2013/02/02

ショウガのパワーではっとはっと

先週カゼでダウンしてしまったのだ・・・。
最初は節々の痛み、高熱が出てから下がったら今度はのどの痛み。
いやあ、苦しんだ苦しんだ(ToT)
そんなときにありがたかったのはスポーツドリンク!
カゼ引いているときにおいしいんだよね♪
そして、続いてほしくなるのがショウガ。

漢方にもあるくらいでショウガの薬効は知られているところだけど、食べただけで体がぽかぽかするからね。
のどを過ぎる瞬間はぴりりと痛いけど、その後はすっとするのだ。
これがまた気持ちいい(^o^)/
というわけで、ショウガ入りの汁ものやなんかを食べたくなるんだよね。
今回は、ショウガシロップも作ってもらったので、自家製ジンジャーエールも試してみたのだ。

ジンジャーエールって、欧米の家庭で伝統的に作られていたものとばかり思っていたんだけど、実はそうではないようなのだ(>o<)
ジンジャーエールの本家本もtごはカナダドライブランド。
カナダでソーダ水の販売をしていたマクローリン氏が、トロントでショウガ汁にフルーツジュースやフレーバーエキスを混ぜた飲料を販売しだしたのが始まりだとか。
これが1890年の出来事。
なんでも、フランスで飲んだシャンパンに感激し、ノンアルコールのシャンパンを作りたかったんだとか。
シャンメリーをしらなかったんだね(笑)
(しゃん目r-は戦後の日本でシャンパン風密栓炭酸飲料として開発された飲料だよ。)

1904年になって製法を確立。
ここでジンジャーエールが生まれたのだ!
カナダドライ・ペール・ジンジャーエール製法というらしいよ。
シャンパンを目指していた割には、見た目からかビール的なネーミングにしているのが謎だね・・・。
これが米国に進出し、大ヒットして、世界展開されていったのだ。
日本ではコカ・コーラから発売されているよね。
ジンジャーとはいいながら、ちょっとぴりっとする程度で、さわやかな甘さのソフトドリンクになっていて、確かに、シャンパンのような飲み口を実現しているのかも。

これと対極的とも言えるのが、アサヒ飲料のウィルキンソン・ジンジャーエール。
こっちはぴりっとどころじゃなくて、かなり辛いよね(≧ε≦)
ショウガらしさが残っていることもあって、愛好している人も多いのだ。
ボクもカゼの時なんかはウィルキンソンがいいね。
ちなみに、ウィルキンソンのは正式には「ジンジャエール」で「-」が一本少ないみたい(笑)

ウィルキンソンっていうと海外ブランドに聞こえるけど、れっきとした日本の炭酸飲料ブランド。
1889年(明治22年)に日本に定住していた英国人クロフォード・ウィルキンソンさんが、狩猟の途中に兵庫有馬で炭酸鉱泉を発見したのが始まりなんだとか。
この水をロンドンに送って調べてみてもらったところ、医療用・飲料用によい品質だというのでこの鉱泉水を売り出したのが期限なんだって。
欧米人は炭酸入りミネラルウォーターを好むけど、日本にはよいものがなかったので、日本在住の外国人にヒットしたみたい。
このウィルキンソンでジンジャーエールを作り始めたのが20世紀に入ったばかりの大正年間。
最初は辛口のジンジャーエールだけ作っていたみたいだけど、しばらくしてソフトな飲み口で甘口のドライジンジャーエールも販売し出したらしいよ(ドライの方が甘口なんだね!)。
やっぱり日本人には甘口の方が受けたのかな?

このウィルキンソンのジンジャエールは英国で伝統的に作られているジンジャービアの風味が強く残されていると言われているのだ。
ジンジャービアというのは、ジンジャーエールの発明以前から英国で作られていた飲み物で、ひょっとしたらジンジャーエールという名前もここにヒントを得ているのかも。
ショウガと糖分を一緒に発酵させたもので、ショウガの強い刺激と独特の甘さが特徴の飲み物なんだとか。
欧米の家庭で手作りされているっていう勘違いはここから来ていたのかも。
ドライイーストと砂糖、すり下ろしたショウガ、レモン汁を水と混ぜて半日から1日発酵させるらしいけど、日本の甘酒(一夜酒)みたいなものなのかな?

現代の日本ではやっている手作りは、ショウガシロップを炭酸水でわるものだよね。
ショウガシロップの作り方はいろいろあるみたいだけど、代表的なのは、皮をむいてスライスしたショウガに同量の砂糖をまぶし、水分が出きったところで好みのスパイスを加えて煮るというもの。
あくを取りながら数十分煮て、レモン汁を加えてから室温まで冷まして瓶に詰めるのだ。
これはやってみたことがあるんだよね。
簡単そうでやってみるとけっこう大変なのだ。

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