がよくなっているわけではないのだ(>o<)
で、最近は髪質自体をよくしよう、表面上だけさらさらにするんじゃダメだ、という流れで、ノンシリコンのアミノ酸系シャンプーが出てきたんだそうだよ。
なるほどねぇ、と思うのだ。

熱や酸に強く、変性しづらいという性質は、ゴム状のシリコンゴムで重要なのだ。
シリコンパッキンなどに代表されるように、劣化しづらいゴム状の性質は便利なんだよね。
天然ゴムや合成ゴムだとどうしても酸化して固く、もろくなるから。
で、化学反応を受けにくいので、生体内でも安定するんだ。
それで医療材料にも使われるようになったそうな。
つまった動脈を開くバルーンカテーテルとか、人工心肺膜なんかに利用されているよ。
そのほか、酸素透過型コンタクトレンズもシリコン系高分子だそうなのだ。
さらに、豊胸などの美容整形の分野でも使われているのだ。
ただし、シリコン系高分子自体は安定なんだけど、異物であることは確かなので、それを包んでいる袋が回りの組織と癒着したり、必ずしも長期的な安全性は未確認な面もあるんだよね(ToT)

撥水性という性質は、シリコンオイルやシリコンパッキンでも重要なんだけど、深夜の通販番組でよく見かけるのはカーワックスだよね。
最新のシリコンワックスというやつなのだ。
伸びがよくてよく水をはじく、というもの。
ワックスだけじゃなく、撥水性や摩擦の低下をねらってシリコン系高分子でコーティングをすることはよくあるのだ。
ガラスなんかもあらかじめシリコンコーティングをしておくとべちゃっとぬれずに、水滴が浮くのだ。
そのかわり、くもりやすいんだけどね。
(くもりどめにはむしろ親水性のコーティングをして、水が表面全体に広がるようにするんだよ。)

というわけで、シャンプー界では疎まれ始めているシリコン系高分子も、かなり身近なところで活躍しているのだ。
知らず知らずのうちにお世話になっていたんだねぇ。
ようは使いようってことだから、適材適所で使えばよいだけなんだけど。
とりあえず、家に帰ったらシャンプーの成分表示でも確認しようかな?

2011/08/13

どこに干す?

毎日暑いし、日差しも強いよねぇ(ToT;)
この時期だとい、夕立がこわいものの、洗濯物を外に干すとからっとすぐに乾くのだ!
節電が求められている今こそ、自然の力を使って乾燥だよね。
とは言え、昼間家にいられない共働き家庭の身としては、平日に外に洗濯物を干すのは難しいんだけど(>_<)

よく言われるのは、部屋干しだと独特のにおいが出てくるけど、外に干すとそれがない、というもの。
なので、外に干せないなら乾燥機で乾燥させる、ということになってきているのだ。
部屋干しもうまく活用できれば省エネにもなるし、よいんだけどね。
で、その気になるにおいのもとは、最近CMでもおなじみになってきた雑菌の繁殖。
洗濯物はきれいなはずなんだけど、実際には繊維の間に洗剤が残って付着していたり、落としきれなかった皮脂の汚れなんかがこびりついているのだ。
で、そこに湿気が加わると、雑菌が繁殖してしまうというわけ・・・。

部屋干しのにおいを抑える洗剤やスプレーには殺菌成分が入っていて、この雑菌の繁殖を抑えるのだ。
外に干している場合は、太陽光に含まれる紫外線によりある程度の殺菌効果が期待できるのと、部屋干しよりは乾燥が早いので、雑菌が繁殖できる時間が短く、においが出る前に至らないんだ。
でも、くもりの日なんかだと乾燥に時間がかかって、いつまでも湿気っている状態なので、場合によってはにおいが出てくることもあるのだ。
乾燥機の場合は、乾いた熱い空気で一気に乾燥させるのでその心配はないんだよ。

乾燥機の場合、回転させながらまんべんなく熱風を当てて乾かしていくので、乾燥も早いし、タオルなんかだとふっくらと仕上がるんだよね。
これは回転させることで洗濯している間につぶされていたパイル生地の繊維がふくらんでくるから。
タオルを天日干しする場合は、洗いざらしをそのまま干すと、繊維がつぶされたまま乾燥されてしまうのでごわごわになるのだ!
そのときは、タオルをよく振ったりはたいてから干すとごわごわにならないよ。
そうすることでつぶれていた繊維の間にも空気が入り込み、わりとふっくらと乾燥させることができるのだ。
柔軟剤を使うと繊維自体はやわらかく仕上がるけど、繊維自体がつぶれている場合はその効果がうすいので注意が必要だよ。
柔軟剤を増やせばふっくらとなるわけではないのだ。
問題は乾燥のさせ方なんだよね。

