2009/04/18

野菜ラーメンとは違うぜっ

最近ちょっと体重が増えてきたので、食事に気を遣っているのだ。
それでも、おかしやおやつを食べてしまうからなかなか減らないんだけど・・・。
で、特に気をつけているのは、あんまり脂っこくないもの、炭水化物の少なめのもの、そして、野菜が多いもの。
やっぱり量をそれなりに食べたいし、かつ、食物繊維をたくさん摂取すると健康にもよいので、野菜を食べたくなるんだよね。
そんなとき、実は気軽に食べられるのがタンメン。
味もあっさりしているし、なかなかよいのだ♪

実はこのタンメン、中国にはない料理で、日本オリジナルなんだとか。
ラーメン自体も中国にはないけど、似たような料理があってその日本風アレンジだったわけだけど、タンメンばかりは似た料理もないようなのだ!
中国で「湯麺」というと、スープと麺のみのシンプルな麺料理で、日本のタンメンとはまったく関係ないんだって。
しかも、関東ではよく食べられるけど、中部以西ではマイナーな麺料理なだとか。
関西では知っている人も少ないそうだよ。
この地域的偏りはおどろきだよね・・・。

タンメンは塩味のラーメンに野菜炒めがのっているイメージだけど、そうではなくて、それは野菜ラーメンなのだそうなのだ。
タンメンの場合は、キャベツ、もやし、ニラ、キクラゲ、豚肉などの野菜炒めと同じような材料を、やっぱり野菜炒めのように塩味をつけながら炒めるんだけど、この先が違うのだ。
スープの入った麺の上にのせてしまうと野菜ラーメンで、この炒めた野菜に鶏ガラのスープを加えて煮たてたものを麺の上にかえるのがタンメンなのだ。
つまりは野菜とスープの一体感が違うわけ。
この作り方自体は長崎ちゃんぽんなんかにも似ているけど、ちゃんぽんの場合は麺を入れてさらに一緒に煮込むのだ。
スープの多い塩味焼きそば(スープパスタの中華版)とも言えなくもないのだ。

このタンメン、発祥も謎で、東京か横浜あたりで生まれただろうと言われているものの、いつどこで生まれたのかがわからないんだって。
いつの間にか広まっていて、それがどこの中華屋さんでも見られるくらい広まったということなのだ。
最初に作られたのは戦前とも戦後とも言われているんだよね。
長崎ちゃんぽんは明治時代には生まれていたというから、それが関東に伝わってきて、ラーメンに使う中華麺で作るようになったのかも。
ちゃんぽん麺は太いので似ても大丈夫だけど、ラーメンの縮れ麺だと煮込むのに向いていないので、野菜たっぷりの具入りスープをかけるようになったと考えると合理的なのだ。
ま、実際はどうかわからないけどね(笑)
でも、それが発展して、味噌味のものが出たり、もやしそばのようなバリエーションが出たりと広がっているんだから、おいしい料理として受け入れられたことは確かなのだ。

で、これとは対照的に、万人受けしない野菜たっぷりの麺と言えば三田が発祥のラーメン二郎。
ラードたっぷりの醤油味の濃厚なスープ、大量の麺と野菜が特徴で、野菜たっぷりのラーメンではなく、もはや「二郎」という食べ物とも言われるくらいなのだ。
三田本店には長い行列ができているし、他の支店もけっこう人が並んでいるよ。
好きな人にはたまらない大食い料理なのだ。
似たような麺を出す二郎リスペクトのお店もあるんだよね。

もともとはお金のない学生のために安い値段でたっぷり食べてもらおうという発想で作られたらしいけど、そこから独自路線を歩むことになったみたいだよ。
その歴史については、かつて三田本店の親父さんにインタビューしてまとめられているのだ。
このサイトで読めるよ。
知れば知るほど興味がわくんだけど、ボクは未体験なんだよね。
一度挑戦しようかな?

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