要チェックやで!
子供のころからインスタント麺がけっこう好き。
カップでも袋でも。
で、スーパーであたらしい味を見つけたり、好きなブランドが安売りになっていたりするのを見かけると、ついつい買ってしまうのだ。
長持ちするし、って。
でも、よくよくパッケージを見てみると、実はそこまで長期保存できないので。
通常の場合、カップ麺は製造から6か月で、袋麺は少し長くなって8か月・・・。
1年以上もつわけではないのか。
一方で、もう少し伝統的な乾麺のそばやうどん、素麺を見てみると、もっと保存可能期間が長いんだよね。
そばやうどんは1~2年、素麺は3年以上なのだ(揖保乃糸なんかは3年半)。
なんでだろうと思うよね。
で、ちょっと調べてみたのだ。
端的に言うと、どうも残っている水分量が多ければ多いほど保存期間は短く設定されるみたい。
逆に言うと、素麺は一番乾いていて、インスタント麺はそこまで乾燥していない、ということなのだ。
素麺は細いから別としても、パスタや乾麺はゆでるのに5~10分かかるのに対し、インスタント麺はデフォルトで3分、長いものでも5分だから、麺自体に違いはありそうなのだ。
乾麺だとゆで時間が足りないと芯が残るから、やはりインスタント麺は乾燥度合いが低いのかもね。
と思ったのだけど・・・。
AIさんによると、そうでもないらしい。
乾麺の水分量は14%以下となっているのに対し、インスタント麺の場合は、フライ製法だと3~6%、ノンフライ製法でも10%前後。
つまり、水分量で保存期間が影響されるなら、乾麺の方が短くなくてはいけないのだ!
でも、インスタント麺の方が「もどり」やすいということは考慮する必要があるのではないか?
短い時間で「もどる」ということは、それだけ水分を吸収しやすいから、仮に少しでも水分(湿気)があると劣化しやすくなるという性質なのではないか。
そう考えると、ちょっと保存可能期間が短くなるのはあるかもしれない。
それと、今回問題視しているのは「賞味期限」なので、食べられる・食べられないというぎりぎりの判断ではなく、おいしく食べられるかどうか、という視点。
この視点でいうと、時間がたつと酸化して劣化する油も重要なのだ。
確かに、フライ製法の方がノンフライ製法よりも風味が損なわれる経時劣化が大きいと言われているのだ。
でも、そうすると素麺なんかは油を塗りながら伸ばしているわけで、もっと短くなるはず。
なのに、素麺は一番賞味期限が長く、なおかつ、「熟成」といって製造から時間がたったものの方がおいしいとまで言われている・
ということは油の問題でもなさそうだ。
そこでふと気づくのは、「たれ」の存在。
そう、おそらくはこれが問題なのだ。
粉末スープにせよ、液体スープにせよ、インスタント麺には味をつけるものが付属くしているのだ(初期型のチキンラーメンのように麺にしみこませているものもあるけど。)。
醤油などの調味料単品の賞味期限は1~2年だけど、ラーメン全体の風味という点では、いろんなものが混ぜられた結果短くなっているのではないか?
比較対象として、液体のめんつゆの賞味期限を調べてみると、開封前の賞味期限は1年ほどのよう。
これは乾麺に比べると短い賞味期限だから、やはりこちらに引きずられている部分はあるだろうね。
というわかえで、保存可能期間だけ考えると、素麺がいいわけだけど、けっきょく麺つゆが長持ちしないから、塩味で食べるということでもしない限り、乾燥麺の保存食はせいぜい1年くらいと考えるしかないね。
缶詰のように数年もつと考えてはいけないのだ。
というわけで、賞味期限前においしく食べるために、しっかり日付は確認しておこう。
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