でも、乾燥機も完璧ではないんだよね。
エネルギーを余計に消費するというのもあるけど、一気に乾燥させるので、繊維を傷める可能性があるんだ。
絹や化学繊維のように熱に弱いものだと、その熱で縮んだりするので、それはNG。
また、なかで乾燥させながら回転させるので、ボタンなんかも壊れやすいんだよ。
さらに、乾燥気温赤で動き回るので、しわがつきやすいのだ。
後でアイロンをかけたりすればよいわけだけど、乾燥機は下着やタオルなんかが得意で、高級な衣類には使えないのだ。
ま、高級な衣類は普通はクリーニングに出すけどね(笑)

乾燥機と部屋干しの間にあるのが浴室乾燥。
うちももっぱらこれなのだ。
お風呂場に部屋干ししつつ、そこに乾いた温風を当てつつ、洗濯物から出てくる湿気を排出していくのだ。
普通の部屋干しよりはるかに早く乾くし、日中洗濯物が取り込めない人にはありがたいよね。
最近では放射性物質がつくので外に干せないなんて言って使う人も多いようだけど。

天日干しの場合は、重力で下に引っ張られながら乾燥していくので、しわができづらいんだよね。
とは言え、天日干しでもしわができることはあって、その対策としては、干すときにぱんぱんとよくたたいて伸ばしてから干すとしわになりづらいのだ。
あらかじめアイロンを軽くあててから干すなんていう裏技もあるみたいだよ。
もともと洗うときにネットにたたんで入れて洗るとさらによいらしいのだ。

天日干しもただ日の当たるところに干せばよいというわけではなくて、洗濯物の乾燥には4つのポイントがあるのだ。
それは、気温、湿度、風、日照で、天気予報と一緒に出てくる洗濯指数はこれを組み合わせて計算しているらしいよ。
詳しくは予報会社の企業秘密なんだそうだけど(笑)
重要なのは、湿度と風で、いくら気温が高くても湿度が高いと乾きづらいし、また、気温が低くても風があると乾燥が早いのだ。
日照が少なくても、洗濯物の回りの蒸発した水蒸気が散っていってくれるので、風があるとどんどん水分の蒸発が進んでかなり乾くんだよね!
ま、天日干し独特のあたたかみやからっと感は低いかもしれないけど。

また、直射日光を当てるかどうかも問題なんだ。
よく「陰干し」なんて言葉があるけど、それは、直接日が当たらないように風通しのよいところに干すことなんだよね。
日光には殺菌効果もあるんだけど、同時に、紫外線は色素を変化させて、退色させる作用があるので、色もの・がらものにはよくないのだ。
そこで、日の光を当てずに乾かすわけ。
また、ぬいぐるみとかくつなど、内部に水分がたまりやすいものは、直射日光を当てて乾かすと表面だけ乾燥してしまって中が湿ったままになるんだよね。
なので、内部の水分が徐々に表面にしみ出ていきつつ、表面から水分が飛んでいくように乾かす必要があるのだ。

陰干しではなくて、夜干しというのもあるのだ。
単に夜に干すだけなんだけど(笑)
これは時間がない人が使ったりするよね。
でも、注意しなくちゃいけないのは、夜露が下りてせっかく乾いた洗濯物がまた湿気ってしまう可能性があること。
それと、乾くのに時間がかかるので、においが出るおそれもあるのだ。
陰干しと同じように、風通しが重要なのと、湿度に気にしなくちゃいけないんだ。

というわけで、洗濯物の乾燥だけでも奥が深いんだよねぇ。
なんにせよ、洗濯したての衣類は気持ちよいのだ♪
きちんと乾かして、気持ちのよい生活を送りたいよね。
そのためにも、うまく洗濯物を干さないと。

