2007/07/13

はちみつ

ボクは毎朝シリアルを食べているのだけど、そのとき甘みを少し足すために、シナモンとはちみつを少し加えているのだ。
こうすると香りもよくなって、少し甘みも出ておいしく食べられるんだよね。
そこで、今回はその毎日使っているはちみつについて調べてみたよ。

はちみつは名前のとおりハチが集めた蜜だけど、これは花の蜜とは成分が異なっているのだ。
花の蜜をハチが集めただけないんだよ。
花の蜜は薄いショ糖(砂糖:sucrose)の溶液で、ハチはこれを集めるだけでなく、いったん体内に取り込んで、転化酵素(invertase)を加えてブドウ糖(glucose)や果糖(fructose)に分解しているのだ!
で、それをもう一回はき出してはちみつとして巣に保存しているわけ。
この時にビタミンやミネラル、アミノ酸なんかも豊富になるんだよね。
さらに、巣に保存しているときは常に換気を行うので、水分がとんでいってどんどん濃くなっていくのだ。
というわけで、花の蜜を原料に、はちみつという別のものが作られているわけ。

はちみつは同量の砂糖に比べてはるかに甘いんだけど、その分カロリーも高め。
でも、はちみつに含まれる果糖は高温では甘みを感じにくいので、熱いコーヒーなんかに入れるときには注意が必要で、ついつい入れすぎてしまうことになるのだ。
ホットのはちみつレモンも同じだよ。
で、このはちみつは糖の過飽和溶液(通常溶ける以上の糖が溶けている状態)になっているので、いったん冷えたりして糖が析出してしまうと、いくら温めてももとどおりにはなかなかならないのだ。
冷やしても糖が析出しないのは「はちみつ類似甘味料」で、はちみつを加工したものなんだよ(不純物が少ないはちみつは析出しづらいらしいけど。)。

で、このはちみつよりさらに栄養価が高いといわれているのがロイヤル・ゼリー。
これは女王バチを育てるための特別のものなんだよね。
最近の研究で、ロイヤル・ゼリーを食べることで活性化して、女王バチへの発達に寄与する酵素が発見されたという話もあるのだ。
幼虫の時は働きバチと変わらないんだけど、食べるものの違いで遺伝子の発現に違いが出てきて、最終的に女王バチと働きバチという見た目も役割もまったく異なる成虫になるんだ。
なんだか不思議な話ではあるよね。

働きバチというととても働き者というイメージがあるけど、実はそうでもなくて、働いているのは全体の7割くらいで、逆に3割くらいは蜜や花粉を集めることもせず、ぼけーっと巣のまわりをうろうろしているだけなのだ。
おもしろいことに、働きバチの数が減っても、「なまけもの」の働きバチの割合は変わらないんだって。
なので、働き手が少なくなってもさぼっているやつがいるのだ。
でも、これはただ単にさぼっているわけじゃなくて、きっと何か意味があるんだよね。
さぼっている連中がいる方が生存競争に強かったからこそ生き残っていると考えるのが普通なのだ。
ひとつ考えられるのは、スズメバチなどに巣が襲われた時の要員というもの。

アジアにいるトウヨウミツバチ(ニホンミツバチはその亜種)は、オオスズメバチが天敵なんだけど、スズメバチが来ると、スズメバチのまわりを無数のミツバチが囲んで「蜂球(ほうきゅう)」という状態を作るのだ。
この中でミツバチはものすごく動いて熱を発生させて、より熱に弱いスズメバチを撃退するんだ。
内部は45度ほどにもなるなとか。
みんなが幼虫の世話をしたり、花の蜜を集めに行っているといざというときにこの撃退をする要員がいなくなるので、「待機」しているんじゃないかな、って思うんだよね。
ちなみに、西洋にはオオスズメバチのような天敵がいないので、セイヨウミツバチは蜂球を作らないのだ。
さぼっている連中はどうも同じようにいるらしいけど・・・。
他にも何か役割があるのかな?
(セイヨウミツバチの方がはちみつを集める能力が高いので養蜂家はセイヨウミツバチを使うんだけど、蜂球が作れなくて天敵に対抗できないので、今のところニホンでは野生化できていないんだって。)

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