2024/03/16

いわゆる一般的な

 最近ちょっと話題になっているけど、来年から、いよいよキラキラネーム(旧DQNネーム)が規制されるようになるのだ!
世の中はだいぶポジティブに受け止めているみたいだよね。
これでかわいそうな子は減るんだ・・・。
「泡姫(ありえる)」とか「金星(まあず)」とかはさすがに問題あるしね。
「悪魔ちゃん」以来くすぶっていたこの問題もやっと決着しそう。


これは、戸籍法の改正によるもので、令和7年6月8日施行で、戸籍法第13条が改正され、これまで戸籍上は必須ではなかった氏名の振り仮名を記載しなくてはいけなくなったのだ(第一項)。
しかも、この読み方は、「氏名として用いられる文字の読み方として一般に認められているものでなければならない」とされているよ(第二項)。
具体的には、「氏名の振り仮名に用いることができる仮名及び記号の範囲は、法務省令で定める」となっているので(第三項)、今後しめされていくことになるはずだよ。
この改正自体は、マイナンバー法等の一部改正法(令和5年法律第48号)による戸籍法の改正。
マイナンバーカードには戸籍上の指名が記載されることになっているけど、これにより、その振り仮名も合わせてマイナンバーに記載されるようになるのだ。

で、この経過措置として、現在いっさい振り仮名が記載されていない戸籍に振り仮名を追加する必要があるのだ。
これはこの施行日から1年以内ということになっていて、基本は「一般的な読み方」で記載されることになるんだけおd、現時点で、「一般的でない読み方」をしていて、それを継続したい場合は、個別に振り仮名を届出できる、という仕組みになっているよ。
つまり、「光宙(ぴかちゅう)」君の場合、「光」で「ぴか」は一般的な読み方ではないので、放っておくとこの振り仮名は登録できないのだ!
なので、令和8年6月7日までに「ぴかちゅう」という振り仮名を登録する必要があるよ。
その際、「光宙」で「ぴかちゅう」と呼びならわしてきた実績を示す書類が必要なんだって。
これは、既得権益は保証するけど、このついでに新たに変な読み仮名を登録させないため。

逆に言うと、漢字は普通だけど読み方だけが変な場合は、このときに「一般的な読み方」に直せるわけだね。
「太郎(まいける)」なんて例があるみたいだけど、これは「まいける」にこだわらず、「たろう」でよいということなら、この際「たろう」を正式な読み方として登録できるようになるわけだ。
漢字の字面からしてシャイニングな場合はそうもいかないわけだけど。
ちなみに、いったん読み仮名が正式に登録されると、その変更には、これまでの氏名変更の手続きと同様の家庭裁判所の許可がいつyouになるので、注意が必要。
普通とちょっと読み方が違うんだけど、気に入っている、みたいな場合は、きちんと読み仮名の届け出をしておかないと危ないよ。
(最初の1回だけはミスもあるので許可なしで訂正できるようにはするみたい。)

この作業、膨大な作業が発生しそうだけど、届け出の受付は郵送のほか、マイナポータルでもできるようにするらしい。
この、ほぼほぼ使わないアプリをまた使う日が来るとは。
マイナンバーカードの普及率を考えれば、郵送や窓口受付が殺到しそうだから、デジタルにできればその方が安心な気がするなぁ。
まだちょっと先の話だから、忘れないようにしておかないと。

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