漢字で書くとすごい「ホーロー」
最近は結婚のお祝いで「ルクルーゼ」というおフランスのホーロー鍋を贈るのがはやっているそうなのだ。
ボクも名前は聞いたことがあるけど、なんでも、自分で買うには高いんだけど、もらうとうれしい、というものみたい。
ホーロー鍋って言われるとレトロな感じがするけど、「ルクルーゼ」というとその響きがかっこいいよね(笑)
ホーローは感じでは「琺瑯」と書いて、「ホーロー」は別に外来語じゃないのだ。
どうも漢字が難しいからカタカナで書かれるようになったみたい。
でも、なんで「ホウロウ」じゃなくて「ホーロー」となっているんだろうね?
その正体は、鉄やアルミの金属製の食器、容れ物、鍋などの表面に二酸化ケイ素などからなるガラス質の釉薬(ゆうやく)を高温で焼き付けたもの。
陶器は素焼きの表面に釉薬をつけてさらに高温で焼成するわけだけど、その素焼きの器の代わりに金属製の器を使うとホーローになるというわけなのだ。
ホーローでコーティングすると熱の伝導は金属のままに比べて悪くなるんだけど、逆に言うと熱が伝わりにくいから一度温まると冷めにくくなるのだ。
さらに、酸や塩基(アルカリ)にも耐性ができて強くなるんだよね。
鍋や食器にホーローが使われるのもサビや腐食を抑えるためなんだよ。
長く使っているとホーローがかけたところからさび始めちゃうんだけどね。
ルクルーゼはそんなホーロー鍋のブランドで、特殊な三層構造の鍋なのだ。
とても重いんだけど、熱が逃げにくい、焦げつきにくい、材料を入れても温度低下が起こりにくい、という特徴があるんだって。
最後のポイントはけっこう重要で、炒め物や煮物では冷たい材料を入れると全体の温度が下がってしまうんだけど、できれば一定の温度で調理した方がうまくできるのだ。
特に炒め物や揚げ物はそうで、炒め物はで野菜を入れて温度が下がると水っぽくなるし、揚げ物は油の温度が下がると「衣」が外れたり、べちゃべちゃになったりするのだ。
ルクルーゼはル・クルーゼで、ルはフランス語の男性名詞の定冠詞、クルーゼは「るつぼ」の意味なんだって。
高温でどろどろ融かした鋳鉄を型に流し込んで鍋を作るところから名付けたそうだよ。
で、このルクルーゼの人気の秘密は名前のかっこよさではなくて(笑)、機能的なだけではなくてデザインが優れているという点が上げられるそうなのだ。
赤や黄色、緑などの鮮やかな色のホーローで、鍋などのデザインもおしゃれなんだよね。
それで奥様方のあこがれのアイテムになるというわけなのだ。
でも、それだけじゃなくてやっぱり機能的にも優れていてプロの料理人も使っている、というところがさらにブランド力を上げているようだよ。
ボクも米国に来てから毎日料理しているけど、だんだんこってきているので、そろそろこういう道具がほしいかも(笑)
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