2023/05/20

失礼ですがお年は・・・

ニュースで見たのだけど、コンビニでお酒か何かを買って年齢確認を受けた外国の人が暴れた、という動画あるのだ。
こんなのおかしい、未成年じゃないことは見ればわかるだろ、変なルールを押しつけるな、ということらしい。
これって、コンビニやスーパーでタバコやお酒を買うときに年齢確認をするようになって、主に高齢の男性が怒り出す、というのも聞くよね。
そうはいっても、お店の人もルールだからやっているわけなんだけど。
でも、ルールが何に基づいているのかよくわからないから、ちょっと気持ち悪いのだ。
ということで調べてみたよ。

基本的には、20歳未満の人が飲酒・喫煙をしてはいけない、というのは法律で決まっていること。
これは、「二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律」と「二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律」のそれぞれで規定されているんだ。
成年年齢は変わったけど、飲酒・喫煙のボーダーは20歳のままなんだよね。
この法律のみそは、相手が20歳未満で自分で飲酒・喫煙するために買おうとしているとわかっていがら売ってしまった場合はその販売者には罰金、ということ。
法律名がカタカナ出あることを見ればわかるけど、どちらも古い法律で(それぞれ大正と明治)、子どもが親のお使いで買いに来る、というのを当然のことながら想定しているので、買うこと自体までは禁止していないのだ。
でも、販売する際には年齢確認など適切な措置をとることと義務づけはしているよ。

そんなこと言われても、自分で飲酒・喫煙するのか、お使いで買っているのかなんてわかりようがないよね。
というわけで、業界団体(一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会)でガイドラインを作ったりしているみたい。
法律だけを頼りにするとどうしてもお店の野人の判断で、ということになるからね。
で、そういう中で生まれてきたのが、今の年齢確認制度。
警察や国税庁は、年齢確認に当たってはどういう証明で確認してね、みたいな指導はしているみたいだけど、これは一般的なルールに落とし込んでいるわけだ。

現在よくあるのが、まう見たからに怪しそうな和回避地には声をかけて年齢確認する、というもの。
といっても、幼く見える人もあれば、老けて見える人もいるわけで・・・。
そこはもうどうしようもないんだよね。
でも、俺がそんな風に見えるのか、と切れられることもあるので、コンビニやスーパーでは、お酒やたばこを買う際はレジのところで「年齢確認ボタン」をタッチしてください、と言われるよね。
これは買おうとする人の自己申告をまずもらおう、ということなんだけど、これが面倒だ、という人がいて、もめる原因になっているのだ・・・。
近所のドラッグストアなんかだと、年齢確認シートみたいなのがレジに置いてあって、「20代以下」か「30代以上」かを指さしで確認するんだよね。
で、「20代以下」の場合は年齢確認で証明書の確認も含めて対応する、というわけ。
指さしくらいならいいでしょ、ということだよね。

でも、どこまで行っても自己申告ベースだとトラブルが起こるので、デジタル社会においてもう少し工夫できないか、という動きもあるのだ。
もうすでに普及しているモノとしては、タバコの自動販売機で使うタスポ。
これはあらかじめ年齢を証明するものを示して申請することでもらえるカードで、これがないと自動販売機でタバコは変えないのだ。
人のを借りるなんてのはできるけど。
ただ、このために新たにカードをシンセしてもらう、というのは面倒なわけで。
けっきょく対面販売してくれるところで買う,みたい話になり、カード申請が面倒な人なので、年齢確認されるともめがち、ということになるのだ。

なのでかどうかはわからないけど、今すでにある証明書類で電子的になんとかできないか、ということで検討されているのが、マイナンバーカードなどができないか、ということみたい。
デジタル庁も協力して、さっきの日本フランチャイズチェーン協会でガイドラインを作ったりいているのだ。
これも面倒だ、と怒る人はいるけど、もうそういう世の中ではなくて、デジタルで本人の年齢確認できなければ売りません、としていくかないのかもだよね。
喫煙者は減っているし、若者はお酒を飲まなくなっているとは言われているけど、そういう厳格なシステムになっていきそうな気がしているのだ。

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