2007/05/23

はしか

最近日本でははしかがはやっていて、小学校だけじゃなく、中高や大学まで学校閉鎖になるほどなんだってね。
で、はしかってよく聞くけど、どんな病気なんだっけ?、ということで、ちょっと調べてみたのだ。

「はしか」は漢字で書くと「麻疹」で、字のとおり「ましん」と読むこともあるのだ。
ウィルス性の疾病で、おたふくカゼや風疹と一緒で、一生に一度はかかると言われているんだよ。
高熱と発疹が特徴で、40度近い熱が出るので小さいころに予防接種を進められるのだ。
でも、日本ではワクチンの接種率は低くて、かつ、ワクチン接種してもちょっと症状は軽くなるけどはしかにかかってしまうことも多いらしいのだ。
海外では時間をおいて2回予防接種したりするみたいだけど、日本ではそれをしないので、「はしか輸出国」なんて非難されることもあるみたい。

はしかには特効薬とか特異的な治療法はなくて、熱を下げたりとか合併症を防いだりとかの対症療法しかないみたい。
それだけに海外では予防接種が重要視されているんだけど、日本では予防接種の副作用の問題とかがあって、今はなかなか強制できないんだよね。
でも、ある程度大人になってからかかると症状が重くなるとも言われているし、あまりに高熱が続くと生殖機能に障害が出ることもあるから、できるだけ予防接種を徹底した方がいいと言われているみたいだよ。
米国では実際に予防接種を徹底して患者数が劇的に減ったというデータもあるみたい。

日本では、「感染症予防法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)」の第5類感染症に指定されていて、感染者が見つかった場合は、7日以内に厚生労働省に届出をしないといけないのだ。
もっと伝染力が強くて、致死性も高い感染症の場合は発見したらすぐに知らせなければいけないんだけど(エボラ出血熱やコレラ、マラリア、鳥インフルエンザなんかがそうなのだ。)、はしかはそういう意味では中間的なものという位置づけだよ。
でも、今回のように集団感染することもあるので、どこでどれだけ発生しているかを把握する必要があるので届出をさせているのだ。

ボクははしかは小さいころに経験しているので、たぶんもうかかることはないと思うんだけど、2度目でもかかることはあるみたいだから、油断はできないみたい。
それに風疹はまだやってないんだよね。
今更こういう病気にかかると大変だから、なんとかかからないでやりすごさないと!

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