2018/10/13

危険を察知

日本では住宅用火災報知器の設置が義務化されているけど、フランスでも同じような状況らしいのだ。
ボクの住んでいるアパルトマンの玄関にも設置されているよ。
ところが、これがなぜかよく誤作動してなり出すんだよね・・・。
ちょっと怖い。
なので、火災報知器の原理を少し調べてみたのだ。

大きく分けると、過程の火災報知器は煙を感知るもの、熱を感知するもの、そして、光を感知するものに分かれるみたい。
それぞれ特徴があるようで、誤作動のリスクとか、危険な兆候の発見の早さなんかが変わるみたい。
ということは、設置場所によって適切なものを選ばないといけないわけだね。

煙を感知しているものは、煙の正体である微小な粒子による光の散乱現象を利用しているのだ。
天井に丸形の報知器が着いているものは、その円盤状の構造の中に発光器があって、腐だんっであれば光は直進しているんだけど、そこに煙が入り込むと光が散乱されるのでわかる、ということなのだ。
光が直進する方向以外のところに光センサーをつけておいて、そこで光が検知されたら煙等により散乱が起こった、というのがわかるんだよ。
でも、この弱点は、ほこりでも散乱が起きてしまうということ!
つまり、ほこりっぽい部屋だったり、掃除をしていないと、ほこりと煙を間違えて警報を発してしまうのだ。
おそらく、これが火災報知の誤作動の最大の要因だよ。

熱を感知しているものはそのままなんだけど、直接熱をサーモスタットで感知するものと、熱による空気の膨張を完治するものがあるみたい。
前者は周囲の温度が一定以上になったときに反応するんだけど、温度設定が低いと何でもかんでも反応しちゃうし、高いとある程度まで火が大きくならないと反応しないというジレンマがあるのだ。
空気の膨張を完治しているものは、報知器内の空気の急激な熱膨張に反応するようになっているのだ。
夏の暑い日に反応しないように、ゆっくりとした熱膨張には反応しないように空気を逃がすリーク用の穴がついているのだ。
火事などで急激に傍聴するとリーク用の穴から抜けるだけでは足りないので、はじめてそこで反応するというわけ。
でも、この場合はあくまでも空気の膨張を見ているので、一定の温度で反応する、というものではないんだよね。
くすぶった火でゆっくりと温度が上がっていくと感知しにくいのだ。

光を感知するものは、炎から出ている特定の波長の赤外線や紫外線に反応するもの。
一定以上の赤外線や紫外線を感知したときに反応するのだ。
熱より精度高く感知できるのだけど、一方で、大きく炎が上がらないような火災の場合、光では感知できないんだよね・・・。
火が長らくくすぶっている、というのは火災ではよくあることなので、これは弱点だよね。

というわけで、誤作動のリスクは高いものの、多くの場合住宅用の火災報知器は煙を感知するものらしいよ。
ほこりによる誤作動は火災報知器の中にほこりがたまらないように掃除したりすることでも防げるので、メンテさえきちんとできればよいということだろね。
うちの火災報知器もちょっと見てみるか。

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