2007/11/11

よくかんで、さらにかむ

ボクは虫歯の予防もかねて、よくキシリトール配合のガムをかんでいるんだよね。
虫歯予防にどれだけ効果があるかはわからないけど、眠気覚ましにもなるし、あごも鍛えられるのでそっちの面でメリットもあるのだ。
それに、ガムを食べている間は間食しないから、ついつい食べ過ぎてしまいがちなおやつの食べ過ぎを抑える効果もあるんだ(笑)

ガムの正体は樹脂で、今ではサポディラという植物の樹液を煮て作るチクルという天然樹脂が主成分なんだって。
コスト削減やかたさの調節のため、このほかに松ヤニから作られるエステルガム、合成樹脂のポリ酢酸ビニルなどが加えられることがあるんだって(風船ガムにはよくのびるポリ酢酸ビニルが入っているらしいよ。)。
さらに、かみ心地の調整に炭酸カルシウムを加えてかたさを保持するのだとか。
ガムにはかたいのとやわらかいのがあるけど、これは樹脂の比率の違いや炭酸カルシウムの量の違いみたい。

ガムの起源はアメリカ大陸の先住民が樹脂をかんでいたことに由来すると言われているんだけど、これが広がっていって、はじめは味がなく、ただかみ続けるだけのガムが生まれたみたい。
しばらくすると味つきのガムが売られるようになり、すでに19世紀には自動販売機が登場するほどメジャーなものになったみたいだよ。
今ではいたガムや粒ガムなど形状もバリエーションがあるし、味についてはそれこそ無数に存在するよね。
キシリトールやカフェイン、ビタミンなどがはいっているものまであるのだ。

ガムはチョコレートと一緒に食べると徐々に溶けてしまうんだけど、これはガムの主成分の樹脂が油に溶ける脂溶性を持つためなのだ。
チョコレートには多くのカカオ油脂が含まれているので、その中に樹脂が溶けていってしまうというわけ。
チョコレートに限らず、脂っこいものと一緒に食べると同じように溶けてしまうみたいだよ。
油ものを食べた後に食べるとガムがいつも以上にべとべとになるのはこのためなのだ。
焼き肉の後にはガムを食べることが多いけど、油ぎとぎとのお肉を食べた後は一度うがいするとかして気をつけた方がおいしくかめるかも。
ガムは飲み込んでも消化されずにそのまま出てくるので害はないんだけど、半分溶けたガムはあんまり気持ちのよいものではないよね(>_<)

米国の大リーグなんかでは試合中にガムをかんでいる姿を見かけるけど、これは単にお菓子を食べているというわけではないのだ。
ガムをかみ続けていると集中力が増すと言われていて、しかも、ガムをかんでいると、マウスピースをかませたときのように歯のかみ合わせが調整されて、バッティングのインパクトの瞬間に普段以上の力を出すことができたりするのだ。
普通の人はどんなに歯並びがよくてもかみ合わせは完全じゃなくて、そのために100%の力が発揮できないんだけど、マウスピースをかませたりすると、かみ合わせが一致してより踏ん張りがきくようになって最大限の力が出せるようになるのだ。
どこまで効果があるかは何とも言えないけど、ガムにはそういう効果もあるみたいだよ。

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