2007/05/17

牛乳が苦手?

牛乳を飲むとおなかがゆるくなっちゃうから苦手っていう人はけっこう多いよね。
これは牛乳に含まれている乳糖という糖を分解する酵素が少なくてうまく消化できないので、乳糖が吸収されずに腸内に残り、水を引きつけてしまうために起こるのだ。
「乳糖不耐症」というんだよ。
でも、別に病気とかではなくて、普段から乳製品をよく食べて、乳糖を摂取するようにしていると、だんだんと乳糖を分解する酵素が増えてきて、平気になるのだ。
遺伝的に乳糖を分解する遺伝子が欠損している人の場合は別だけど。

でも、そういう牛乳が苦手な人でも、ヨーグルトやバター、チーズといった乳製品なら平気ということが多いよね。
これは乳糖が少ないからなのだ。
ヨーグルトは発酵する時に乳糖が分解されて乳酸になっているし、バターやチーズは牛乳の中の乳脂肪を集めて加工したもので、乳糖はそのときに上澄みの方に溶けているのであんまり入って来ないのだ。
なので、乳糖が苦手でも安心して食べられるんだよ(^o^)/
まずはヨーグルトとかでならしていくのがよいのかな?
ボクはそれで平気になったよ。

乳糖というのは、牛乳の独特な甘みと風味のもとで、カロリーがわりと高い割にあんまり甘くないのだ(>_<)
でも、乳糖が入るとミルク風味が演出(?)できるので、よくお菓子やジュースには入っているんだよね。
原材料を見てみると、たいていのお菓子には入っているよ。
例えば、「無果汁のイチゴミルク(イチゴオレ)」なんていうすごい飲み物が売られているけど、あの味は、お水に乳糖とお砂糖、少量のクエン酸を混ぜただけでほぼ再現できるのだ。
ようは、酸味と甘みとミルク風味があればいいというわけ。
なんだかそう考えるとさびしいものがあるけどね。

それと、乳糖は錠剤の表面の「糖衣」にも使われることが多いんだよね。
たぶん、甘すぎないところがいいんだと思うな。
薬自体に味があると、砂糖のような甘い等ではかえって全体の味がおかしくなるからね。
この場合はそんなに量もないから、乳糖が苦手な人でも大丈夫なはずだよ。

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