2023/01/21

流感の捲土重来

今年はインフルエンザがはやっているらしいのだ。
コロナとダブル感染なんて話もあるよね。
なので、インフルエンザところなの両方が同時に検査できるキットなんてのも薬局で売ってるんだね。
コロナだけじゃなく、インフルエンザの予防接種もしましょうといろんなところで見るようになったよ。

コロナがはやってから、コロナの感染対策を徹底したおかげか、ここ最近はインフルエンザの流行はかなり抑えられていたんだよね。
インフルエンザの予防対策に有効なのはなんと言っても手指の洗浄・消毒。
そして、目や口など粘膜のある部位を触らないこと。
インフルエンザウイルスは粘膜から体内に侵入するので、手や指にウイルスが付着した状態で触るとよくないのだ。
ちなみに、かなり早く入り込んでしまうのと、もともとは鼻の奥の粘膜から侵入するので、うがいはあまり意味がないんだそうで。
それこそしょっちゅううがいをしていれば別だけど、そんなに頻繁にできるわけでもないので、それよりは手指の消毒が大事ということみたい。

そして、予防接種。
インフルエンザの場合は型がいろいろあって、どれがはやりそうかを予測した上で複数の型に対応した対応したワクチンを混ぜてあるんだよね。
でも、必ずしもその予測が当たるわけではないのだ・・・。
かつては小中学校での予防接種はマストだったんだけど、インフルエンザワクチン製造には鶏卵が使われることもあって、鶏卵アレルギーの問題から、今は選択制で任意接種だよ。
当たるも八卦、当たらぬも八卦なら打たなくてもいいか、と言うことなんだけど、どんぴしゃではまらなくても、感染したときの症状の緩和(コロナと同じような話)が期待されるので、子どもや高齢者は摂取が推奨されるんだよね。

マスクについてはコロナも同じなんだけど、感染者からウイルスが飛沫で拡散されるので、口や鼻から出たウイルスの含まれる飛沫の拡散を防ぐ、という意味において重要なのだ。
感染を防ぐのではなく、感染の拡大を防ぐ、ということ。
とはいえ、季節性インフルエンザの流行くらいではそこまでマスクは普及していなかったよね。
むしろ花粉症対策では広まったけど。

インフルエンザの場合は、感染症予防法の5類感染症で、2類相当のコロナみたいに感染を理由に入国拒否をしたりはできないんだけど、感染が確認されたら登校・出社してはいけないのだ。
これは感染力が強くて集団感染につながりからで、人混みに行かないようにする、定期的に換気する、なんてのが求められるのはまさにこのため。
全数把握対象になっているから、病院や保健所で感染が確認されると都道府県を通して国に報告されるんだよ。
なので、毎年どれくらいはやっているかのデータがあるのだ。


で、これらの対策は基本は同じように飛沫感染するコロナと一緒。
なので、コロナ対策をしていると、そのままインフルエンザ対策にもなっていたのだ。
そのおかげもあってここ2年くらいはインフルエンザの大きな流行はなかったのだけど、ここに来てまたはやりだしたのだ・・・。
これの意味するところは、単純に考えて、コロナ対策がだれてきてなおざりになってきた、と言うことなんだろうね。
ということは、インフルエンザの流行は、そのままコロナ対策の不十分さを示している可能性が高いんだよね。
コロナの感染も全く減っていないけど、今一度気を引き締める必要がありそうなのだ。

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