2007/06/13

睡眠(=_=)zzZ

今朝は久々に夢を見たので、睡眠について少し調べてみたのだ。
世の中には夢を見る人と見ない人がいるけど、どうも「夢を見ていない」というのは「覚えていない」だけで、誰でも夢は見ているものなんだって。
脳波を調べると夢を見ている時の波形が出たりするのでわかるとか。
そのうちSFみたいに夢を画像化する装置ができるといいのにね。

で、睡眠なんだけど、睡眠には大きく分けて浅い睡眠と深い睡眠のふたつがあって、これは寝顔を見るだけで区別できるのだ。
浅い睡眠の時は急速眼球運動(Rapid Eye Movement)というのが起こっていて、まぶたの下で目がきょろきょろと素早く動いているのだ。
なので、頭文字をとってレム睡眠とも呼ばれるんだよね。
この状態は筋肉は弛緩しているけど脳は覚醒しているのとほぼ同じような状態で、夢を見ているのもこのときなんだって。
レム睡眠から目覚めると寝覚めもよく、夢を覚えていることも多いとか。

深い睡眠はこのレム運動がないのでノンレム睡眠とも呼ばれるんだけど、この時は脳も休んでいる状態なのだ。
で、この深い睡眠には脳波の状態でさらにいくつかに分類されるみたい。
この状態は完全に心身ともに休息している状態で、ここから目覚めると寝ぼけて目覚めがよくないそうだよ。
睡眠薬の中には強制的にこの深い睡眠に導く(脳の活動を弱める作用なのだ。)ものがあって、一般に寝覚めが悪くなるのだ。

このレム睡眠とノンレム睡眠は焼く1.5時間周期で交互に出てくると言われているんだ。
なので、うまく睡眠時間をコントロールすると、寝覚めもよくなるというわけ。
でも、それだけじゃなくて、起き抜けに強い光(特に日光)を浴びると体が覚醒を認識して、人間の体内時計もリセットされて、一気に目が覚めるんだよ。
いつまでもだらだらと暗がりにいるといつまでたっても体が起きないみたいなのだ。
ちなみに、統計的に見てみると、7時間くらいの睡眠が一番平均余命が長くなるみたい。
(平均余命というのは現在の年齢からあと何年生きられるかを統計的に調べたものだよ。0歳児の平均余命が俗に言う平均寿命なのだ。)

ことわざで「寝る子は育つ」なんて言うけど、実際にねている間には脳下垂体から成長ホルモンが分泌されることが知られていて、夜更かしすると成長ホルモンの分泌が弱まるとも言われているんだ。
なので、夜早く寝る子は確かに成長ホルモンがたくさん分泌されるので大きくなりやすいというわけ。
あながち適当なことを言っているわけでもないのだ。

睡眠に関する病気としては、不眠症や睡眠時無呼吸症候群なんてのが知られているよね。
不眠症は脳の活動がなかなか静まらなくて眠れない状態になるのだ。
なので、鎮静作用で脳の活動を抑える睡眠薬が使われるんだよね。
その鎮静作用の強さでいくつかの種類に分かれるのだ。
逆に、いつでもdこでも睡魔に襲われてしまうナルコレプシーという病気もあって、この病気は突然の眠気おそわれるからとても危険な病気なんだよね。
自動車の運転中なんかにいきなりねてしまったりしたら大変なことになるのだ。

睡眠時無呼吸症候群は、中年で「寝ても疲れがとれない」と言っている人がよくかかっているもので、名前のとおり寝ているときに呼吸が一時止まるんだよね。
これは首のまわりとかに脂肪がつきすぎて、寝ているときに気道がふさがれてしまうからなのだ。
ダイエットをするとともに、寝方(特に枕の高さ、位置など)に気をつけないといけないんだよね。

そのほか、俗に夢遊病なんて言われるものがあるけど、その中にはレム睡眠行動障害という病気があるのだ。
寝ぼけて歩き回っているようなものなんだけど、レム睡眠行動障害の場合は、普段なら筋肉が弛緩していて行動できないのに、何らかの理由で筋肉が動いてしまうので、夢で見ているのと同じ行動をとってしまうんだって。
本人は寝ているのか起きているのか区別がついていないんだよね。
「金縛り」と言われている状態は、脳はほぼ完全に覚醒しているんだけど、筋肉が弛緩したままで動けない状態なんだ。
ちょうどこの夢遊病と逆なのだ。
夢と現実の区別がつかないと言えば「荘周の夢」の話があるけど、実際にそんな状態は起こるものなんだね。
でも、夢遊病や金縛りじゃ人生の無情さはわからないのだ(笑)

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