2007/06/02

保安官

米国には警察のほかに保安官組織があるんだよね。
でも、どういう仕切りになっているかまったくもって不明なのだ。
で、少し調べてみたわけ。

保安官はもともと治安を守る自治組織として生まれたもので、保安官は選挙で選ばれるらしいよ。
西部時代は荒くれ者がなったりもしたみたいだけどね。
で、当時の保安官は警察業務だけじゃなくて一部司法(裁判に関する仕事)も扱っていて、日本で言うと江戸時代の町奉行の役割に近いのかも。
保安官というのは一番偉い人で、実際には副保安官や保安官代理という人たちが法を執行するんだって。
今でも全米各地に残っているけど、州ごと、群ごとでも役割は異なっていて、一概に何をしているとも言えないとか。
警察みたいな仕事をしている場合もあれば、囚人の搬送や刑務所の管理、令状の送付、ハイウェイのパトロールなど、特定の仕事だけをしている場合もあるんだって。
ますますわからないのだ。
でも、こっちの人も実はよくわかっていないみたい(笑)

警察は後からできた機構で、もともとは保安官を補佐するために組織されたとか。
それが政府の執行機関になって、犯罪の捜査やパトロール、交通規制なんかをするようになったのだ。
でも、この警察も複雑で、米国の場合は州ごとに役割が異なるらしく、階級や発令権限もまちまちなんだって。
警察は地域ごとじゃなくて、メトロ警察や議会警察など、特定の場所・団体に対する警察もあるみたい。
日本の鉄道警察隊や皇宮警察みたいなものだろうね。
さらに、警察のほかにも、連邦捜査局(FBI)や麻薬取締局などなど他にも捜査権を持っている執行機関がたくさんあって、とっても複雑な仕組みになっているそうだよ。

で、けっきょくわかったのは、州ごと地域ごとでまちまちなので、よくわからない、ってことかな(笑)
警察は「お上」だけど、保安官はより住民の方を向いていそう、というのはなんとなくわかったのだ。
選挙で選ばれるくらいだから当然なんだろうけど。

この保安官組織は地域ごとに規模が違うらしいんだけど、少ないところでは数人、多いところでは1万人を超えるとか。
で、全米最大の保安官組織と言われるのがロサンゼルス郡のもので、そこの保安官(一番偉い人だよ。)の名前は「バカ」保安官というらしいのだ(フルネームは、Lee Bacaさん)。
でも、名前とは裏腹に(というか、米国では「バカ」という名前に否定的な意味はないけど。)、人情家として知られていて、住民からとても慕われているそうだよ。
ロス市警と言えばコロンボ警部がいるけど、保安官組織にもすごい人がいたのだ!

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