2011/08/06

風通しよく

節電ブーム(?)の今夏に注目されている、日本古来の道具と言えば、「すだれ」と「よしず」。
細い竹やアシ(ヨシ)を糸で束ねてシート状にしたものだよ。
ホームセンターなんかでは前から見かけたけど、今年は特に需要が高まっているそうだよ。
いまのボクのうちは賃貸マンションなのでなかなか使う場面がないけど、ちょっと使ってみたい気もするのだ(>o<)
風流だし、見た目が涼しそうだよね。

「すだれ」と「よしず」の違いは必ずしも明確ではないし、いろいろと説があるらしいんだけど、一般的には、軒に横向きにぶら下げて使うのが「すだれ」で、使わないときはくるくる丸めておくのだ。
一方、縁側などの屋外に縦向きに立てかけて使うのが「よしず」で、海の家や古い駄菓子屋さんなんかでよく見かけるよね。
こっちも使わないときはくるくると巻いておくわけだけど、丈があるからけっこう場所をとるのだ(ToT)
むかしだったら家の横にでも立てかけておけたんだろうけど・・・。

すだれやよしずはカーテンと同じように遮光して、その分太陽熱を遮断してくれるんだけど、一本一本の竹又はアシの間には隙間が空いているので、そこから風が通るんだよね。
これで涼しさアップなのだ。
むしろブラインドに近いのかな?
ブラインドだと光量が調節できるけど、すだれとかよしずはそこまではできないけどね。
でも、よしずの場合は水をかけておくと、隙間を通ってくる風が気化熱で冷やされるので、冷風機にもなるんだよ!
この機能はよしずの方が優れているよね(笑)

竹やアシを糸で編んだだけの単純な構造なので、その歴史は古く、すでに万葉集にも登場しているんだって。
それだけ長い間日本の風土・気候とともに生きてきたというわけ。
でも、これは機能面からだけじゃなく、文化的な意味でも使われていたんだよね。
例えば、天皇や公家なんかの偉い人は、下々の者が直接顔を見てはいけないので、御簾(みす)と呼ばれるすだれをはさんで面会したのだ。
ぼんやり姿がわかり、声も聞こえるけどはっきりとは見えない、そんな微妙な演出をする道具にもなっていたわけ。
これは一種の境界を意味するわけだよね。
その間は連続的ではなくて、「隔たりがある」ということを象徴的に示すものとして使われたのだ。
それだけ、すだれというものが内と外を区別する境界にある、という認識が広まっていたということだよ。

ちなみに、昭和の時代まではまだ国産品が多かったようなんだけど、河川の改修・整備などで日本産のアシが手に入りにくくなったため、現在では多くのものが中国産なんだって!
さすがに農薬とかを使っているというわけではないだろうけど、糸がすぐほどけてばらばらになったりと、丈夫さなんかには不安が残るよね。
何度も巻いたり広げたりするものだから、きちんとしたものを買った方が後々お得かも。
原産地標記(があればの話だけど、)注意してみよう♪

最後に、このすだれを名前をいただく偉大な科学機器の話。
それは、日本のX線天文学の草分け、小田稔先生の開発した「すだれコリメーター」だよ。
1970年代、宇宙の世界ではX線を放出している天体(X線天体)の存在が予言されたのだ。
ブラックホールや恒星(太陽を含む。)、中性子星などは電磁波としてX線を出しているのではないか、というもの。
で、それを観測するために作られたのがすだれコリメーターなんだよ。

X線は可視光や赤外線なんかと違って、鏡で反射させたり、レンズで屈折させたりができないのだ。
なので、進んでくるものをそのまま観測するしかないんだよね。
で、特定の方向からどんなX線が来ているかを観測しようとしても、いろんな方向から来るX線が混じり合って観測されてしまうので、よくわからなかったのだ(可視光などの場合は鏡の反射やレンズの屈折で特定の方向の光だけ取りだして観測することができるのだ。)。
そこで、指向性を持ったX線観測装置としてすだれコリメーターという装置が出てきたんだ。

原理は比較的単純で、複数のスリットを組み合わせて、その後ろに観測機器を置くだけ。
スリットを組み合わせるところがみそで、正面から電磁波が来る場合は、すべてのスリットをそのまますり抜けてくるので比較的強度の強い電磁波が観測されるんだけど、斜めから入っている場合は、最初のスリットは通り抜けても、次のスリットは通り抜けられなくなったりするのだ。
すると、その分だけ強度が弱くなるわけ。
これにより、入射方向で強度が違うので、スリット付の観測機器を全方向に回転させながら周波数ごとのスペクトルをとっていくと、どの方向からどんな周波数の電磁波が来ているかがわかるようになるんだ。

