むひょっ!?
昨日は1日中氷点下の気温の中、雨が降った後に路面が凍結して大変な目にあったのだ。
で、今朝も滑らないように、と気をつけたんだけど、雨が強かったからか、気温が高めだからか路面は凍結してなかったんだ。
でもでも、ふと公園の木を見ると、なんと氷で枝がポッキーのようにコーティングされていたのだ!
枝に着いた水滴が氷点下の気温でかたまってしまったみたい。
で、その様子を見て思い出したのが、「霧氷」という現象なのだ。
霧氷は氷点下の環境で、空気中の過冷却水(氷点下以下の温度だけど凍らないで液体のままの水)や水蒸気が障害物に接触し、その場で凝結又は昇華して氷になってくっついてしまう現象なのだ。
霧氷には3種類あって、過冷却の水滴からなる霧が木々などに衝突してできる樹氷(蔵王なんかが有名だよね。)、もう少し大きな過冷却の水滴が衝突してできる粗氷、空気中の水蒸気が昇華して木々にくっつく樹霜があるんだって。
ボクは樹氷しか知らなかったけど、水分子の粒の大きさで見た目がだいぶ変わるようなのだ。
樹霜はいわゆる霜で、地面で水蒸気が昇華すると霜、木について昇華すると樹霜なんだけど、まさに木の枝に霜が降りたようになるみたい。
樹氷は英語ではsnow monsterなんて呼ばれるけど、雪のような細かい氷の粒子が付着して枝に葉っぱがもどったようなかっこうになるのだ。
粗氷はもう少し氷の粒が大きくて、層状構造だそうだよ。
樹氷より気温が高い環境でできるるようなのだ。
これと似たようなものが、過冷却の雨が降ってきて、それがものに衝突した瞬間に凝結して、氷となって付着するのが雨氷。
一見雨と区別はつかないんだけど、触れた瞬間に氷になるのだ。
非常に珍しい現象だけど、カナダのセントローレンス川沿岸のモントリオールではけっこう頻繁に発生するんだそうだよ。
なんでも、冷たい空気の層にあたたかい空気の層がサンドイッチされているような状況が必要で、一番上の冷たい空気の層の中で雪やひょうとして降っていたものが、あたたかい空気の層の中で融けて水滴になるのだ。
でも、また急激に冷たい空気の層の中に入ることによって過冷却の状態になるというわけ。
ゆっくり冷えるとそのまま氷としてかたまるんだけど、そういう氷が降ってくる現象は凍雨と言うそうだよ。
雨が当たったそばからかたまっていって、氷のかたまりが成長していくので、独特の景観ができあがるらしいのだ。
あまり体験したくないけど、見てはみたいよね(笑)
空気中の水蒸気が地面に触れて昇華して細かい氷の結晶になるんが霜なんだけど、地中の水分が毛細管現象で地表に吸い上げられ、その過程で冷やされてかたまって氷になるのが霜柱なのだ。
似たようなものだけど、霜は「下りる」というくらいで表面に付着するもので、霜柱は土の中から出てくるものなのだ。
まず水分を含んだ地表の土が凍って、凍っていない地中の水分が毛細管現象で上に吸い上げられないといけないので、霜が降りるときよりもっと温度差がないとできないそうだよ。
土が持ち上げられてしまうので、霜による冷害以上に植物にはダメージがあることもあるんだって。
ボクなんか踏んで楽しんでいたけど、なかなかあなどれないものなのだ。
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