2008/01/18

メガネメガネ(@-@)

ボクは乱視が入っているので遠くのものが特にぼやけて、像が二重にも三重にも見えるんだよね。
でも、近くを見る分にはそんなにぼやけないので、普段は普段は裸眼が多いのだ。
パソコンをしたり本を読むときは、裸眼だとちょっとぼやけて目が疲れるので、むしろメガネをかけているんだよね。

乱視の他には近視や遠視があるけど、これらは目の屈折以上で、眼球の中に入った光線がどこに焦点を結ぶかで分類されるのだ。
人間の目もカメラと同じでフォーカスを合わせる必要があって、目の中の毛様体という筋肉を動かして水晶体の屈折率を変え、うまく網膜上で焦点が合うように調節するんだよね。
これを調節力というらしいのだ。
で、眼球の中に平行な光線が入ってきたときに調節力を働かせない状態で網膜の手前で焦点が結ばれる状態が近視で、逆に網膜の奥で焦点が結ばれる状態が遠視なのだ。

近視の場合は遠くのものを見るのにより強い調節力を働かせないといけないので、近くのものは見えやすいけど遠くのものが見えないという状態になるんだよ。
逆に、遠視の場合は遠くのものは見えやすいんだけど、近くのものを見るには水晶体の屈折率を小さくするように毛様体を働かせなくちゃいけなくて、普段から調節力を駆使しないといけない状態のようなのだ。
なので、遠視の人の方が眼精疲労が多くて、肩こりや頭痛になる人が多いんだって。

この調節力は子どものときに最大で、成長するにつれて弱まっていくらしいんだけど、ほとんどの人は子どものころは遠視なんだって。
毛様体の調節力が強くて柔軟なので気づかないらしいのだ。
それが成長するにつれて弱まっていって、徐々に焦点を結ぶ距離が短くなっていくそうだよ。
うまくかみ合うと正視というちょうどいいあんばいで網膜上に焦点が合うようになるんだけど、行き過ぎると近視になってしまうのだ!
子どものころの遠視の度合いが弱いとかなりの近視になるんだって。

で、これが何を意味しているかというと、近視になるかどうかはもともとの遠視の具合に大きく影響を受けるので、これは遺伝的要素が大きいということなのだ。
一般にテレビの見過ぎやゲームのしすぎ、暗いところで本を読むと目が悪くなると言われるけど、それは目が疲れて一時的に視力が落ちるくらいで、それよりも遺伝的要素がかなり強いんだって。
そう言えば、親がメガネをかけていると子どももメガネをかけていることが多いよね。
でもでも、環境要因も否定できなくて、近くばかり見て生活・作業していると、近くのものに焦点を合わせるのに適応してしまって近視になるとも言われているのだ。
必ずしも遺伝的要因だけじゃなくて、ある程度環境要因もあるので、気をつけるにこしたことはないみたい。

一般に目に悪いと言われていることを続けると目が疲れて眼精疲労になるんだけど、こうなると毛様体の調節力が弱まって焦点が合わせづらくなるのだ。
すっとパソコンの画面を見ていると目がしばしばして、しばらく遠くのものがぼやけて見えるけど、それがまさに偽近視なのだ。
この状態は偽近視といわれるようだけど、もともと遠視の人の方が調節力をより働かせているので、偽近視を感じる度合いが強いんだって。
目薬のCMでも疲れ目だと像がぼやけている、っていう描写がよくあるけど、まさにそれなのだ。

乱視はこれらとは少し違っていて、焦点が一点に集中しない状態になっているのだ。
これは水晶体のゆがみで屈折率がずれるからなんだって。
光が二ヶ所で焦線を結ぶのが正乱視で、いわゆる像が重なってぼやけて見えるというのがこれ。
一般的な乱視で、メガネやコンタクトレンズでわりと容易に矯正可能なのだ。
一方、どこにも焦点が合わなくなるのが不正乱視で、角膜の異常で発生することが多いそうだよ。
ハードコンタクトレンズなら矯正できることもあるけど、ひどい場合には外科手術が必要みたい。

最近は視力矯正の外科手術として、角膜の表面を削って屈折率を調節してしまうというレーシックの宣伝をよく見かけるけど、これって実はまだちょっとリスクがあるのだ。
そもそも手術自体が最近始まったことだということもあって、失敗例がけっこう報告されているんだよね。
仮に手術が成功してその場では視力が回復しても、まだ長期的な効果でどうなるかがよくわかっていないのだ。
短期的には視力はよくなるかもしれないけど、長期的にはかえって視力が落ちる可能性もあるというわけ。
豊胸手術のシリコン注入も最近になって弊害が報告されているくらいで、レーシックもそういうリスクがないのかどうかはまだ少しの間様子を見る必要があるのだ。
ボクはコンタクトレンズもこわいくらいなので、レーシックなんてとんでもないけど。

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