2019/11/09

四半世紀ぶりのリニューアル

ボクはあんまり食べないので興味がないんだけど(笑)、マクドナルドのフィレオフィッシュがリニューアルするそうなのだ。
製造プロセスを見直すことで、より高品質にするんだって。
ポイントは冷凍の回数。
冷凍・解凍の回数を減らすことで、風味よくするんだって。
具体的には、メインの具である白身魚フライの製法を見直すのだ。

フィレオフィッシュは、マクドナルドでは唯一と言っていいほどのシーフードメニューで、そのために不動の人気のあるメニューの一つなんだよね。
米国でのこと、敬虔なカトリック教徒は金曜日に肉食を避けたり、復活祭前の40日間は肉食をしなかったり、ハンバーガーの売り上げが落ちることがあったらしいのだ。
そこで、魚のフライのサンドイッチをヒントに、魚のフライを使ったハンバーガーを作ってはどうかという発想でできたのがフィレオフィッシュ。
これが人気が出て、全国展開され、日本にも来たらしいのだ。

むかしから、材料の魚がなんなのか、というのが話題になるんだよね。
米国で広まったときはタイセイヨウダラが使われていて、日本では、マダラや深海魚のホキ、メルルーサなどが使われていたんだ。
今回のリニューアルに当たっては、アラスカ産のスケソウダラを使う、ということが発表されているよ。
もともとホキは漁獲量が減っていて資源管理の観点から問題視されていたこともあって、より持続可能な材料となるスケソウダラが選ばれたみたい。

従来は、アラスカで獲れたスケソウダラを冷凍してからタイに運び、そこで骨や皮を取り除くとともに、成型してから再冷凍。
これに衣をつけて日本に出荷していたんだって。
リニューアル後は、アラスカで獲れたスケソウダラはその場で骨や皮を処理し、成型。
これを冷凍してタイに運び、タイで衣をつけて日本に出荷するのだ。
こうすると、冷凍・解凍の回数が減るので風味が失われにくいのと、二酸化炭素排出量を減らす観点でも大きな進歩なんだって。
ようはアラスカに切り身の処理工程を持ってきた、ということだよね。
おそらくこれまでは安い人件費により、タイで加工していたんだろうけど、タイにおける人件費の高騰や自動化工程の導入により、獲れたてを加工してもさほどコストがかさまないようになったと思われるのだ。

今月中に完全にリニューアルされたフィレオフィッシュに置き換わるらしいよ。
ボクはほぼほぼ食べたことがないので違いはわからないだろうけど(笑)
よく食べていた人だとわかるのかな?
魚の種類が変わった、なんて声もかつてはあったから、ヘビー消費者であれば違いがわかるのかも。
すでにネットでは本当に変わったのか味を確かめてみた、なんて記事も出始めているね。

ちなみに、フィレオフィッシュにはマクドナルドなりのこだわりがあるんだって。
ひとつは、バンズは焼かずにスチームしたものを使うことで、ふっくらとした食感を出すこと。
二つ目は、オリジナルのタルタルソース。
最後は、フィレオフィッシュに使うスライスチーズは、チーズバーガーのものと同じなんだけど、半分に切ったサイズのもの、ということ。
チーズが多すぎない方がおいしいんだって。
タルタルソースがあるから、チーズが多すぎるとしつこくなるのかな?

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