2007/07/28

ひかげもの

うちの近くのスーパーでは、大根や白菜なんかのアジア系の野菜も売っているんだよね。
中国や韓国からの移民が増えたからかな?
そんな中に、もやしもあるのだ。
大根や白菜なんかはわりと高めなんだけど、もやしはむしろ安いくらいなので、ボクもついつい買ってしまうんだよね。
ボクはあのしゃきしゃきした食感が好きなのだ(^o^)/
というわけで、今回はそんなもやしについて少し調べてみたよ。

もやしというのは、豆を薄暗い風通しのよいところで日光に当てずに発芽させたもののことで、もやしという種類の野菜ではないのだ。
あくまでもそういう育て方をしたものをまとめてそう呼ぶんだよ。
もやしの原料になる豆は、大豆、緑豆、黒マッペなんかで、一晩水につけておいてから、15分くらいお湯につけて殺菌し、その後、水を換えながら数日から10日くらい育てるともやしになるんだって。
もやしの発芽パワーはなかなか強力で、以前、日本テレビの「所さんの目がテン!」で実験していたVTRでは、かなりの重しを上にのせてもずんずん成長して持ち上げていたのだ。
それだけ豆には栄養のもとがつまっているということなんだろうね。
もやし自体もビタミンCが豊富だったりと、栄養面でも優等生なんだよ。
戦中は帝国海軍が潜水艦の中で栽培できる野菜としてもやしを育てていたのだ。
ビタミンC不足で起こる壊血病の予防に重要だったんだよね。

大豆を使ったもやしは韓国料理のナムルなんかでよく見る大きな豆のついている「豆もやし」で、中華料理や韓国料理で使われるのだ。
むかしよく見かけた黒い豆の皮がついたもやしが黒マッペもやしで、いかにももやしという独特の香りがあるんだよね。
生産コストが大豆のもやしよりはるかに安かったので、日本では急速に普及したとか。
で、最近よく見かける、熱を通してもしゃきしゃき感が残るもやしが緑豆のもやし。
鍋に入れても、炒め物にしてもおいしいんだよね。
緑豆は春雨の原料にもなる豆なのだ。
別にこの3種類の豆でなくても、原理的にはもやしは作れるはずなのだ。
きっと味がよくないとか、生産コストが高いとかの理由で見かけないんだろうね。

マンガ「美味しんぼ」でもそんな話があったけど、もやしを料理するときは、先端のひげと豆の部分をとると食感が増し、雑味も少なくなるそうだよ(「美味しんぼ」では、スープに入れるもやしのひげをとると格段においしくなる、という話だったのだ。)。
いちいちそんなことやっていられないけど(笑)
でも、炒めても、ゆでてもおいしいし、手軽に食物繊維が取れるから便利なんだよね。
これからもきっとお世話になるよ。

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