2013/08/10

Tの魅力

ボクは紅茶よりはコーヒー派なのであまり使わないけど、職場のお茶スペースにはいろんなティーバッグがおいてあるのだ。
紅茶も茶葉の種類やフレーバーでいろんな種類があるよね。
ティーバッグだと1回分ずついろんなものが楽しめるのが魅力なのだ。
お湯を注ぐだけで簡単だしね。

で、このティーバッグ、実は偶然から生まれたものなんだって。
すでに有名な話としてその経歴(?)は明らかにされていて、時は1908年、場所はニューヨーク。
コーヒーの貿易商をしていたトーマス・サリバン氏が、コーヒーの売れ行きが悪く、紅茶に手を出したのが始まり。
当時はお茶のサンプルはブリキ缶に入れて送るのが主流だったんだけど、お金がないので絹の袋に入れて送ったそうなのだ。
でも、送られた方はそんなのは見たことないわけで。
どうしたらよいかわからず、そのままお湯を注いでしまったとか。
するとあら不思議、紅茶がきれいに煮出せるじゃありませんか!
茶葉を濾す必要もないし、後で袋を取り出せばポットを洗うのも楽ちん♪
ということで、1920年代には米国中に広がっていったみたい。

英国では伝統的な淹れ方が主流で、ティーバッグには距離が置かれていたみたいなんだけど、今ではかなり広がり、英国で消費される紅茶の8割以上がティーバッグと言われているのだ!
1960年代以降に広まったというから、米国文化が世界を席巻した後のことなのかな?
ちなみに、日本や米国、欧州のほとんどでは1杯分ずつの地位名ティーバッグが主流なんだけど、英国やカナダでは複数人分をいっぺんに入れる大きなティーバッグが主流とのこと。
ティーバッグは使っても、なおティーポットで入れたい、ということなのかもね(笑)

最初こそ絹の袋だったけど、何も使い捨てにするのにそんな高級な布は必要ないわけで、やがてそれは綿に変わるのだ。
そして、合成繊維や不織布なんかが出てくると、そっちに取って代わられることになるよ。
形も進化していって、最初は単にてゃばを放送していただけなので本当に袋に入っているだけだけど、やがておいしく、きれいに紅茶が抽出できるように工夫されていくのだ。
ポットに入れるタイプとして、円形のティーバッグが生まれ、今度は、すぐに取り出せるようにひもがついたり。
袋の形状も、普通に折りたたんだ四角いタイプから、中で茶葉が動けるように隙間を作るために三角錐型になったりと様々。

で、紅茶だけじゃなくて、緑茶やハーブティー、中国茶なんかでもティーバッグが増えてきているよね。
ところが、いわゆる「茶」カウントされるものはそうなんだけど、コーヒーの方はなぜかそうなっていないのだ。
粉状の溶かすだけのインスタントコーヒーか、簡易にドリップするタイプしかないよね。
ティーバッグ上のものの中にコーヒーの粉が入っていてもいいような気はするんだけど・・・。
逆に、粉タイプの紅茶ってほとんどないよね。
ミルクティーでお湯を注ぐだけの粉はないことはないけど。
これは何か理由があるのかなぁ?

最後に、おいしいティーバッグでの紅茶の淹れ方をひとつ。
リプトンの公式ページによると、ティーバッグをゆすったり、押したりすると渋みが出るので、ゆっくりと出し入れするのがコツとあるよ。
あらかじめカップを温めておいて、そこに沸騰した熱湯を投入。
カップの縁からゆっくりとティーバッグを滑り込ませ、1~2分待つのだ。
ふたがあればより香りが楽しめるとか。
で、出すときも慎重にゆっくりとティーバッグを引き出す。
アイスの場合は、ポットで同様に人数分のティーバッグを使って作るんだけど、氷の分濃いめに作るんだって。
というわけで、ボクはあまり飲む機会はないけど、今度やってみようっと。

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