ロシアンなやつ
近所のスーパーには、契約農家さんから直接仕入れた野菜が売られているんだよね。
ちょっと見栄えがよくなかったりするんだけど、安くて新鮮でよいのだ。
で、この間、そんな中につやっつやのしし唐があって、思わず買ってしまったのだ。
食べてみると・・・。
辛いやつがいた!
なんか10本に1本くらいの確率で辛いやつに当たるよね。
しし唐は正式には獅子唐辛子で、トウガラシのうちから見の少ない品種。
唐辛子は実の先がとんがっているけど、そこが丸くなっていて獅子頭みたいだから獅子唐辛子なんだって。
もっとフォルムが丸まったピーマンは同じくナス科トウガラシ属だけど、こっちは辛いやつに当たることはないのだ。
というのも、しし唐は辛み成分であるカプサイシンを作る能力自体はあって、それが普段は発現されていから辛くならないのだけど、ストレスを受けたり、すぐ近くに辛いトウガラシが栽培されていて交雑しt受粉したりすると辛くなるのだ。
交雑は防げるとしても、このストレスというのがたまにある辛いしし唐の原因みたい。
南米原産の植物だけあって、暑さに強く寒さに弱いので夏野菜として栽培されるけど、温度変化が大きいとストレスを受けるらしく、辛くなりがちのようなのだ。
なので、熱帯夜が続くような時期になれば問題ないけど、5月終わりから6月くらいの朝夕はまだかなり涼しいような時期のものは危険があるわけだね・・・。
どうもストレスを受けたものは種も少なめになるようなので、下手を外したときに種が少なめなものはより危険度が高いみたいだよ。
(種が少ないからと言って必ず辛いわけでもない。)
そういうやつを見つけたら心しておいた方がいいね。
似たような野菜に、京都の地場野菜の万願寺トウガラシというのがあるよね。
こっちは先がとんがっているトウガラシ然としたフォルムだけど、かなりの大きさ。
しし唐の2倍くらいの長さがあるのだ。
より肉厚で甘みがあるように感じるよ。
で、このもとになっていると思われるのが、戦国時代の16世紀に南蛮渡来で日本にトウガラシが導入してすぐくらいに栽培品種として確立されていたと考えられている伏見トウガラシ。
こっちはしし唐よりは少し大きく、万願寺トウガラシよりは小さめで、先がとんがっているスタイル。
京都以外だと、公知なんかでよく栽培されている甘長唐辛子というのもあるよね。
印象としては、甘長唐辛子は万願寺トウガラシに比べて曲がったりねじれたりしていることが多いように思うよ。
これらもトウガラシはトウガラシ。
やっぱりカプサイシンを作る能力そのものはまだ保持しているらしい。
しし唐より食べる機会が少ないだけかもしれないけど、辛いものにあたったことはないから、ちょっとストレス耐性があ高かったりするのだろうか?
しし唐よりは高価なものだから、より丁寧に栽培されていてストレスがかかりにくい環境になっている可能性もあるけどね。
一方、いわゆる普通のピーマンは米大陸でカプサイシンを作る能力がないもののうち実が大きくなるものを栽培品種にしたもので、こえは明治期に日本に導入されるのだ。
すでに江戸時代に広まっていた甘みトウガラシが和食に使われ、新興のピーマンは洋食や中華にという感じだけど、青臭さが強めだったむかしのピーマンは人気がなく、食卓に広まったのは戦後からみたい。
このピーマンはトウガラシ属の中でも比較的寒さに強く、手間を可kれ場品質は高まるけど、手間をかけなくてもそこそこのものが収穫できるという優れもの。
つまり、安く大量生産できる野菜だったのだ。
なので、家庭での普段使いはピーマンに席巻されていったわけ。
しし唐とかってやっぱり季節性のある野菜という印象だもんね。
かつ、完全にカプサイシンを作らないので、寒い時期とカニ作っても安定の甘み。
これが大きいのかな。
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