2007/05/18

アメリカンなおやつ

今日はおやつにドーナツとコーヒーをたしなんだ(?)ので、ちょっとドーナツとコーヒーについての雑学を調べてみたのだ。
どっちも米国ではものすごく生活に浸透していて、都会では朝はマフィンかドーナツとコーヒーというライフスタイルがスタンダードみたい。
あんまり自分の家で食べないんだね。

ドーナツは、小麦粉、砂糖、卵、バターなどで作った生地を油で揚げたものの総称で一般的には真ん中に穴が開いていてリング状のイメージだよね。
これは火の通りがよいように、という工夫なのだ。
でも、中にクリームやジャムが入っているのが最近は多いからそうでもないんだけど。
ちなみに、カレーパンもドーナツの1種なんだよ(カレードーナツと書いてある場合もあるよね。)。

ドーナツにはいくつか種類があって、ベーキングパウダーでふくらませるケーキ・ドーナツ、パンのようにイースト菌で発酵させてふくらませるイースト・ドーナツ、水分の多い生地を油の中でリング状に絞り出してあげるクルーラーに分けられるとか。
クルーラーのうち、シュー生地を使うのがフレンチ・クルーラーだそうだよ。
さらに、クッキーみたいにさくさくに作るオールド・ファッションもあるよね。
最近ではもちもちした食感をだしたやつもあるし、クリスピークリームドーナツのようにものすごくやわらかいのもあって、種類は増えてきているのだ。

日本だとドーナツには粉糖がかかっていたり、シナモンがふってあることが多いけど、米国だと、glazedといって独特にシロップにくぐらせて甘いコーティングがしてあるのが多いんだよね。
これで更にカロリーアップなのだ(>_<)
チョコ・コーティングは同じなんだけど、チョコの甘さは米国が断然上だよ!

で、ドーナツによく合うのがアメリカン・コーヒー。
これって浅煎りのコーヒー豆でうすめに入れたコーヒーのことなんだけど、一時期米国でコーヒー豆の値段が急騰して貴重品になったことがあって、うすくてもおいしいコーヒーを飲むための工夫として生まれたものなんだって。
でも、本国のはずの米国では、スターバックスがはやったおかげで濃いめのコーヒーが主流になっているのだ。
いわゆるアメリカン・コーヒーは見かけないんだよね。
ボクはアメリカンをブラックで飲むのが好きなのに。
スターバックスのカフェ・アメリケーヌは、エスプレッソをお湯で割ったもので、アメリカンではないのだ!

で、最近は米国でもiced coffeeといって冷たいコーヒーを飲むようになったんだけど(ここ数年だって)、もともとは熱いコーヒーしか飲まなかったみたい。
アイスコーヒーは日本では非常にポピュラーだけど、それは世界的にめずしいことみたいなのだ。
お湯じゃなくて水で長時間かけて抽出する「水出しコーヒー(ダッチ・コーヒー)」というのもあるけど、これは後で温めて飲むのだ。
米国で冷たいコーヒーを飲むようになったのもスタバが広めたおかげといわれているから、スタバは米国のコーヒー文化をかなり変えたことになるよね。

あと、米国で残念なのは缶コーヒーがないこと。
スーパーでスタバのラテなんかを缶にしたものはあるけど、日本のようないわゆる缶コーヒーはないのだ。
もともと自動販売機が少ないっていうのもあるんだけど。
缶コーヒー好きのボクとしてはこれも残念なんだよね。
ちなみに、缶コーヒーにはコーヒー豆を使っている量で区別がつけられているのだ。
100gのコーヒーで使っている豆の量が5g以上がコーヒー、2.5g以上5g未満がコーヒー飲料、1g以上2.5g未満がコーヒー入り清涼飲料水となるんだって。
しかも、カフェオレのようにミルクがたくさん入っていて、乳固形分が3%を超えるものは乳飲料になってしまうのだ!

米国ではあまり見かけないんだけど、日本ではインスタント・コーヒーもたくさんあるよね。
これは米国で緑茶のインスタント化の研究をしていた日本人がはじめて作ったんだって。
でも、特許は米国人が持っているんだって。
なんでかな?
このインスタント・コーヒーをメジャーにしたのがネスレで、今でも「ネスカフェ」はインスタント・コーヒーの代表的なものだよね。
インスタント・コーヒーはフリーズドライ製法で作っていて、コーヒーを一度抽出してから液体窒素で急速冷凍、その後真空中で一気に水分を蒸発させてしまうのだ。
そうすると、表面がでこぼこで比較的水に溶けやすいコーヒーの粒ができるのだ。
高温の筒の中でコーヒーを噴霧して、一瞬で乾燥させるスプレードライ法というのもあるらしいよ。
でも、実はこうやって粒を作っても、できたものはそのままでは水に溶けづらいので、界面活性剤が混ぜられていることが多いのだ。
そもそもコーヒーをゆっくり抽出するのは水に溶けづらいからなんだよね。

戦時中の日本では、大豆やタンポポの根を炒って代用コーヒーなんてのも作っていたんだって。
ものすごくおいしくないらしいけど・・・。
今では健康食品でそういうのがあるよね。
カフェイン・フリーのものも増えたのだ。

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