ショウガを飲め
米国ではもともと清涼飲料水のバリエーションが少なくて、無糖のお茶やコーヒーなんかはないから、自然と炭酸飲料になることが多いのだ。
会議なんかでもミネラル・ウォーターかソーダという感じなんだよね。
しかも、カフェイン・フリーとなるとスプライトかセブンアップ、カナダドライくらいしかないのだ!
ボクはわりとカフェインに過敏で夕方以降に飲むと眠れなくなることがあるので、そういうときはそういうのを飲むようにしているんだよね。
せっかくソーダがあるのに水を飲むはもったいないような気がするから(笑)
で、気になるのがカナダドライ。
カナダドライはコカ・コーラ社が販売しているジンジャーエールなのだ。
ジンジャーエールは名前のとおりショウガの風味が特徴的な炭酸飲料で、通常はショウガで辛みと香りをつけ、カラメル色素で色をつけた、甘いけどちょっとからい、さっぱり系の炭酸飲料なんだよね。
ノン・アルコールだけどビール風の風味もあるので、食前酒の代わりに飲まれることも多いということなのだ。
でも、カナダドライの場合は甘みが強すぎて、あんまりショウガの風味はしないんだよね・・・。
以前、カナダのおみやげか何かで「本場のジンジャーエール」というのを飲ませてもらったことがあるんだけど、それはかなりショウガがきいていて、のどがひりひりするくらいだったのだ!
ジンジャーエールはカクテルの材料なんかにもなるけど、その辛さはストレートで飲むものではないような気もしたよ。
日本にもショウガ風味の飲み物はあって、主に関西でよく飲まれている冷やし飴がそうなのだ(関東では存在自体がほとんど知られていないけどね・・・。)。
ほんのりと甘い麦芽水飴(子右を発芽させたのが麦芽だけど、これを水につけておくと中のアミラーゼという酵素によりデンプンが分解されて麦芽糖ができるのだ。これを麦芽ごとすりつぶして搾った汁を煮詰めると麦芽水飴ができるのだ。)をお湯にといて、ショウガの絞り汁を加えて風味をつけたものだよ。
よくニッキも入っているのだ。
褐色から琥珀色の液体で、風味も麦茶が甘くなったような感じがしないでもないんだよね(笑)
温めて飲む場合は飴湯と呼ばれるのだ。
これにショウガを入れるのは風味付けだけど、麦芽糖はそんなに甘い糖ではないから、ショウガが入るとその辛みで甘さが引き立つという効果があるんだよね。
さらに、ショウガの風味でよりさっぱりするので、冷やし飴として飲む場合なんかは特に後味がさっぱりするのだ。
飴湯の場合はより体が温まるので、どちらにしてもよい効果があるというわけ。
甘酒にショウガを少し入れて甘みを引き立て、体を温める効果を上げるのと同じだよ。
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