2008/03/08

思い思われ、ふりふられ

なんとなくこんなフレーズを思い出したのだ。
これって確かニキビ薬(クレアラシルかな?)のCMに出てくるやつだと思うんだよね。
ボクはもともとそんなにできなかったけど、こっちの大学の授業で一緒になる若い外人の学生さんなんかはけっこうすごいニキビ顔だったりするのだ。
大人になるとあまりできなくなるけど、若いときは気をつけていてもできちゃうんだよね。

で、このニキビというのは主に顔にできる皮膚の炎症で、体の他の場所にもできるんだけど、その場合はただの吹き出物と呼ばれるのだ。
ニキビは皮脂が多く分泌されるところにできるので顔面にできやすいんだって。
毛穴の中には皮脂腺があって、そこから皮脂を分泌しているんだけど、まずこの皮脂が毛穴の中にたまることから始まるのだ。
さらに、毛穴の中に皮脂がたまりだすと、皮膚の代謝ではがれてくる角質も一緒にたまってくるんだって。
で、これが毛穴の中で相当量たまると、皮膚の表面がふくらんで見えるようになるのだ。
毛穴が開いていて白く見えると白ニキビ、毛穴が閉じていて黒く見えると黒ニキビと呼ばれるんだって。

で、この状態になってから、皮膚にもともと常在菌として存在しているアクネ桿菌(Propionibacterium acnes)という最近がたまった皮脂や角質を分解するんだ。
そうすると、脂肪酸などの刺激物質ができて、これが毛穴の中で炎症を起こすのだ。
それで赤くなって、いわゆるニキビになるんだよ。
さらにウミが中でたまってくると黄色っぽくなってくるんだよね。
でも、これを下手に破いてしまうと真皮の方までキズが広がってしまって、いわゆるニキビ跡やあばたが残ることになってしまうのだ。

市販されているようなニキビ薬は、ぬり薬の抗菌剤や抗炎症剤で、ひどい場合には飲み薬でビタミン類が処方されるみたい。
ビタミンBは皮膚の脂質の代謝を助け、Bは皮膚の抵抗力を高め、Cは抗酸化作用により色素沈着を防ぐそうなのだ。
でも、これって実は根本的な治療にはなっていなくて、できたニキビがひどくならないようにしているだけなんだよね。
ところが、一番最初のなんで皮脂がたまるのか、のメカニズムがよくわからないので、ニキビができる原因はまだ不明なんだって。

一般にきれいに洗顔するとよいとか、チョコレートやスナックなどのカロリーの高い、油分の多いものを食べないとよい、なんて言うけど、それもどこまで効果があるのかは不明だとか。
でも、ボクなんかは油っぽいスナックを食べるとニキビができていたような気がするんだよね。
それは「マーフィーの法則」みたいなものかな?
どちらにしても、もう大人になったボクにはあまりできないからあまり気にしなくてもよいのだけど(笑)

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