コンビーフ
昨日の買い出しの時、スーパーでコンビーフを見つけて、少し気になったのだ。
あまりにも大きな缶詰なので買わなかったけど(日本のやつの5倍くらい)、日本ではけっこう食べていたんだよね。
ボクはけっこう好きなのだ。
というわけで、今回はコンビーフについて調べてみたよ。
コンビーフは英語だと「corned beef」で、「塩漬けにした牛肉」という意味なのだ。
で、その名前のとおり、特徴的な台形の缶詰に入っているコンビーフは、牛肉を塩漬けにした後、加圧加熱してフレーク上にほぐし、牛脂で固めたものなんだとか。
欧米では塩漬けの牛肉をそのまま食べることも多いんだって。
日本では缶詰しか知られていないよね。
このコンビーフの缶詰は、カギのような形の器具がついていて、それで缶詰の横の帯状になった部分をくるくると巻いて開けるんだよね。
むかしはいまのようなパッ缶はなかったので、缶切りなしで開けられる貴重な缶詰としてアウトドアで活躍したそうだよ。
けっこう開けるのにコツはいるんだけどね(笑)
途中で帯状の部分が切れてしまって、最後は力業で引きちぎることも多いのだ。
もともとは肉を長期保存するために塩漬けにしたもので、保存用の食料や舟に積む食料として活躍したんだって。
で、そのままパンにはさんでサンドイッチにしたり、グラタンやパスタの具にしたりと、けっこう使い道はあるのだ。
ボクの実家ではキャベツと一緒に炒めて野菜炒めのようにして食べるんだけど、これがなかなかおいしいんだよね。
単純なわりにいけるよ。
冷めると脂が固まってくるので、あつあつのうちに食べるのだ(^o^)/
で、日本だと、ノザキの「ニュー・コンビーフ」っていうのもあるよね。
これは牛肉に馬肉をまぜて作ったもので、日本オリジナルなんだって。
戦後の食糧難の時代に生まれたらしいよ。
なので、海外からはまったくの別物として扱われるとか。
でもでも、このニュー・コンビーフはなかなか優れものなのだ。
というのも、馬の脂はウシの脂より低温で融けるので(「馬油」なんてのもあるけど、馬の脂はヒトの体温で融けるのだ。)、そのまま食べれば口の中で脂が融けてまろやかだし、熱を通して食べるときも、冷めても固まりにくいのだ。
なので、ボクはどちらかというとニュー・コンビーフの方が好きかも。
なんか純粋に牛肉だけじゃないって思うとあれだけど、よりなめらかにするための工夫と思えば、十分に優れものと思うのだ。
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