これは屈折も反射も使わず、遮蔽効果しか使っていないので、X線にも応用可能なわけ。
で、このスリットがすだれのようなワイヤーを縦に並べてものを使っていたので、「すだれ」コリメーターと命名されたんだ。
これで日本は世界に先駆けてX線天文学を作り上げていくんだけど、このアイデアも、身近にすだれがあったから思いついたのかもしれないよね(笑)
でも、(当時の)最先端の科学機器に「すだれ」って入っているのはちょっとおしゃれだよね(^o^)/

2011/07/30

ワーラーを吸うわら

日本全国が肉牛(「にくうし」と読むんだよ。)のセシウム汚染で大騒ぎ!
これまで日本の牛肉は世界的にも安全・安心でおいしいと評判だったんだけど、その信頼も失われつつあるのだ(ToT)
当然すべての肉牛が汚染されているわけではないけど、いわゆる「風評被害」で日本の牛肉全体が危険と思われてしまうんだよねorz
しかも、東北の国産牛って関東地域ではブランド牛として扱われていただけに、畜産農家のショックも大きいだろうねぇ。
なにしろ、これまで高値で取引されていたものが値がつかなくなるんだから。
これは将来的な影響もあるので、かなり深刻な問題だよ。

で、その原因となったのが、飼料として使われていた稲わらの汚染。
農林水産省も震災後に「気をつけるように」という通知を出していたんだけど、そこには「乾牧草」とは書いてあっても、「稲わら」とは明記されていなくて、「など」に含まれるとして解釈する必要があったんだって。
ま、それはよくあることのような気もするけど、周知徹底の方法に問題があったんじゃないか、とも言われているよね。
結果として起きてしまっていることなので、犯人捜しや責任の追及をするよりも、まずはすでに流通してしまった汚染わらを追跡して、飼料として使われないようにすることが大事だと思うけど。

で、この稲わら、宮城県から出荷されたものが汚染されていたんだよね。http://www2.blogger.com/img/blank.gif
ところが、文部科学省で発表している航空機モニタリング(米国のエネルギー省の協力を得て空中から線量分布を測定しているものだよ。)の結果をみると、宮城県内はさほど高い数値は出ていないのだ!
すると、考えられる原因としては、少し前に話題になった「特定避難勧奨地点」、いわゆる「ホットスポット」のように局地的に線量の高い場所があって、そこにたまたまわらがあった、というもの。
でも、これって偶然が重ならないとそうならないし、今では他の地域でも汚染されたわらが見つかったりしているので、そういう話ではないはずなのだ。

そこで考えられているのが、稲わらでは放射能が濃縮されてしまう、という説。
もともと東北地方では、開きに稲を刈り取り、稲わらは水を抜いた田んぼに並べてしいておくんだって。
で、冬に雪が降って、それが融けてまた乾燥したころにロールして出荷されるそうなんだ。
これが「春わら」と呼ばれるもので、東北地域は一大生産地だとか。
それで東北から出荷された稲わらが全国的に広がってしまったようなんだよね。
でも、稲わらが汚染されているのがわかっているので、それを追えば二次被害は防げるはずで、稲わらの流通をしっかり抑えれば次の犠牲(まさに牛偏だね・・・。)はでないはず。

では、なぜわらの放射能が濃縮されたか。
稲わらは、田んぼ一面に並べてあって、本来地表に付着するはずだった放射性セシウムを吸着してしまうんだ。
空から降ってくる放射性セシウムは、大気中を漂っていたのが雨や雪と一緒に降下してきたもので、水をよく吸う性質のある稲わらはこれをたくさん吸収するわけ。
地表面だと一部の雨水は表面を流れていってしまうし、地下にも浸透していくけど、稲わらはその分も含めて全部吸っているのだ。
で、それが乾燥すると、稲わらにだけ放射性セシウムが残るわけ。

で、その放射性セシウムを吸った稲わらをロール状に巻いていくと、1カ所に集められるので放射能が高くなるのだ。
これは福島県の小学校で汚染された校庭の表土を削って、校庭の隅に置いておいたら、そこだけ空間線量が高くなった、というのと同じ。
一様にうすく分布していたものがまとめられると、単位体積当たりの放射能が高くなるのだ。
さらに、稲わらは体積のわりに軽い(比重が小さい)ので、単位重量当たりの放射能で見ると数字が大きくなるのだ。
報道でよく使われる「○Bq/kg」という単位がそれだよ。
稲わら1kgって相当あるんだよね。

