2020/08/22

脱ぱさぱさ

 最近はどこに行っても「サラダチキン」を見かけるようになったのだ。
そして、味のバリエーションもたくさん!
胸肉をそのまま加工したもの、成型したもの、細かくさいたものなど、形状もいろいろとあるよ。
それだけ売れているんだろうね。
確かに、最近の健康志向で、高タンパク、低カロリー・低糖質のサラダチキンは人気があるようなのだ。

もともとは大船渡にある食品加工会社が、卸用に展開していた「蒸し鶏加工製品」を個別包装しm、そのままサラダの具材に使えるサラダチキン」として売り出したのがはじまりなんだとか。
その当時はまだ皮付きだったんだけど、皮を除くようにしたところ、低カロリーかつ高タンパクということで、ジムに通っているような体を鍛えている層に受け、売り上げが一気に伸びたそうなのだ
さらに、健康志向の高まりにより一般層にも広く受け入れられ、各メーカーが同じような商品を展開。
今では、どのコンビやスーパーにも独自製品があるほどだよ。

一時期糖質制限ダイエットがはやったけど、これって短期的には体重が落ちるものの、サステイナブルではなくて、糖質制限をやめたとたんにっりばうんどするんだよね・・・。
だったらずっと糖質制限すればいい、となるんだけど、それをしてしまうと、いわゆる「ガス欠」状態になって体を壊すのだ。
そこで、もともと王道なんだけど、カロリーを抑えつつ、基礎代謝を上げて緩やかに、でも、着実に体重を落としていく、というダイエット法が見直されたのだ。
この方法の場合、筋肉をつけていかないといけないので、適度に炭水化物は摂る必要があるし、何より、タンパク質をちゃんと摂らないとダメなんだよね。
そこでこのサラダチキンが救世主となるのだ。
ボクもごはんや麺類などの炭水化物大好き人間なので、ついついそういうものばっかり食べようとするんだけど、最近はそれを抑えつつ、サラダチキンを加えてタンパク質摂取を心がけるようにしているのだ。

似たようなものに、2ちゃんねる発祥の「鳥はむ」というのがあるんだよね。
そのまま焼くとぱさつきがちな鶏胸肉をおいしく食べる方法として紹介されたもので、胸肉に塩こしょうをして保冷バッグに入れて空気抜きをしてから冷蔵庫で2日間ほどなじませ、その後袋から出して15分ほどお湯でゆでる、というもの。
できあがりがハムのような食感になるので、、熟成させたり燻製したりしていないけど「鳥はむ」と呼ばれているのだ。
その後、派生レシピもたくさん誕生し、大盛り上がりだったんだよね。

これとは別に、料理好きで知られるタモリさんがテレビで紹介した、鶏ささみのおいしい食べ方というのもあるのだ。
これは、沸騰したお湯の中にささみを投入し、すぐに火を止め、鍋に蓋をして1~2時間放置して余熱で火を通す、というもの。
実際にやってみるとわかるけど、ささみがふっくらしっとりとゆであがるのだ!
そのままさいて棒々鶏にしたり、麺類の具にしたり、と使えるのだ。
サラダチキンや鳥はむと違って全く下味がついていないので、さらに使い方のバリエーションは広がるよ。
最近では、鳥はむの最後のゆでる行程をこのタモリ式にするレシピもあるようなのだ。

というわけで、サラダチキン的なものは実は自宅でもそこまで手間をかけずにできるのだ。
サラダチキンを自宅で再現しようなんてレシピもたくさん見つかるし、かなり食材として浸透してきているよね。
とはいえ、袋を開ければそれでおしまいのサラダチキンはやっぱり魅力的。
これからも売れるんだろうなぁ。

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