2007/05/22

四つ葉

四つ葉と言っても牛乳じゃないよ。
クローバーの話なのだ。

クローバーはヨーロッパ原産のマメ科の植物で、その和名は「シロツメクサ」。
アニメ「あらいぐまラスカル」のオープニング・テーマ「ロックリバーへ」の歌い出しにも出てくるよね。
「シロツメクサの花が咲いたら、さぁ、行こう、ラスカル♪」って。
クローバーは、家畜の飼料として明治期に日本に導入されたものが野生化したんだって。
でも、その前からガラス製品をつめた荷物のクッション材として乾燥させてクローバーが使われていて、それで「ツメクサ」という名前がついたんだ。
「シロ」は花が白いからだよ。
で、クローバーの四つ葉はめずらしいので、幸運の象徴とされているのだ。

これによく間違われるのがカタバミ
カタバミはカタバミ科の植物で、むかしから日本に生えている草なのだ。
漢方薬にもなるみたいだけど、カタバミはシュウ酸を含んでいるので、家畜の飼料にはあまり向かないみたい。
で、このカタバミも通常は三つ葉なんだけど、四つ葉のものもあって、しかも、それはそんなにはめずらしくないのだ。
なので、道ばたで「四つ葉のクローバー」と思って見つけても、たいていは「四つ葉のカタバミ」なんだよね。

でも、よく見るとこの2つの植物は違っていて、クローバーが葉っぱが丸いのに対し、カタバミはハート型なのだ。
花が咲くと一目瞭然で、花の形も色もまったく違うのだ。
(クローバーは白、カタバミは黄色とか紫。)
道ばたで見つけたら、どっちがどっちかよく観察してみるとおもしろいよ。

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