2009/05/02

間取りにとまどう

このところ結婚準備の一環で新居を探すべくネットで不動産情報を検索したり、街で不動産屋さんを見かけるとついつい物件に目がいくようになったのだ。
で、いざ調べてみると意外によくわからないのが間取りの記号。
間取り図からある程度想像はできるけど、きちんとはよくわからないので、この際調べてみたのだ。

よく見かけるのはK、DK、LDKだよね。
Kはキッチン、DKはダイニングキッチン、LDKはリビングダイニングキッチンのことだというのは誰でも知っているのだ。
でも、その違いってちょとあいまいだよね。
Kはその名のとおりキッチンが居室とは独立しているということで、これがDKのダイニングキッチンになると食事をするスペース=食堂(dining room)がくっついているのだ。
これは和製英語で、戦後に公団住宅に取り入れられて一気に広まったそうだよ。
それまでは台所は居室や茶の間からは離れたところにあったし、広いお屋敷だと風呂・台所などの水回りは母屋とは別棟だったりしたよね。
狭いスペースに家族向けの間取りにするべく日本で開発されたのだ。
で、食事をするスペースにさらにいわゆる「居間」の機能がプラスされるのがLDKのリビングダイニングキッチン。
居間(living room)と食堂(dining room)と台所(kitchen)の合成語だよ。
米国だとこっちが多いけど、いわゆる普段いる部屋=茶の間の洋風版だよね。

現在の不動産業界では、6畳未満がK、6畳以上10畳未満がDK、10畳以上がLDKとなるみたい。
でも、実際には広さだけじゃなくて、部屋の形状とか、カウンター形式になっているか、独立しているかなどでかなり様子は違うので、一概にどれがいいとか、どれが広めとかは言えないんだよね。
こえばかりは間取り図を見たり、部屋を見ないとなんとも言えないのだ。
ちなみに、一部屋に独立していないキッチンがあるのがワンルームで、これは1Rと表記されるのだ。

もう少し難易度が上がると、Sという表記があるよね。
これは最近多いみたいだけど、サービスルームの略。
サービスルームは建築基準法上は「部屋」とは言えないので扱いは「納戸」と一緒らしいんだけど、少し狭めのなんでもスペースという感じで着いていることが多いよ。
窓がなかったり、あっても小さいので採光や通風が十分でないということなんだって。
でも、押し入れのように使うというよりは、寝室の代わりに使ったり、書斎代わりに使ったりという居住スペース的な使い方が一般的なようだよ。
一室あるとまでは言えないまでも、あればそれなりに使えるというものなのだ。

で、これらの表記とは別にまぎらわしいのがロフトとメゾネット。
ロフトは屋根裏部屋のことで、天井がなく、直接屋根の下にあるものなのだ。
でも、住居の場合のロフトはちょっと違っていて、天井の高い部屋で部屋の一部にでっぱりがあるような感じで中2階があるようなイメージ。
部屋が二段ベッドのように重なっているんだよね。
一方、メゾネットは完全に部屋が二層になっていて、階段でつながっているのだ。
一戸建てのような感じで使える集合住宅の形態だよ。
ロフトだと無駄なスペースが出てくるけど、こっちはフルに二階部分が使えるわけ。
でも、ロフトだと天井がちょっと高めくらいでよいけど、メゾネットはきっちり2階分高さがないといけないのだ。
好みにもよるけど、きっちり寝室を分けたい場合はメゾネットがよいけど、ロフトの方が使い勝手がよかったりするんだよね。

というわけで、なかなか物件を見る目も徐々に養われてきたのだ。
でも、やっぱりこの世界は奥が深そうだよね。
同じ畳数でも京間と江戸間では広さが違うし(江戸間の方が狭いよ!)、水回りの配管とか窓の位置、ドアの位置なんかにも使いやすさがあるし。
できるだけ好みの部屋を見つけるのは、その辺もばっちりと勉強しないといけないのだ!

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