こういうようにして放射能が濃縮されていくので、地表面の放射能(空間線量率)を測定するとたいして高くないのに、そこに並べてあった稲わらの線量は高くなってしまうのだ。
地面から生えている牧草も同じようなことが言えると思えるんだけど、牧草は生えている間は縦になっているので、意外と雨に振れる面積が少ないし、何より稲わらのように雨水を吸収しないのだ。
なので、震災後に刈り取った牧草を乾燥させた乾牧草は稲わらほど線量が高くないんだって。

これで本当にすべてが説明できるかどうかはわからないけど、かなり説得力のある説明だと思うんだよね。
そして、汚染された稲わらがあった地域は危ない、といういい加減な流言の否定にもつながるのだ。
大事なのは、稲わらは汚染が濃縮されるから線量が高いだけで、それがあった地域は必ずしも線量が高くない、ってことなんだ。
汚染された稲わらが見つかったからといってすぐに逃げ出すような話ではないのだ。
ただし、逆に、そんなに汚染されていない地域でも、今回の稲わらのように汚染が濃縮される可能性はあるわけで、そこは気をつけないといけないんだよね。
すでに雨樋の下や下水の汚泥は放射能が濃縮されていることが知られているけど、そういうのが事前にわかっていれば気をつけようがあるからね。
それと、稲わらは有機農法に使う堆肥の原料にもなるので、そっちも気をつけないといけないのだ!

2011/07/23

「エセ」に気をつけろ!

なんだか原発の事故以降、ネットに玉石混淆の情報が蔓延しているのだ(ToT)
勘違いとか理解が足りないくらいならまだよいんだけど、科学的な説明のフリをしてさも説得力を持たせようとしているものはたちが悪いのだ。
リテラシーが十分に高くないといいようにだまされちゃうからね。
これは政府とか公的な発表も同じなんだけど、やっぱり情報は自分で吟味して峻別しないといけないのだ!

そんな中で少しびっくりしたのは、「人間が化石燃料を燃やすぐらいで増えたCOは、むしろ雲の発生を促し地球を冷やす効果もある」とかいう主張。
実際、エアロゾルが増えると雲が増え、それで日射が遮られて寒冷化する、という話はあるのだ。
これを日傘効果と言うらしいんだけど、恐竜の絶滅の原因と考えられている巨大隕石の落下(グレート・インパクト)はまさにユカタン半島への巨大な隕石の落下でで空中にたくさん粉塵が舞い上がり、それで日光が遮られて寒冷化したと想定されているんだ。
そのせいで植物は枯れ、草食恐竜がいなくなり、肉食恐竜も絶えたのだ・・・。
これは大規模な火山噴火でも同じようなことが起きると考えられていて、噴煙や火山灰で空が暗くなるほどの噴火だとそういうことが起きる可能性があるのだ。

ただし、これはエアロゾルの話で、二酸化炭素だとまたちょっと事情が変わってくるはずなんだよね。
まず、二酸化炭素が増えることによって雲が増えるという部分から怪しいんだけど、これって、二酸化炭素により大気の温度が上がるのできやすくなる、というところから来ていると思われるのだ。
でも、それってそのまんま地球温暖化だよね?
二酸化炭素で地球の気温が上がる、という前提が成立しない限り、二酸化炭素が増えて雲が増える、ということにはならないはずなのだ。

よしんば二酸化炭素の増加で雲が増えたとしても、おかしな話があるんだよね。
確かに雲が大量にできれば日光が遮られて地表面の温度は下がるけど、太陽から来るエネルギーが変わらない限りは大気はその分余計に温まっていることになるはず。
すると、地球全体で見れば気温は下がることはないのだ。
さらに、二酸化炭素などの温暖化ガスは熱をため込む性質(正確には、放射熱として出される赤外線を吸収する性質)があるので、地球から宇宙への熱放出(輻射)は減るはず。
すると、全体的には地球の温度は上がるはずだよ。

