2008/03/04

Rice Cracker

ボクはおせんべいやあられ、おかきといった、いわゆる米菓が大好きなのだ。
ポテト・チップスなんかもいいけど、やっぱりおせんべいやおかきを食べたくなるんだよね。
これも日本人として生まれたさがかな?
さくさくしていたり、ばりばりしていたりするけど、そういう米菓独特の歯ごたえが好きなのかも。
でも、よくよく考えてみると、おせんべいとかおかきって何が違うのかわからなかったので、少し調べてみたんだ。

調べてみると、おせんべいとおかき・あられの違いは明確だったのだ。
おせんべいは炊いて食べる「うるち米」で作ったもので、通常はうるち米を砕いた粉で作った生地を平たくしてからよく乾燥させ、たれをつけながら焼いて作るのだ。
一方、あられやおかきはおもちにする「もち米」で作るんだって。
あられやおかきの方がぱりっとした感じがするのはそのせいかな?
あられやおかきには揚げたものも多いけど、サクサクした食感を出すにはもち米の方が向いているのかもね。

ちなみに、せんべいという名前でも別にうるち米で作られているわけでも、焼いて作られているわけでもないようなのだ。
例えば、岩手名物の南部せんべいは名前はせんべいだけど小麦粉で作ったものだよね。
駄菓子のソースせんべいも小麦粉から作られているのだ。
よくボクもおやつに食べたサラダせんべいは、もち米で作った生地をサラダ油で揚げて塩味にしたものなのだ。
でも、これらは厳密に言うと「せんべい」ではなくて、名称の中に「せんべい」が入っているだけなんだそうだよ。
よくよく包装を見てみると、「焼き菓子」とか「米菓(おかき)」とか書いてあるのだ。

あられとおかきには厳密な区別はないみたいなんだけど、一般に多きなも尾がおかき、小さなものがあられと呼ばれるみたい。
もともとあられはかたくなったもちを砕いて小さくして、それを大鍋で炒って作るものだったそうなのだ。
そのいるときの音が空から降ってくるあられのぱらぱらという音に似ているのでそう呼ばれるようになったみたい。
ボクは揚げ餅のおかきが大好きでよく食べていたんだけど、あれってカロリーが高いんだよね・・・。
サラダせんべいも揚げたものだけど、どうも焼くのではなくて揚げる場合はもち米が向いているようなのだ。
それに、せんべいは網の上でひっくり返しながら焼くけど、焼いて作るあられやおかきの場合はかごに入れて遠火であぶるんだって。
そうするとゆっくりふくらんできてあの食感ができるみたい。

「やめられない、とまらない」でおなじみのかっぱえびせんの「せん」は「せんべい」だと思うけど、もともとは「かっぱあられ」という名前で発売されていたんだって。
揚げているから「あられ」としたんだろうけど、米じゃなく小麦粉なんだよね。
これは食糧難の時代に開発されたことと関係しているみたい。
「かっぱあられ」に今のようにエビが練り込まれるようになって「かっぱえびせん」が誕生したそうだよ。

それにしても、日本のお米を使ったお菓子は奥が深いのだ。
欧米人から見ればクッキーやビスケットも奥が深いのかもしれないけど(笑)

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