2007/05/19

おくすりの飲み方

ボクはほとんど病気らしい病気をしないのでお医者さんや薬とは縁がないんだけど、たまたま「目薬のさし方」を思い出したので、他の薬の飲み方も調べてみたのだ。
今は飲む予定もないけど(笑)、知っておけばいろいろと安心(?)だよね。

まずはきっかけになった「目薬のさし方」。
病院で目薬が処方されるとさし方を説明した紙をくれたりするんだけど、ちゃんと正しいさし方って言うのがあるんだよ。
当然、二階からさすわけじゃないよ(>_<)
目薬は、少し上を向いて、1滴だけ目に垂らして、すぐに目をぱちぱちさせるのだ。
で、その後目をつぶって、指で軽く目尻を10~20秒押さえるんだよ。
目をぱちぱちするのは眼球全体に薬を行きわたらせるためで、目尻を押さえるので、涙腺を通って鼻からのどをぬけないようにするためなのだ。
大泣きすると透明な鼻水が出てくることがあるけど、あれは一部は涙なんだよ。
目と鼻の穴はつながっているのだ。
なので、2滴も3滴もぽたぽた垂らしたりしてはいけないのだ。
(市販の目薬ならいいけど、病院で処方されるようなものは成分も強いから正しいさし方をした方がよいのだ。)

続いて、薬を飲む時間について。
「食後」と「食前」はいいとして、問題は「食間」なのだ。
食事の前後があるから、「食間」と言われると食事と一緒に、と思う人がいるみたいだけど、これは食事と食事の間という意味なんだよね。
具体的には、食事後2時間程度のことなのだ。
これは薬の成分や吸収のされ方の違いで、食後に飲むような薬は食べ物と一緒に摂取することで吸収されやすくなったり、食べ物のおかげで胃が荒れなくてすむようになったりするものなのだ。
食間に飲むのは胃が空っぽのときに摂取する方がいいもので、食後2時間位すると胃が空っぽになるんだよね。
これは、食べ物と一緒だと吸収されにくかったり、消化酵素で分解されたりしてしまうものだからなのだ。
食前に飲むのはもっとも空腹のときが都合がいいもので、腸管にも食べ物がない方が吸収がよいようなもの。
食べる直前が一番空っぽだもんね。

で、薬を飲むときって、けっこうお茶とかで飲んでしまうことも多いけど、本当は水で飲むのが正しいのだ。
水で飲むことを想定して有効性や安全性の試験もしているんだよ。
というのも、お茶やコーヒー、牛乳なんかで飲んだりすると、薬の成分と反応して、薬の吸収が悪くなったり、効果が弱まったり、逆に強まったりすることがあるからなのだ。
カルシウム拮抗薬という心臓の薬(狭心症とか不整脈の薬)の中には、グレープフルーツ・ジュースと一緒に飲んではいけないものなんてのもあるんだよ。
貧血のときに飲む鉄剤はお茶と一緒に飲むと吸収率がものすごく悪くなったりするのだ。
というわけで、薬は水で飲もうね。

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