2016/11/05

フランスの時間

10月31日の深夜から、フランスは夏時間が冬時間に切り替わったのだ!
夏時間3:00になった瞬間に冬時間2:00になるんだ。
なので、1時間得するわけ。
逆に、冬時間から夏時間になるときは・・・。
朝がつらそうだね(笑)

フランスは標準時として中央ヨーロッパ時間を採用しているんだ。
これは協定世界時(UTC)と比べて1時間進んでいるので、UTC+1と呼ばれる標準時だよ。
ちなみに、夏時間になると1時間早くなるのでUTC+2。
日本標準時は、UTC+9で、夏時間は採用していないから、夏時間だと時差が7時間、冬時間だと時差が8時間になるんだ。

UTCはむかしのグリニッジ天文時をもとにしているので、基本的にはロンドンの 時間なんだよね。
で、ここでふと疑問。
ロンドンとパリって、あまり経度は変わらないのでは?
地図で見てもほぼ南北の関係だよね。
とすると、1時間も時差があるのはおかしい?
東京と北京の時差が1時間だけど、そこまで感覚的に離れていないよね・・・。

調べてみると、フランスの標準時に中央ヨーロッパ時間が持ち込まれたのは名地図/ドイツに占領されていた時代!
第二次大戦中のことなのだ。
それが戦後も残ってしまっているみたい。
確かに、ベルリンであればロンドンと時差が1時間くらいあっても不思議じゃないよね。
パリ、ブリュッセル、アムステルダムなどは、無理矢理ベルリン時間につき合わされたということみたい。
統治する方としては時差がない方がいいだろうからね。

純粋に経度だけで見ると、パリなんかは完全にUTCゾーンになるのだ。
なので、今の標準時はそもそも1時間近くずれていて、太陽が南中するのは冬時間では13:00ちょっと前、冬時間になると14:00近く・・・。
東京の場合は、南中時刻がだいたい11:56なので、ほぼ正午。
最初このギャップに戸惑ったんだよね。
これなら夜になっても明るいわけだ。
東京に比べたら、2時間時計が進んでいるのと同じだから。

逆に言うと、朝が暗い・・・。
日の出の時間は イメージとして東京より1時間遅いというrだからね。
これがますますパリがなんだか薄暗いイメージを持っているのにつながっているのかなぁ。
もともときれいに晴れ上がることもなくて、薄ぐもりで空が灰色のことが多いのだけど、イタリアのように真っ青な空という感じではないんだよね。
きっと、機構のみならず、日本人に染みついている時間と太陽との関係からもそう感じているのだ。

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