もともと地上は太陽光で昼間温められ、夜になると熱(赤外線)を放射して冷めていくのだ。
このサイクルで温められるのと冷めるのとが釣り合っているので地上での気温がズーと上がり続けたり、下がり続けたりすることがないわけ。
地表から放出された熱=赤外線は大気の中をとおり、複雑なプロセスを経て最終的には宇宙空間へ放出されるんだ。
で、この熱の放出量が太陽から受けるエネルギーと釣り合うから地球の温度がほぼ一定に保たれるわけ。
受ける熱量の方が多ければ温度が上がりすぎて地球は融けてしまうし、出す熱量の方が多ければ氷の惑星になってしまうよね(>o<)

で、二酸化炭素の増加は、このバランスを少し崩すのだ。
二酸化炭素に熱がトラップされる分だけ放出量が減るので、徐々に地球が温まるというわけ。
ただし、地球の温度は常に一定というわけではなくて、長期的に見ると変動しているのだ。
それが氷河期と間氷期というやつで、今の温度上昇もその変動の中のものでしかない、という考え方もあるんだよね。
一方で、化石燃料を使い始めてからは急激に温暖化が進んでいるので、自然な変動では説明できない、人為的な要素がある、というのが地球温暖化問題を考える上での原点だよ。
こればかりはなかなか決定的な証拠がないわけだけど、一般的には二酸化炭素が増えることが温暖化につながるという認識だよね。
地球温暖化問題に関して、政治的な理由も含めて懐疑論があるけど、物理的な性質や状況証拠から多くの懐疑論は反論できるのが現実だよ。
ただし、どんなものでもきちんと科学的に反論していくのが大事なので、そういうものに耳を傾ける姿勢は大事なのだ。

ちなみに、原子力発電は発電過程で二酸化炭素を出さないから地球温暖化問題に貢献する、という説明がよくなされていたけど、これも正直あやしいんだよね。
まず、原子力発電所は設計基準が厳しいので、他の発電所に比べると建設にエネルギーがかかるから、そこでは他の発電所より多くの二酸化炭素を出しているはずなのだ。
さらに、原子力発電特有の問題として、放射性廃棄物の処理の問題があるんだよね。
まだ最終処分の方法も処分場所も決まっていないけど、数千年とか数万年のオーダーで管理しないといけないんだよね・・・。
すると、その管理の分のエネルギーも必要なわけで、そこには当然二酸化炭素の排出が伴うのだ(そのときまでにすべてのエネルギーが二酸化炭素の放出なしに得られるようになっていれば別だけど・・・。)。
というわけで、「発電プロセスで」という仮定があれば正しいんだけど、本当に原子力発電が温暖化問題に貢献するかどうかは微妙だと思うのだ。
ま、もともと廃棄物問題があるから決してクリーンとは言えないと思うんだけど。

さらに余談だけど、じゃあ原子力発電をやめるか、というと、なかなかそうもいかないんだよね。
現在の電力需要を支えるためのベース電源としては有力であることは確かだと思うのだ。
太陽光や風力で代替なんて言うけど、そういう発電量が一定しない発電方法だと「使う分だけ発電する」という電力消費の特性に対応できないのだ。
これを同時同量というんだけど、発電量が多すぎても送配電網に障害が起きるし、発電量が少ないと瞬時に停電するから、厳密な発電量の制御が必要なのだ。
今は原子力や石炭火力、水力でほぼ一定量の発電を続けてベースを作り、その上で発電量制御が比較的容易な天然ガス火力や石油火力で調整しているんだよ。
太陽光や風力は微々たるものなのでさほど影響は与えないけど、こういう天気任せの発電方法のシェアが増えると同時同量の達成が非常に難しくなるのだ。
なので、現在の技術の延長線上では原子力の代替とはなり得ないんだよね。

いやな話でも、それが現実なのだ。
というわけで、脱原発をするのであれば、徹底的に電力消費を抑える必要があって、それこそ昭和30年代くらいのくらしにもどるとかしないとダメなんだよね。
で、二酸化炭素を出さないように火力も絞るとなると、江戸時代のような日が昇ったら起きて、日が沈んだら寝る見たいな生活をしないといけなくなるかもしれないってわけ。
生活の利便性とウラハラの関係であるということは頭に入れておかないといけないのだ。

