こえていこう♪
前から気になっていたんだけど、丘と山の境界ってあいまいだよね。
英語でもhillとmountainで区別しているけど、やっぱり明確な区分はないようなのだ。
標高○m以上が山で、未満が丘とか言われても混乱するだけかもしれないけど・・・。
一般に周囲より高いけど山よりは低くて、比較的傾斜が緩やかな地形を丘と呼ぶようなのだ。
で、丘が続いているような地形を丘陵というんだよね。
でも、ちょっと小高いところでも「山」とか「小山」とか呼ばれる場合があって、そういう地形を必ず丘と呼ぶわけでもないみたい。
確かに、地名では○○丘とか××山なんてのがけっこうあって、だいたい少し小高いところだけど、丘と山は特に高さに関係なく名付けられているような感じだよね。
東工大は大岡山駅と緑が丘駅にはさまれているけど、必ずしも大岡山の方が標高が高いわけじゃないよね(笑)
山は火山が噴火してできたり、大きな地殻変動で地面が盛り上がってできたりするけど、丘の場合はもっと小規模で、断層のところで少し土が盛り上がったとか、川などの浸食の後に取り残されて後に川がなくなったのでまわりより高くなっているとか(これは残丘というらしいよ。)、そういうのでできるみたい。
人工的に作られたものも多くて、少し小高いところが後々古墳とか塚だったことがわかるんだよね。
意外と東京都内には古墳とかが多くて、多摩川・野川沿い、善福寺川沿い、神田川沿いなんかに多いのだ。
上野公園内にも古墳があるよ。
人工的に作られたものとしては、江戸時代後期から明治初期にかけて作られた富士塚なんてのもあるよね。
ボクはけっこう富士塚好きで、登れるところは登ってみるのが楽しみなのだ♪
むかしは旅行が簡単じゃなかったので、富士山に登るのも大変だったのだ。
でも、富士講というのがはやったとき、富士山の形の塚を作って、その塚を登ると富士山に登ったのと同じ御利益がある、なんてされたんだよね。
実際に富士山の溶岩を積み上げて作られたものもあるんだよ。
本駒込にある富士神社の富士塚は大きくて、その頂上に神社があるくらいなのだ。
富士塚なんかは比較的新しいから人工物だとわかるけど、もっと古い時代の信仰の塚で、草なんかが生えてしまうと人工物か自然物かわからないんだよね。
実はそういうところも丘の魅力なのかも。
ひょっとしたらこの下は古墳になっているのかな?、なんて考えるとなかなかおもしろいのだ。
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