2011/07/09

クールビズのおともに

最近クールビズを実践して、ノーネクタイの開襟シャツで働いているんだけど、正直断然涼しい、っていう感じにはならないよね(笑)
ボクはシャツが張り付いて気持ち悪くなるのでYシャツの下にTシャツを着るようにしているんだけど、汗がたっぷり出るとやはりびしょ濡れになって着心地は悪くなるのだ・・・。
Yシャツだけの場合よりはましなんだろうけど。
でも、最近は技術力でそこもかなり改善されるんだよね。

それが、速乾シャツ♪
汗をぐんぐん吸い取って、でも、すぐに蒸発させるので常にさらさらの着心地。
ボクも持っているけど、確かにこれはすごいのだ。
シャツがべとつかないので涼しさもアップだよね。
やっぱりクールビズはこっちもセットじゃないと。

で、この速乾シャツだけど、ものすごく細い化学繊維でできているのだ。
通常ポリエステルやナイロンといった化学繊維は水を吸わないので、汗をかくと着心地がめちゃくちゃ悪くなるよね。
シャツと体の間を汗が流れていく感じ・・・(ToT)
ところが、この速乾シャツの場合は、細い繊維で編み上げることで、毛細管現象を利用してぐんぐんと汗を吸い上げるのだ。
顕微鏡で見たらわかると思うんだけど、細い繊維がからまって細かな隙間がたくさんできているのだ。
そこに水(汗)がしみこんでいくというわけ。
さらに、繊維が十字型になっていたり、繊維に細かい溝がほられていたりと、毛細管現象による吸水力をアップする工夫がしてるんだって。

ところが、速乾シャツのすごいところは汗を吸うだけではないのだ!
吸った汗をどんどん蒸発させていくからこそさらっとしているんだよね。
その秘密はやはり化学繊維を使っているところにあるんだ。
化学繊維は綿なんかの天然繊維と違って繊維自体が水を吸わないのだ。
なので、吸った汗は繊維と繊維の間にたまるわけ。
で、この繊維は細かったり、十字型だったり、溝がほってあったりして表面積を稼いでいるので、より蒸発しやすくなっているんだ。
すると、すったそばから蒸発をしていくというわけ。
繊維の中に水が残らないから、すぐに乾くんだよ。

さらに、多くの速乾シャツは生地が多層構造になっていて、吸った汗はどんどん表面に近い層に移っていくのだ。
すると、肌に触れている面はそんなにぬれていないんだよね。
さらに、表面加工もしてあって、細かい凹凸があるので、多少ぬれていてもべっとりと肌につくことはなく、さらっとした肌触りになるのだ!
最近では、繊維に表面加工して抗菌にしたりもしていて、汗のにおいの原因となる微生物の繁殖を防いでいるんだ。
もともと汗のにおいは、汗に含まれる皮脂などが微生物に分解されて出てくるにおい物質が原因なんだけど、水分がどんどん飛んでいくだけでかなり雑菌の繁殖は抑えられるんだよね。
なので、においも抑制できるのだ。

で、すごいようだけど、これって実はステテコと同じ原理(笑)
ズボンの下にはくステテコは、綿を平織りにして横糸を強くねじっておくことで「ちりちり」に縮ませたもの。
これにより、生地表面に凹凸があるので、肌にべっとりとくっつかないし、表面積も稼いでいるので、吸水性に優れているのだ。
さらに、比較的水分を蒸発させやすいので、わりとさらっとしているんだよね。
化学繊維でなくても、ほぼ同じ原理で速乾性と涼感を実現しているのだ!

確かにこの時期はYシャツが張り付くのもいやだけど、ズボンがべっとりとくっつくのもいやなんだよね(>o<)
なので、今年の夏は、上半身は最新技術の速乾シャツ、下半身は明治からの伝統のステテコで涼しく過ごすのがよいかも。
それにしても、意外とむかしのものって科学的に妥当なんだよね。
それをわざわざ最新技術を駆使して再現するっていうのもおもしろいのだ。
さすがに上半身はちりちりのシャツを上に着るわけにはいかないので、やっぱり速乾シャツが必要だけどね。

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