2008/12/22

積み重ねろ!

今日はひさしぶりにホットケーキを焼いて食べたのだ。
これが、ホットケーキミックスの箱の裏に書いてあるとおりにやったら、非常にうまく焼けたんだ。
あらかじめ熱くしておいたフライパンを少し冷ましてから生地を流し込んで焼くのがコツみたい。
最近では人気キャラのリラックマの好物としても知られているよね。
というわけで、今回はホットケーキについてちょっと調べてみたよ。

米国などの英語圏ではホットケーキではなくてパンケーキと呼ばれることが多くて、これはフライパンで簡単に作ることができるケーキだからなんだって。
確かに、普通のケーキだとオーブンがいるわけだけど、もっと手軽にできるよね。
小麦粉と卵を使った薄めの生地を焼いたもの、という意味では古代エジプトからあるそうなんだけど、今のようにフライパンで焼く形になったのは米国に移民した人たちが始めたものだそうだよ。
まだオーブンなどが使えない時期にフライパンで焼く手法を考案したんだろうね。
必要は発明の母なのだ。

ホットケーキの材料と言えば、小麦粉、卵、砂糖、牛乳、ベーキングパウダーなど。
でも、日本では自分でまぜることは少なくて、たいていはあらかじめすべて混ざったホットケーキミックスを買ってくるよね(牛乳は後から足すけど。)。
ベーキングパウダーのおかげでふっくらと焼き上がるわけだけど、欧州では入れないでもっと薄型に、具のないお好み焼き、厚めのクレープのように焼くんだって。
欧米では日本とは違って、ホットケーキは甘くしておやつに食べるだけじゃなくて、砂糖を入れずに焼いて軽食として食べるからなのだ。
卵やベーコンなんかとあわせたりするし、オランダの方では具を入れてお好み焼きのように焼くこともあるみたい。
ま、パンの代わりだよね。
むかしアクドナルドにそんなメニューがあったけど、あまりはやらなかったのか、いまでは甘いおやつ系のホットケーキしかメニューにないのだ(>_<)

ホットケーキを焼くときのコツは、一番最初に書いたように少しフライパンを冷ましてから生地を流し込むこと。
これは、熱いフライパンに生地を流し込んでsまうと表面だけ焦げてしまって中まで火が通らずぐちゃぐちゃになるからだとか。
少し冷ましたフライパンに生地を流し込み、弱火でじっくり焼くと、表面がむらなく茶色になって、おいしそうに焼けるんだよ。
表面にぷつぷつと泡が出てきたら中まで火が通ってきた証拠で、フライパンに接していない方の表面が少し乾いてきたくらいでひっくり返すとちょうどよいんだよ。
で、その後反対側もじっくりと弱火で焼いていくのだ。
あまり焼きすぎるとかぴかぴになってしまうけどね。
焼くときのこつはあまり動かさないこと。
焦げ付かないように気になってしまうけど、生地を入れたところやひっくり返したところで動かしてしまうと表面にデコボコができて一様に焼けず、色にむらが出てしまうんだよ。
じっと我慢の子で焼き上がる忍耐力も必要というわけ。

焼き上げたホットケーキは通常バターをのせてとかし、さらにメープルシロップやハチミツをかけて食べるよね。
ホイップクリームとフルーツソースなんていうのもかなり広まってきたのだ。
でもでも、1枚だけで食べることってそんなになくて、なぜか重ねるんだよね(笑)
これは米国でも同じで、1枚1枚が薄いから、それでボリューム感を出しているみたい。
この形状から、積み重なっていくことをよく「パンケーキ」と例えるんだ。
例えば、電気の場合、遠く離れた発電所から電気を運んでくるといろんなネットワークを通って運ばれてくるわけだけど、そのたびにネットワークの使用量をとられてそれが積み重なっていくのだ。
これを通称「パンケーキング」と呼んでいるんだよね。
まさに積み重なっていくからだよ。
※実際には電気の場合は色がついているわけでもなし、ネットワークの入口と出口でバランスがとれていればよいのでネットワーク料金を課金していく必要は必ずしもないので、最近ではパンケーキ問題の解消をするように工夫しているみたいだよ(これは日本の電気料金体系でも同じだよ。)。

それと、ホットケーキに似たものと言えばどら焼きの皮。
どら焼きは上野のうさぎ屋で大正時代に考案されたというんだけど、どうもホットケーキが明治の後半に紹介され、世に知られるようになったころなので、それがひとつの源流なのだ。
最初はホテルの朝食とか限られたところでしかたべられなかったようで、認知度も低く、どら焼きとの区別もあいまいだったみたい・・・。
戦後に洋食が一般化するとホットケーキも家で作られるようになり、ホットケーキミックスが登場するとかなり頻繁に家庭で食べられるようになるのだ。
今ではこの混同は考えられないよね。
ちなみに、どら焼きの皮はホットケーキというよりはカステラ生地に近くて、卵がよりたっぷりなんだよね。

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