2007/05/25

苦節17年?

ニュースで知ったんだけど、今年は米国中西部で「17年ゼミ」が大量発生する年なんだって。
米国にはおもしろいセミがいて、13年とか17年とかの周期で大量発生するのだ。
発生の時期は地域によりずれているみたい。
このセミは赤い目で、日本のものに比べて少し気持ち悪いのだ・・・。

でも、これはどうも特定のセミではなくて、いくつかの種類セミが同じような現象を起こしているみたい。
なので、○○という種は17年ごとに大量発生する、とかいうものでもないみたい。
といっても、セミは飼育がとても難しい昆虫なので、あまり生態がわかっていないらしいから、何か理由がるのかもしれないけど。
でも、大発生ということは音量も相当なものなのかな?

セミは成虫になってからは30日くらしか生きられなくて、短命なイメージがあるけど、幼虫として3~17年地中にもぐっているから、実は昆虫界でも長命な種類らしいよ。
それにしても、下積み時代が長いんだね。
だから美声なのかも(笑)

セミはオスがメスにアピールするために鳴くんだけど、オスのおなかは空洞になっていて、そこで音を響かせているのだ。
メスの場合はここに卵巣があるんだとか。
うまくできているものだね。

セミの成虫は小鳥やアリ、ネズミ、リスなどのげっ歯類、タヌキなんかにはごちそうで、夏の貴重なタンパク源なんだって。
地域によってはセミを食べる文化もあるんだよね。
日本で蜂の子やざざ虫、イナゴをたべるようなものなのだ。
考えてみれば、エビやカニも昆虫と大してかわらない見かけなんだよね。
何事もイメージだけなのだ。
昆虫は未来の貴重な食糧源として期待されていて、真剣に世界的な食料不足に貢献するかも、と検討されているのだ。
いつしか虫を普通に食べる世の中になるかもね。
そうしたら、セミの声を聞くと、「おいしそう」と思うようになるかもしれないよ(>_<)

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