2008/04/05

インド+イギリス=日本

ボクはカレーパンが大好物なのだ。
あんパンも好きだけど、やっぱりカレーパンが一番!
大学生の頃はそれこそ毎日のように食べていたのでほぼ主食だったんだよ(笑)
米国に留学していた頃は食べられなかったので、今日ひさびさに食べることができたんだ。

あんパンなんかは由来がはっきりしていて、銀座の木村屋で日本人の口に合う独自のパンとして考案され、幕末の三舟の一人、山岡鉄舟さんを通じて明治天皇の口にも入り、一気に日本中に普及したのだ。
この歴史はよく知られているんだけど、カレーパンはよくわからない、というのが正直なところなのだ。
深川森下には、元祖カレーパンの店として知られるカトレアというお店があって、ここのカレーパンは具も大きくて揚げてあるけどあっさりしていて絶品だけど、本当にここが発祥がどうかは意見が分かれているみたい。
昭和初期に「洋食パン」のなで考案されたものが元祖カレーパンと呼ばれるものだそうだけど、本当のところはどうなんだろう?

カレーパンは惣菜パンの代表選手だけど、揚げパンになっているところも特徴だよね。
最近では焼きカレーパンといって、普通に焼成したパンの中にカレーが入っているようなものもあるのだ。
でも、やっぱり王道は揚げパン。
その揚げカレーパンにも実は2種類あって、揚げパンとドーナツがあるのだ。
原材料はほぼ同じようなものなんだけど、揚げパンの場合はイースト菌で発酵させてあって、ドーナツの場合はベーキングパウダー(重曹)をまぜてふくらませているんだよね。
そこが大きな違いなのだ。
それに、ドーナツの場合はショートニングなんかも使うので、生地がよりさっくりしているんだよね。

カレーパンの作り方は簡単で、生地に冷たくしたカレーを包んで揚げるのだ。
カレーは冷たいとかたまる性質をうまく利用しているんだよね。
揚げたてで食べると、中のカレーがとろとろになっていて、やけどしそうだけどそこがまたおいしいんだよね。
でも、カレーパンに使われるカレーはごはんにかけるカレーよりはとろみが強くしてあって、カレーが液状にもどってパン生地がべちゃべちゃにならないようになっているのだ。
なので、あまったカレーをそのまま生地で包んでもあまりうまく行かないんだよね。
小麦粉なんかでさらにとろみを増す必要があるのだ。

カレーパンはロシアの揚げ惣菜パンであるピロシキに似ているけど、ピロシキを参考にして作られたとも言われているんだって。
でも、その違いは表面のさっくり感。
カレーパンの場合は揚げる前にまわりにパン粉をつけて、さくさく感を増すのだ。
これがおいしさの秘密でもあるんだよね。
電子レンジで温めてしまうとこのさくさく感がなくなるのが残念なんだよね。
ボクなんかはそのまま冷めたものを食べるか、温める場合はレンジで温めてからさらにオーブントースターで少し表面を焼いて食べるようにしているんだ。
そうすると、比較的揚げたてに近い味になるんだよね。

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