野菜の煮たの
寒くなってくると野菜たっぷりの熱々スープがおいしいよね。
ボクはもともと野菜が好きなので、この時期は具だくさんの野菜スープをけっこうよく作って食べるのだ。
自分では勝手にポトフとかラタトゥイユと呼んでいるんだけど、どうも本物とはかなり違うみたい。
ボクの作っているのはわりと短時間で好きな野菜を煮るだけの、野菜のごった煮に近いのかも(笑)
ラタトゥイユもポトフもともにフランスの料理で、野菜がたっぷり入ったスープ料理なのだ。
どちらもレストラン出てベルというよりはもっと庶民的な郷土料理・家庭料理といった感じのもので、日本で言うと煮物にあたるのかも。
フランス以外でもドイツやイタリアにも似たような料理があるみたいだから、ひょっとすると、ローマ時代とかそれより前から同じような野菜のスープ料理が食べられていたのかもね。
ラタトゥイユは南仏プロバンス地方の料理で、ナス、ズッキーニ、ピーマンなどの野菜を香草と一緒にオリーブオイルで炒めて、トマトを加えてワインで似たものなんだって。
基本的には野菜のみで作るみたい。
そのままスープとしてパンとともに食べることもあるけど、パスタのソースにすることもあるんだよね。
野菜がたっぷりでヘルシーなので最近はよくパスタソースでもラタトゥイユ風は見かけるのだ。
ちなみに、ラタトゥイユというのは「かき混ぜたごった煮」といったような意味らしいよ。
一方、ポトフはフランスの伝統的な家庭料理で、牛肉や鶏肉、ソーセージなどの肉類とニンジン、玉ねぎ、カブ、セロリなどの野菜を時間をかけてたっぷりに混んだものなのだ。
野菜だけじゃなくて肉類が入っている時点でラタトゥイユとは大違いなんだけど、味付けも香辛料や塩・こしょうのみのあっさりしたものが基本で、トマトは入らないのだ。
トマトは新大陸野菜なので、ポトフの方が古くからあるということだよね。
しかも、野菜はまるのまま煮て、食べる前に食べやすい大きさに切って盛りつけるそうだよ。
その肉や野菜にマスタードなんかを添えながら食べるそうなのだ。
で、スープ、肉、野菜はそれぞれ別に盛りつけるので、現在のフランス料理の基本とも言われるものなんだって。
ひとつの鍋で作ってスープと肉料理と野菜料理の三つに分かれるのだ!
日本のポトフにはよくじゃがいもが入っているけど、これはドイツにある煮た料理のアイントプフの影響かも。
ドイツは土地がやせていて小麦がそんなに多く作れないのでよくじゃがいもを食べるんだけど、このアイントプフはドイツソーセージにじゃがいも、ニンジン、玉ねぎのまさしく日本でよく見かけるポトフの具を入れたスープ料理なのだ。
日本のものはむしろこっちのドイツのアイントプフが入ってきたものじゃないのかな?
ボクはトマト味が好きなので、じゃがいも、ニンジン、玉ねぎ、キャベツをベーコン又はソーセージと一緒にトマト・スープで煮たものをよく作るのだ。
30分くらいしか煮なくてもけっこうおいしいんだよね。
トマトはホールトマト缶を使って、さらに、煮るときに100%野菜ジュースを使うと手軽で簡単にコクのあるスープができるのだ。
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