2009/03/14

タコたち

今日は御日rにタコスをいただいたのだ。
野菜もわりとおおめにとれるし、サルサのすっきりした辛さが好きなのだ。
スパイシーなお肉も野菜と差宇佐と一緒に巻くとさっぱり食べられるよね。
同じファストフードでも、ハンバーガーなどに比べるとヘルシーっぽい感じがするよね(笑)
というわけで、今日は少しタコスについて調べてみたよ。

日本語では「タコス(tacos)」と言うけど、実はこれは複数形で、本当は「タコ(taco)」が正しいようなのだ。
なぜか日本では複数形で広まってしまったわけだけど、スミをはくタコ(octopus)と区別がつかないからかな?
時々にhんではこういうのがあるよね。
最初にオープンした店の影響というのもあるのだろうけど。

このタコスはスペイン料理の流れをくんでメキシコで発達した料理で、軽食・簡単な食事としてよく食べられるんだよね。
日本で言うと丼物とかおにぎりに近いのだ。
タコは、トウモロコシ粉を使って作った平たいパンのトルティーヤにレタスやトマト、タマネギなどの野菜、小さく切った牛肉のステーキや豚肉・鶏肉の細長く引き裂いたものなどの肉をコリアンダーなどの香草と一緒にサルサをかけて巻いて食べるのだ。
最近はアボガドを使ったmどりいろのねっとりしたソースのワカモレを入れたり、過rさいそーセージのチョリソ、キャベツ、キノコ、チーズ等々、具のバリエーションはたくさんあるんだよね。
そのあたりもメキシコの国民食という感じがするのだ。

ところが、これが米国に渡ってテクスメクス料理になると様変わりするのだ。
まず、ハードタコとソフトタコというものに分かれたんだよね。
ハードタコはトウモロコシ粉で作ったトルティーヤをトルティーヤ・チップスのように油で揚げてかりかりにしたものの中に具を挟んだもの。
さくさくした食感を楽しむのだ。
ソフトタコはメキシコのタコに近いけど、使うのは小麦粉を使って作ったトルティーヤで、本場のもっさりした感じから、もっちりした食感に変わるんだよね。
薄焼きパンに具を挟んだ感じだよね。

で、米国のソフトタコが日本に導入され、日本のタコスができるんだよね。
米軍が駐留している沖縄ではあなりむかしから広まっていたみたいだけど、本土上陸はもっと後。
ボクが知る限りでは、外タレの先駆者の一人、ユタ出身の弁護士であるケント・ギルバートさんが原宿にタコスの店を作ったのがメジャーになった最初じゃないかな?
その店亜すぐにつぶれてしまって有名になったんだけど。
きっと、米国料理を食べさせるお店である程度認知されはじめ、いよいよ広めていこう、というときにあまりうまくいかなかったのだ・・・(>_<)

それがヘルシー食ブームか、スパイシーな料理のブームに乗って一気に広まったんだよね。
今ではかなりメジャーな食べもなのだ。
さすがに米国のように専門のチェーン店(タコベルなど)ができるほどじゃないけど。
でも、このタコスの浸透で、タコスフにして食べる、という習慣も出てきたよね。
もともと手巻き寿司とか海苔巻き、丼物などの組み合わせ系の食べ物が好きだから、米国風からはまた変わって独自の発展を遂げようとしているのだ。
そもそも、きっと辛さも抑えめだし、香草やスパイスも抑えめだろうしね。
それにピタパンやラップ系のサンドイッチも合流するからわけわからなくなるわけだけど。

さらに、沖縄で独自の発明されたのがタコライス。
タコスに巻く具をライスにのせたという、丼とタコスの融合で、米軍の兵士にたくさん安く食べてもらおうと1980年代にできたみたい。
今ではロコモコと並んで、新たな丼物として東京でも見かけるようになったよね。
塩辛くてスパイシーな肉類はむしろご飯に合うかもしれないのだ。

でも、こうした動きがあると、また原点回帰も出てくるんだよね。
けっこうメキシコの人が日本にやってきたというのもあるんだろうけど、本場のメキシコ料理屋で本場のタコも食べられるようになってきたのだ。
でも、正直なところ、ボクなんかは日本風にアレンジしたものの方がやっぱり食べやすくて好きなんだけどね。
それに、日本風の新たなバリエーションも出てきているので、いつしかカレーライスのようにむしろ日本風が海外に輸出できるくらいにしたいものなのだ。

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