2007/05/05

こどもの日

今日はこどもの日。
国民の祝日に関する法律」によると、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。」という日で、なんか母の日も混ざっちゃっているみたい・・・。

むかしは「端午(たんご)の節句」と言ったのだ(ただし旧暦の日付なので1ヶ月くらいずれるけど。)。
これは五節句のひとつで、五節句というのは以下のものだよ。

 (1)人日(じんじつ)・・・1月7日、七草がゆの日
 (2)上巳(じょうし)・・・3月3日、ひな祭り、桃の節句
 (3)端午(たんご)・・・5月5日、こどもの日
 (4)七夕(しちせき)・・・7月7日、たなばた
 (5)重陽(ちょうよう)・・・9月9日、菊の節句

いずれも邪気を払い、すこやかな生活を祈る風習で、中国から伝わってきたものが日本に根付いたものだよ。
このうち、なぜか「こどもの日」だけは祝日なんだよね。

で、「こどもの日」と言えば鯉のぼりや鎧飾り(こんなのもあるよ。)をかざって柏餅をたべるけど、鯉のぼりは「鯉の滝登り」で竜になるように出世するようにとの願い、鎧飾りは立派な武士になれるようにとの願い、柏餅は柏の葉は新しい芽が出てくるまで古い葉が落ちないことから子孫繁栄(家系がとぎれないように、ということ)の願いが込められているんだよ。
このほかにも、ハナショウブ(花菖蒲)を飾るよね。
これは「尚武(ぶをたっとぶ)」にかけているのだ。

ショウブといえば、似た花でアヤメやカキツバタがあるよね。
どれもアヤメ科アヤメ属の植物なんだけど、似ているようでよく見ると違いがあるんだって。
例えば、アヤメは乾いたところに生えていて、ハナショウブとカキツバタは湿地にあるとか、葉の細脈が鮮明かどうか、花の色がどうか、網目模様があるかなどなど。
咲く時期も微妙にずれていて、一番早いアヤメが5月上旬~中旬、次がカキツバタで5月中旬~下旬、最後がハナショウブで6月なのだ。(旧暦の5月5日ではちょうどハナショウブが咲いているわけ。)
でも、そんなこと言われても、並べて比べてみないとよくわからないよねぇ(笑)
ちなみに、堀切菖蒲園ではみんな植えてあるから、うまく時期を選べば比べられるかも!
でも「いずれアヤメかカキツバタ」なんて言葉があるくらいで、むかしから見分けるのは難しいとされてきたから、わからなくても大丈夫だよ(>_<)dOK!

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