2011/07/16

熱い汁を固めてぷるるん

やっぱり夏は水ようかんの季節だね!
ぷるるん、つるるんとさっぱりした甘さでおいしいのだ♪
でも、夏の和菓子には水ようかんだけじゃなく、色とりどりの寒天で固めた涼しげなお菓子があるのだ。
梅酒を固めた梅酒羹とか、夏みかん果汁を固めた夏柑糖とか。
寒天で水を表して中に金魚型の練り菓子が入っているような和菓子(琥珀羹)もあるよね。
ボクは正直あまり好きではなかったけど、むかしおじいちゃんの家に行くと牛乳を寒天で固めた牛乳羹がよく出てきたのだ。

どうも羊羹に引きずられてか、こういうたぐいの餡や果汁などの液体を寒天で固めたものは「~羹」と呼ばれるよね。
寒天の「かん」のような気もするけど、これは漢字から羊羹の「かん」のようなのだ。
でも、これって本当はおかしな話なんだ。
というのも、「羹」はもともと羮に懲りて膾を吹く」の「あつもの」と読む漢字で、肉や野菜を煮込んだ熱いスープを指すのだ!
ということは、「~羹」だと「~のスープ」ということになってしまうよね(笑)

日本に羊羹の原型が伝わったのは鎌倉のころと考えられているんだけど、禅宗と一緒にやってきたのがポイントだったみたい。
中国の本来の羊羹は字義通り羊の肉を使ったスープなんだけど、冷めると煮こごりになってゼリー状に固まったようなのだ。
肉食が禁じられている禅宗では、その代わりに小豆なんかを使って似たようなものを作ったんだって。
小豆を煮て、小麦粉やくず粉と混ぜて蒸して固めたようなのだ。
これが蒸し羊羹の原型。

ちなみに、もう一つ説があって、羊の肝臓を模したお菓子に羊肝こうというのがあって、それが日本に伝えられる際に「かん」の字が間違ったというもの。
ちなみに、羊肝こうは点心で食べられていたもので、小豆を使った蒸し餅菓子だったようだよ。
これももともとは羊の肝臓が食べられていたんだけど、精進料理では肉食が厳禁なので、代わりに小豆で似せて作ったもののようなのだ。
いずれにせよ、本当は羊料理だったわけだね。

で、なんだかんだで蒸し羊羹が日本に伝来したんだけど、ここでもまだ「~羹」とは大きく違って寒天が出てこないのだ。
寒天を使った羊羹が出てくるのは江戸時代。
米粉を混ぜて蒸して作るういろうは蒸し羊羹の一種だけど、寒天で固める羊羹に比べるともっさりしているのだ。
ねっとりした食感がないよね。
寒天で固める煉り羊羹が出てきて、だんだんと近づいてくることになるよ。

でも、「~羹」に行き着くにはもう1ステップ必要。
今度は、よりつるんとした食感を出すために、水分量を多くした水ようかんが作られるようになるのを待たなければいけないのだ。
はっきりした年代は不明なようだけど、だいぶ時代をくだらないといけないみたい。
こうなると、小豆あんを寒天で固める、というテンプレートができあがるよね。
ちなみに、重要な材料である寒天も江戸時代の発明。
すでにところてんは食べられていたけど、それをいったん凍結させることで不純物を取り除いた寒天が広まるのは江戸時代になってからなのだ。

で、その水ようかんのバリエーションとして、小豆あん以外のものを寒天で固め始めるのだ。
これはもう明治に入ってからみたい。
牛乳羹なんかはもっと最近だろうけど。
同時に、寒天を使った甘味も明治から広まり出すのだ。
浅草の舟和がみつ豆を売り出したのが明治30年(1897年)で、ここからあんみつ、みつ豆、豆寒などの甘味が広まっていくんだ。
こうして、寒天を使った菓子が夏の風物詩となっていったのだ。

いやあ、もともとは熱いスープだったはずなのに大きな変革だよ。
もはやもとの意味はまったく痕跡もないし、むしろ熱いから冷たいだから逆になっているからね!
ちなみに、すでに辞書によると「羹」で餅菓子を意味すると載っているのだ。
これは蒸し羊羹などを念頭に置いたものだけど、九州のかるかんは「軽羹」で蒸した餅菓子だから、確かにその意味は生きているのだ。
とは言え、あんまり餅菓子の意味で「羹」を使っている例は少ないけどね。
そのうち、辞書的な意味でも、「羹」=「寒天を使った冷たいお菓子」というところに行き着くはずなのだ。