ばなな
米国人はバナナが大好きで、コンビニでもバナナを売っているんだよね。
しかも日本よりはるかに安いのだ。
かくいうボクも、毎朝バナナを食べているんだ。
そこで、少しバナナについて調べてみたのだ。
バナナは熱帯原産のバショウ科の植物で、「木」ではなく「草」なんだって。
茎のように見えている部分は葉っぱが丸まって集まったもので、本当の茎は地中で横にはっているそうだよ。
野生のバナナだとタネがあるんだけど、食用で栽培されているバナナはタネができないので、株分けなどで増やすんだって。
生産性と栄養価はとても高いんだけど、保存性がよくないので、穀物のように主要な食糧とはならず、準じた扱いだそうだよ。
すぐに熟しすぎて黒くなっちゃうから、乾燥させた穀物やイモ・トウモロコシのように長持ちさせられないということなのだ。
バナナチップで補存じておくわけにもいかないしね(笑)
日本では植物防疫法によって未熟なバナナしか輸入できないんだって。
これは完熟バナナには害虫がついている可能性があって、その害虫が国内に進入するのを防ぐためなんだとか。
なので、まだまだ緑色の「青い」バナナを輸入して、倉庫の中で温度と湿度を調節し、そこに成熟ホルモンの働きをするエチレンガスを入れて熟成させるのだ。
適度に黄色くなってきたら市場に出回るそうだよ。
ちなみに、リンゴからはエチレンガスが出ることが知られていて、バナナとリンゴを一緒に置いておくとバナナがすぐに熟れてしまうのだ!
熟れたバナナを食べたいときはリンゴと一緒に置いておくとよいけど、そうでないときはすぐに黒くなってダメになっちゃうから注意が必要だよ!
バナナは熟してくると色が黄色から茶色に変わってくるけど、その過程で茶色の斑点が出てくるよね。
これがシュガー・スポット(Sugar Spot)と呼ばれるもので、食べ頃のサインとも言われているんだ。
バナナがねっとり甘く熟した証拠なんだよ。
でも、ボクは個人的にまだかための、甘みのうすいバナナが好きだから、緑色が残っているうちに食べるけどね(笑)
バナナクリームやバナナシェイクにしたりするときはこのシュガー・スポットの出た完熟バナナがいいんだよ。
完熟バナナをクレープやパイに入れると、クリーム状にとろけておいしいよね。
日本ではもっぱらデザートとして生食されることが多いけど、熱帯地方ではイモのように料理して食べることも多いのだ。
料理用にはそれ専用の種類のバナナがあって、デザート用のものに比べて繊維質やデンプンが多いんだって。
皮のついたままたき火の下に入れて蒸し焼きにしたりして食べるのだ。
焼きイモみたいでおいしいらしいよ。
(普通のデザート用のバナナでも、焼いて食べるとねっとりと甘くとろけてけっこうおいしいよ。)
スープとかにも入れたりするみたい。
バナナは食物繊維と糖分が豊富で、しかも消化によいので、栄養補給にはもってこいなのだ。
マラソンとかでバナナで栄養補給するのはこのためだよ。
さらに、カリウムなんかも多く含まれているので、ミネラルもとれるのだ。
牛乳と合わせると、炭水化物とタンパク質、カルシウム、カリウム、繊維質とかなりバランスのよい食事になるんだ。
朝の忙しいときなんかにはもってこいなんだよ。
むかしに日本では高級品だったけど、今では手軽に手に入る優れた食物なのだ。
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