2011/08/13

どこに干す?

毎日暑いし、日差しも強いよねぇ(ToT;)
この時期だとい、夕立がこわいものの、洗濯物を外に干すとからっとすぐに乾くのだ!
節電が求められている今こそ、自然の力を使って乾燥だよね。
とは言え、昼間家にいられない共働き家庭の身としては、平日に外に洗濯物を干すのは難しいんだけど(>_<)

よく言われるのは、部屋干しだと独特のにおいが出てくるけど、外に干すとそれがない、というもの。
なので、外に干せないなら乾燥機で乾燥させる、ということになってきているのだ。
部屋干しもうまく活用できれば省エネにもなるし、よいんだけどね。
で、その気になるにおいのもとは、最近CMでもおなじみになってきた雑菌の繁殖。
洗濯物はきれいなはずなんだけど、実際には繊維の間に洗剤が残って付着していたり、落としきれなかった皮脂の汚れなんかがこびりついているのだ。
で、そこに湿気が加わると、雑菌が繁殖してしまうというわけ・・・。

部屋干しのにおいを抑える洗剤やスプレーには殺菌成分が入っていて、この雑菌の繁殖を抑えるのだ。
外に干している場合は、太陽光に含まれる紫外線によりある程度の殺菌効果が期待できるのと、部屋干しよりは乾燥が早いので、雑菌が繁殖できる時間が短く、においが出る前に至らないんだ。
でも、くもりの日なんかだと乾燥に時間がかかって、いつまでも湿気っている状態なので、場合によってはにおいが出てくることもあるのだ。
乾燥機の場合は、乾いた熱い空気で一気に乾燥させるのでその心配はないんだよ。

乾燥機の場合、回転させながらまんべんなく熱風を当てて乾かしていくので、乾燥も早いし、タオルなんかだとふっくらと仕上がるんだよね。
これは回転させることで洗濯している間につぶされていたパイル生地の繊維がふくらんでくるから。
タオルを天日干しする場合は、洗いざらしをそのまま干すと、繊維がつぶされたまま乾燥されてしまうのでごわごわになるのだ!
そのときは、タオルをよく振ったりはたいてから干すとごわごわにならないよ。
そうすることでつぶれていた繊維の間にも空気が入り込み、わりとふっくらと乾燥させることができるのだ。
柔軟剤を使うと繊維自体はやわらかく仕上がるけど、繊維自体がつぶれている場合はその効果がうすいので注意が必要だよ。
柔軟剤を増やせばふっくらとなるわけではないのだ。
問題は乾燥のさせ方なんだよね。

でも、乾燥機も完璧ではないんだよね。
エネルギーを余計に消費するというのもあるけど、一気に乾燥させるので、繊維を傷める可能性があるんだ。
絹や化学繊維のように熱に弱いものだと、その熱で縮んだりするので、それはNG。
また、なかで乾燥させながら回転させるので、ボタンなんかも壊れやすいんだよ。
さらに、乾燥気温赤で動き回るので、しわがつきやすいのだ。
後でアイロンをかけたりすればよいわけだけど、乾燥機は下着やタオルなんかが得意で、高級な衣類には使えないのだ。
ま、高級な衣類は普通はクリーニングに出すけどね(笑)

乾燥機と部屋干しの間にあるのが浴室乾燥。
うちももっぱらこれなのだ。
お風呂場に部屋干ししつつ、そこに乾いた温風を当てつつ、洗濯物から出てくる湿気を排出していくのだ。
普通の部屋干しよりはるかに早く乾くし、日中洗濯物が取り込めない人にはありがたいよね。
最近では放射性物質がつくので外に干せないなんて言って使う人も多いようだけど。

天日干しの場合は、重力で下に引っ張られながら乾燥していくので、しわができづらいんだよね。
とは言え、天日干しでもしわができることはあって、その対策としては、干すときにぱんぱんとよくたたいて伸ばしてから干すとしわになりづらいのだ。
あらかじめアイロンを軽くあててから干すなんていう裏技もあるみたいだよ。
もともと洗うときにネットにたたんで入れて洗るとさらによいらしいのだ。

天日干しもただ日の当たるところに干せばよいというわけではなくて、洗濯物の乾燥には4つのポイントがあるのだ。
それは、気温、湿度、風、日照で、天気予報と一緒に出てくる洗濯指数はこれを組み合わせて計算しているらしいよ。
詳しくは予報会社の企業秘密なんだそうだけど(笑)
重要なのは、湿度と風で、いくら気温が高くても湿度が高いと乾きづらいし、また、気温が低くても風があると乾燥が早いのだ。
日照が少なくても、洗濯物の回りの蒸発した水蒸気が散っていってくれるので、風があるとどんどん水分の蒸発が進んでかなり乾くんだよね!
ま、天日干し独特のあたたかみやからっと感は低いかもしれないけど。

また、直射日光を当てるかどうかも問題なんだ。
よく「陰干し」なんて言葉があるけど、それは、直接日が当たらないように風通しのよいところに干すことなんだよね。
日光には殺菌効果もあるんだけど、同時に、紫外線は色素を変化させて、退色させる作用があるので、色もの・がらものにはよくないのだ。
そこで、日の光を当てずに乾かすわけ。
また、ぬいぐるみとかくつなど、内部に水分がたまりやすいものは、直射日光を当てて乾かすと表面だけ乾燥してしまって中が湿ったままになるんだよね。
なので、内部の水分が徐々に表面にしみ出ていきつつ、表面から水分が飛んでいくように乾かす必要があるのだ。

陰干しではなくて、夜干しというのもあるのだ。
単に夜に干すだけなんだけど(笑)
これは時間がない人が使ったりするよね。
でも、注意しなくちゃいけないのは、夜露が下りてせっかく乾いた洗濯物がまた湿気ってしまう可能性があること。
それと、乾くのに時間がかかるので、においが出るおそれもあるのだ。
陰干しと同じように、風通しが重要なのと、湿度に気にしなくちゃいけないんだ。

というわけで、洗濯物の乾燥だけでも奥が深いんだよねぇ。
なんにせよ、洗濯したての衣類は気持ちよいのだ♪
きちんと乾かして、気持ちのよい生活を送りたいよね。
そのためにも、うまく洗濯物を干さないと。

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