2007/06/14

冷やし中華はじめました

日本の夏の冷たい麺類の代表選手といえば、なんといってもそうめんと冷やし中華なのだ。
最近は冷やしタヌキや冷やしキツネのようなそば・うどんや、冷やしてもかたまらない油を使った冷やしラーメンなんてのもあるけど、やっぱり風物詩とまで言えるのはこの2つだよね。
で、今回はこの2つについて少し調べてみたのだ。

まずは冷やし中華から。
冷やし中華は「中華」とは言いながら、日本の料理なのだ。
台湾や香港には似たようなものがあるらしいけど、中国には逆輸入なんだよ。
なんでも、仙台が発祥の地だとか。
これは、中華麺を使っているから中華言うのだ。
マンガ「美味しんぼ」では、海原雄山先生が「中華でもないのに中華を名乗るのはけしからん」と怒っているのだよね(きちんとした作り方をすればおいしい料理であることは認めているんだよ。山岡さんがおいしい冷やし中華を作って食べさせる、という話なのだ。でも、中国産の材料を使った方がよりおいしいと、つめの甘さを指摘されてしまうんだよね。)

冷やし中華には酢じょうゆ系のたれとごまだれがあるけど、ボクはやっぱり酢じょうゆ系だね。
お酢をきかせると暑い夏にもってこいだよ。
で、上にのせるのもチャーシューではなくてハム、それにキュウリとたまご、もやしくらいの庶民派が好きなのだ(笑)
もともとそんなに上品な料理じゃないんだから、庶民的なもので十分だよね。
最近は具にもバリエーションが出てきているし、たれにも種類が増えてきて、さらに発展しているよね。
日本はこうやって外来の食文化をうまく取り込んで独自に発展させるのが得意なのだ。
カレーライスとか、トンカツ・コロッケなんかもそうだよね。

で、次はそうめん。
そうめんの材料はうどんと同じ小麦粉なんだけど、表面に綿実油などをぬってから延ばして作るところが違うのだ。
うどんだと油はぬらないし、生地を仕上げた後に麺状に切って作ることが多いよね。
そこが大きな違いなんだ。
で、手で延ばしたのが高級な手延べそうめん、さらにその後自然乾燥させて熟成させるか、機械乾燥させるかでグレードが決まってくるのだ。
日本にある麺類では唯一乾麺でのみ流通するもので、そういう意味では実はめずらしい麺なんだよね。
お歳暮ではよくもらうけど(笑)

ちなみに、似たもので冷や麦があるけど、むかしは細めのうどんを冷やして食べるのが冷や麦で、製法がそもそも違っていたのだ。
でも、今では製法もそうめんと同じようなものも出てきていて、太さで分けられているんだって。
日本農林規格(JAS)では、 角状の場合:幅0.7mm以上1.2mm未満、厚さ約1.0mmがそうめんで、幅1.2mm以上1.7mm未満、厚さ1.3mm以上1.7mm未満を冷や麦と言うんだって。
丸状の場合は、直径が0.8mm以上1.3mm未満がそうめん、1.3mm以上1.7mm未満が冷や麦。
ボクはなんとなく丸くて細いのがそうめんで、太くて四角いのが冷や麦と思っていたよ。

そうめんは冷たい水の中で泳がせてめんつゆにつけて食べるのが一般的だけど、あたたかいまま食べるにゅうめんもいいよね。
ボクは冬場に食べるにゅうめんはなかなか好きなのだ(^o^)/
沖縄では焼きそばみたいに炒め物(チャンプルー)にするし、お吸い物の具にされることもあるのだ。
けっこうあると便利だよね。

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