2026/07/11

無料とは限らない

 密着物ドキュメンタリーの人気コンテンツと言えば警察だけど、その次が救急だよね。
毎日のようにいろんな人が事故や病気で救急搬送されているみたいだよね。
救急車がすぐに来てくれて命が助かった、みたいなのがテレビでは放映されるわけだけど、迷惑駐車で立ち往生して病院への到着が遅れたり、救急車が出払っていてすぐに現場に向かえなかったり、そういうトラブルもあるようなの。
この中で、問題なのは「すぐに迎える救急車がない」問題。

担当区域内の事案発生件数に対して配備されている救急車の数が少なすぎる、というのだと「お上」の問題だけど、そういうわけでもないみたいなんだよね。
むしろ、「不要不急」の出動で、一刻一秒を争う事案に回せなくなっている事例がある、ということなのだ。
なぜそういうことが起こるのか?
簡単な話で、救急車を呼ばなくてもいいようなものでも読んでいるから。
事故や突然の発作などが起きれば当然パニックにはなるわけで。
そんな当事者が、これは救急車を呼んでいいか、タクシーなどで自分で病院に向かえばいいか、なんてまともに判断できなくても不思議ではないよね。
で、救急車を呼ぶべきかどうか迷ったときに相談できる「#7119」というサービスもあるのだけど、余裕がなければここに連絡できないよね。

東京消防庁なんかは、そういうサービスも用意しつつ、少しでも不安があればすぐに119番通報するように呼び掛けてはいるのだ。
それはそうだよね。
119番通報すると、東京都23区内の場合は災害救急情報センターというところにつながって、オペレーターからまず「火事ですか?救急ですか?」という確認があるんだよね。
消防車を呼びたいのか、救急車を呼びたいのかを確認するわけだ。
で、消防車を呼ぶ場合はすぐにカジノ状況とカジノ現場の住所の確認をして、専用システムで場所の特定とそこに迎える消防車の手配をするわけ。
これはわりとすんなりいく話。

救急の場合は、患者さん、ケガをした人の状況を確認して、まず何をすべきかを助言しつつ、すぐに迎える救急車の手配と受け入れ可能な病院の探索を始めるのだ。
ケガで出血が多い場合はきれいな布でケガしている床を圧迫して、とか、突如倒れた場合はとにかく動かすな、とか、心肺停止の場合は心臓マッサージや人工呼吸をして、とか。
この時点で、電話をかけてきた人がパニクっていても、そこまで緊急性が高くなさそうな場合はそういう対処に移行。
一刻一秒を争うようなケースはとにかく現場到着を優先という感じで。
でも、同時並行的にまとめて要請がきていればその中でトリアージで優先順位をつけて救急車を派遣する、ということもできるのだけど。
実際は五月雨式に次々と出動要請が来るわけだよね。
そんな中で、まだまだ救急車を確保しておきたいからここはいったんこらえて、みたいな運用は許されるわけもなく。
また、実際に現場に到着してみるとそこまでじゃなかったみたいな事例もあるわけで(嘘とは言わないけど大げさに言っている場合もあるはず)。
中には悪質なものもあって、本人的に救急車を呼ぶ必要がないとわかっているのに、無料で病院まで送り届けてくれるので、と呼ぶようなケースも出てきているようなのだ。

こういうのが積み重なると救急車が足らない問題が発生するんだよね。
で、当然のことながらここで抑制すべきは、呼ぶべきじゃないのに読んでいるケース。
そこで出てきたのが、救急車の有料化。
欧米ではすでにそうなっているところも多いけど、日本でも一部自治体で始まっているみたい。
三重県松阪市とか茨城県とか。

調べてみると、けっこうトリッキーなことをしているんだよね。
救急搬送という乗り物で人を運ぶ行為に対して優勝で対価を得ようとすると緑ナンバーでないとだめらしいのだ。
一般の救急車だと「白タク」行為になってしまうらしい・・・。
そこで、運び込んだ先の「特定療養費」という名目で徴収するんだって。
この「特定療養費」というのは、紹介状を持たずに特定機能病院にかかった場合に請求される料金で、国が認める最低基準が7700円。
なので、救急車の有料化もこの7700円になっているみたい。
当然、これは希求性が高いなどやむを得ない場合には免除されることになっていて、救急搬送の場合も、緊急性が高くて運び込まれた場合は免除、そうではなく、緊急性がないのに運び込まれた場合は有料、という感じに運用するみたい。

なかなか頭がいいなぁと思うよね。
「緊急性」というのはちょっとあいまいな概念なので運用ではもめそうだけど、正直これでいいんじゃないかなぁ、と思うよ。
自分が使わなくちゃいけない時のことを考えれば、不埒の使い方は厳に抑制すべきと思うよね。

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