2007/07/03

Spring Rain

今日は夕ごはんに酸辣湯風スープ春雨を作ったのだ。
これがけっこうおいしくできたんだよね。
で、ふと、春雨ってなんじゃらほい?、と思ったので、少し調べてみたのだ。

春雨というのは日本での名称で、中国では「粉絲(フェンスー)」、台湾では「冬粉(タンフン)」というらしいよ。
日本と台湾では季節がずれているんだね(笑)
日本では鎌倉時代ころに中国から伝わり、禅宗で使う食材として普及したみたい。
今では春雨サラダや、スープ春雨、春巻きの具、麻婆春雨などなど、いろいろと食べる機会も多いよね。
カロリーが低くてダイエット食品としてもよく食べられるのだ。

春雨はマメやイモのデンプンを水で練って生地を作り、小さな穴の開いた容器からところてんのように熱湯中に押し出して麺にするのだ。
できた麺は冷やしてから一度凍結させ、それを乾燥させて乾麺にするみたい。
寒天と同じように乾燥させるんだね。
材料は緑豆やサツマイモ、ジャガイモなどが使われるみたいだけど、緑豆のものが一番煮くずれしにくいので、鍋やスープの具にするものとしては緑豆春雨がポピュラーみたい。
スーパーでもよく見かけるよね。
ちなみに、緑豆というのは小さな緑色の豆で、もやしを作るマメでもあるのだ。

で、この春雨とほぼ同じようなものがビーフン。
ビーフンの場合はうるち米を粉にして水で練りながらデンプンを抽出して生地を作り、それを小さな穴の開いた容器から熱湯中に押し出すのだ。
生麺も食べることがあるけど、やっぱり保存食として乾燥させるのが多いみたい。
米かマメ・イモの違いなんだね。
そのわりにはけっこう食感が違うような気がするのだ。
デンプンがあればいいのであれば、トウモロコシとかでもできるのかな?

どっちも小麦の麺とはまた違った食感でおいしいよね。
つるつるっとしていて、独特の粘りけがあるのだ。
これは麺の「コシ」を出す要素の違いで、ラーメンやパスタ、うどんのような小麦の麺の場合は、グルテンというタンパク質がもちっとした食感を出して「コシ」になるんだけど、春雨やビーフンの場合はデンプンの粘りけが「コシ」になるんだよね。
なので、春雨やビーフンの方がねちょっとしていて、かみ切れない感じを与えるのだ。
ヤマトノリもデンプンだけど、まさに糊だからね。
おもちの粘りけと同じようなものなのだ。

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