2014/06/14

水もしたたるいいカサ

うっとうしい梅雨の季節到来!
この時期はカサを持ち歩かなきゃいけないのが面倒だよね(>o<)
しかも、電車の中でぬれたカサを押しつけてくる人とかもいるし・・・。
カサから垂れる水滴の量ってけっこうなもので、カサ袋なんかを使うとびっくりするほどたまっているよね。
ある程度カサを振って落としているつもりなのに。

買ったばかりのカサは撥水効果も抜群で、ちょっと振るだけですぐに水滴がきれるんだけど、使い込んでいくうちに水切れは悪くなり、しまいには、カサの布地がぬれるようになるのだ・・・。
こうなるとカサを乾かすのにも時間がかかるんだよね。
で、撥水コートスプレーなんかをかけるんだけど、その効果も短期的。
なかなかもとの撥水効果は復活しないのだ。
で、ネットでいろいろ調べてみると、おどろきの方法が!

布製のカサの場合、布地の表面にフッ素樹脂加工がしてあって、それで撥水効果が発揮されるのだ。
このフッ素樹脂はテフロン加工のフライパンと同じで、熱や化学薬品にも安定で、水と油をはじくんだよね。
テフロン加工のフライパンに少量の水を入れると水滴のまま転がるけど、ああいう状態でカサの表面ではじかれるというわけ。
ただ、フライパンも使い込んでいくとテフロン加工がはげ、水や油をはじかなくなるように、カサのフッ素樹脂加工もそんなに長持ちしないのだorz
これが最初はよく水をはじいていたけど、だんだんとはじかなくなる原因。

フッ素樹脂加工された布地の表面にはきれいにフッ素樹脂が並んでいるんだけど、カサをたたむときや持って歩いているときにこすれたり、手の脂がついたりなどで、このフッ素樹脂のきれいな並びに乱れが生じるのだ。
そうすると、その乱れたところは水をはじかなくなるので、水がしみこんでしまうわけ。
表面に規則正しく水をはじくフッ素樹脂が並んでいないと、撥水効果は期待できないのだ!
防水スプレーを上から吹き付ける場合は、こうしたフッ素樹脂の乱れに伴う凸凹を上からさらにコーティングしてしまうというもの(防水スプレーには、カーワックスにも使われるシリコン系樹脂も含まれているみたい。)。
穴だけ埋めるというよりは、厚塗りで重ね塗りしてごまかす感じかな(笑)
表現は悪いけど。
でも、そもそも均一にきれいにコーティングできないし、やっぱりもともと凸凹のあったところはまたコーティングがはがれやすいしで、あまり長持ちしないんだ。

そこで試してみたいのが、熱によってフッ素樹脂の規則正しい並びを復活される方法♪
こすれたりしてフッ素樹脂の並びに乱れができて撥水効果が弱まっている場合、フッ素樹脂自体がはがれてしまっているわけではないので、またきれいに並べられれば撥水効果はもどるはずなのだ。
で、実は、それは外から熱を加えることで簡単にできるんだって。
方法は簡単。
弱めのドライヤーの熱を当てるだけ。
少しずつぬらしながらやると、撥水効果の復活が目に見えてわかるそうだよ。
アイロンをかけるのでもいいそうだけど、解体しないでアイロンはきついよね。
ただし、使い古したカサだとすでにフッ素樹脂自体がはがれ始めている可能性があるので、その場合はあまり撥水効果はもどらないのだ。
また、フッ素樹脂加工によるものなら復活するけど、特殊な化学繊維などを使って撥水効果を出しているものなどには応用できないよ。
フッ素樹脂加工かどうかをまず確認しよう!

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