2008/06/07

ハナショウブ2

今日はこの季節の代表的な花のハナショウブを見て来たのだ。
小岩菖蒲園と堀切菖蒲園で見たんだけど、きれいなものだねぇ。
様々な色、形なのだ。
前にもハナショウブとアヤメ、カキツバタの違いについて調べたけど、今回はハナショウブについてもう少し調べてみることにしたのだ。

ハナショウブはアヤメ科の植物で、葉っぱなんかがサトイモの仲間のショウブににていて花を咲かせるのでハナショウブと言うのだ。
もともとは川縁なんかの湿ったところに自生していたノハナショウブを江戸時代に園芸品種として改良していったものなんだよ。
なので、日本の風土にあった、比較的育てやすい植物になっているんだって。

もともと湿ったところに自生してるだけあって、ハナショウブも湿った土で育てるのだ。
ハナショウブの時期は菖蒲田と言われる水を張ったところに植えてあるけど、水を張るのは花を咲かせる直前から花が咲いている最中くらいで、あんまり長い間水を張っておくと根腐れしてしまうので、常に湿っている程度でよいんだって。
水中にも生えているカキツバタよりは乾いている方がよいようなのだ。

多年草なので数年楽しめるんだけど、2~3年おきに株分けしないといけないんだって。
花の咲いている時期か咲き終わった直後くらいがよいらしくて、土から引き抜いて、文字どおりふたちに裂くようなのだ。
で、また湿った土に植えるというわけ。
もともとノハナショウブは趣旨をまわりに飛ばして世代交代しながらより生育条件のよいところに広がっていくんだって。
で、あんまり大株にはならずに、ある程度大きくなるとかえって衰弱していってしまうようなのだ。
これはいわゆる連作障害が出るからみたい。
ハナショウブが生えることで土の性質が変わってしまって、だんだんと適さなくなってくるのだ。
これは園芸品種になってからも同じなので、株分けをしたり、土を掘り返して上げたりする必要があるそうだよ。

そういう手間はあるわけだけど、江戸時代から園芸植物として育てられてきただけあってかなりノウハウは蓄積されているので、きちんと勉強してやればそんなに難しくないようなのだ。
洋ランなんかは難しいと言うけど、こっちは素人でもそれなりに楽しめるみたいだよ。
ボクも自分で家を建てて、さらに庭を造れるようなスペースがあったら、池と菖蒲田を作ってみようかな?
ま、夢のまた夢かもしれないけど(笑)

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